東電、無主物を持って行く!・・・環境省が証拠隠滅に荷担か?(中部大学教授 武田邦彦)
今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
※この記事は2013年07月03日に書かれたものです。
東電、無主物を持って行く!・・・環境省が証拠隠滅に荷担か?(中部大学教授 武田邦彦)
2013年7月3日、またしても日本人の社会とは思えないニュースが流れた。ここまで来ると、もう自民党ではダメかも知れない。日本列島は「不正列島」になってしまう。
「福島第1原発から、およそ15kmの福島・楢葉町で表面の放射線量が高い物質が見つかった。見つかった物質は、長さは3cm、幅は1.5cmほどで、6月の環境省の調査で見つかったので付近では毎時3.4ミリシーベルト(mSv)の放射線量が確認された。これを環境省(東電の下請け役所)が東電に渡したという。東京電力は、何らかの形で福島第1原発から出た可能性が高いとみている。」
環境省はダメな役所だからこんなこともするが、福島の裁判を勉強していない。2011年、ある福島のゴルフ場が東電の福島原発の爆発物のために線量が上がって営業が大打撃を受けたということで訴訟したら、東電が「空から降ってきたものが我が社のものか不明だ。無主物だ」と主張し、御用裁判所もそれを支持して、ゴルフ場は泣いた。
ゴルフ場に降った放射性物質が無主物なら、これも無主物だ。環境省は東電のものでもないものを、さすが癒着していて東電に渡している。決定的な証拠が出てくるからだろう。
東電に渡してしまったので、もっとも危険なこと・・・たとえばストロンチウムやプルトニウムの塊であっても、すべては闇の中に入ってしまった。それが環境省と東電の作戦だろうけれど。
検察は直ちに無主物を回収すべきだ。
執筆: この記事は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年07月08日時点のものです。
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