「旅のしおり」のつくりかた

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今回はまみぺこさんのブログ『はぁはぁブログ』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://gdgdtrip.jp/?p=1010をごらんください。

「旅のしおり」のつくりかた

「ぼくの生まれた北海道へつれて行きたい」
「北海道のことを好きになってほしい」

恋人にそういわれたときから、とにかく旅行が楽しみでしかたなくて「旅のしおり」をつくってみました。

「旅のしおりのつくりかた」なんてタイトルにしましたがデザインのハウツーではなく、きもちの話をしますね。

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/2.jpg

大人になるとだれもつくってくれない

大人になると「さぁ旅行へ行こう」となっても「旅のしおり」なんてだれもつくってくれませんよね。

学校の旅行には「修学旅行のしおり」が必ずあったけれどいじめられっ子だった私は、修学旅行なんてぜんぜん楽しみじゃなかったから、ぎっしりつまったスケジュールをみて「うっ」となっていた記憶があります。

でも、それでも「旅行」と「旅のしおり」というセットは私のなかに、趣のあるものとしてしっかり心に刻まれていて、当時はぜんぜんときめかなかった「旅のしおり」だけれど、大人になった今こそ、恋人とのはじめての北海道旅行にむけて
めいいっぱいときめく予定をつめこんでつくってみたいな、と思ったのでした。

「旅のしおり」のつくりかた

「みんなでお寿司を食べに行こうよ」
「おともだちと海鮮どんぶりを食べたい」
「ノルベサの観覧車にものりたいな」
「ぼくの母校の北海道大学をお散歩したい」

まずはふたりで「旅行でしたいこと」をゆっくりおはなしする夜があって、そのあとふたりで共有しているDropboxの『北海道旅行』のフォルダにmemo.txtをつくってどんどんテキストにおこしていきました。
それをもとに私がIllustratorでデザインをつくってsample.jpgをいれて。

「しおりのサイズは?」
「A5!」
「いいねいいね」
「もちものリストでしょ、それからスケジュール」
「おみやげリストもね」
「そうだ、ふたりの手書きの字のメッセージものせようよ」

うんうん、こういうのがもう楽しい。

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http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/3.jpg

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http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/4.jpg

本文のフォントは、恋人の名前が「純」なのでモリサワフォントの「じゅん」にしてみました。

「しおりかわいい」の声

できあがった「旅のしおり」の写真をInstagramにアップしたら
「旅のしおりかわいい?」
「ふたりのはじめてかわいい」
「ふたりだけの旅のしおり!いい!」
というコメントとLikeの嵐。

旅行はまだはじまってもいないのに、このときもうすでにはー楽しかった、という達成感がありました。
やっぱり、核にあるものは「しおり」そのものではない。
これはメンタルなものなのだ、と思いました。

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/51.jpg

きもちをつくること

つくってみてわかったこと。
それは「旅のしおりをつくること」は、ただ「しおりをつくること」そのものだけではなく、旅行にむけての「きもちをいっしょにつくる経験」だったよね、ということでした。

デザインをして組んでいたら、できあがるころにはすっかりスケジュールがあたまに入っていて、私の旅行体験はもうすでにはじまっていました。

旅行から帰ってきてからもまた「旅のしおり」をひらいてみたら、思い出のながれの追体験ができて、好きな漫画をくりかえし読むタイプの私にとって、この「なんどもなんども、ふりかえることができる」という点がとても魅力的だと思う。

「しおり」をつくることは、きもちをつくること。
たのしみなきもちを、かたちに。
思い出のあしあとを、かたちに。

執筆: この記事はまみぺこさんのブログ『はぁはぁブログ』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年09月14日時点のものです。

[元記事]

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