キングオブコント2026のオープニング映像がYouTubeでも楽しめるゾ!(雑学言宇蔵のお笑い雑学)

画像は「キングオブコント」公式YouTubeより
どうも!
エンタメ雑学を見たい、聞きたい、言いたい男、雑学言宇蔵です。
2026年10月17日に放送された『キングオブコント2026』、皆さんはご覧になられましたか?
なんと番組のオープニングで使用されていた映像がYouTubeで公開されたので皆様にも情報をシェアしますね!
動画はこちら!!
●【公式】キングオブコント2026 オープニング楽曲
ファイナリストに選ばれた皆さんの特長をうまく歌詞にした素晴らしい歌と映像に再び胸が熱くなってしまいますね。
個人的には今回のコントを見て、『ジェラードン』と『ななまがり』が好みだったので、なながまりのお二人のコントを決勝でも見たかった…と思いました。
色々語りたいのですが…
筆者、まわりにお笑いについて語れる友達がこの記事の締め切りまでに見つかりそうにないので、あくまで個人的な寸評も書いておきますね。
良かったら是非読んでみてください。
賛否色々あると思いますので、是非何か思いのある方はコメントを是非いただければとても嬉しいです。
1stステージ
●1組目:元祖いちごちゃん
⇒不思議な人生のめぐりあわせの物語が描かれたコントが楽しかったです。
背景にセットは一切使用しない二人のやり取りだけで進めて行くコントなので演技力や、コント世界への引き込み力が試される内容だったと感じました。
彼氏のそそっかしさや早とちり&早合点すぎる性格が面白い内容。
娘さん、ビジュアルがお父さんにそっくりなんだろうな…でもこんな彼氏と10年付き合うなんて懐も広いんだろうな。それはつまりお父さんのこの突然の口づけを許してしまう懐の深さがあるからなんだろうな…という色々な想像が膨らまざるを得ないコントでとても面白かったです。
これを、傘など多少の小道具は使いつつも(彼氏のウエストポーチの身に着け方も絶妙な演出だと思いました。)冒頭にも説明したセットの力にも頼らないストロングスタイルで演じている所は凄く評価されて欲しいと強く思いました。
ただ、Original Loveの接吻を印象的に使用していた所に好みが割れる所かなと感じました。
個人的にはこの曲は有名な曲の部類に入ると思います。そうなると人の作品の力を借りているのでこういう賞レースに使用するという事は、悪い言い方をするとズルのように感じてしまいます。
ですのであくまで個人的な感覚では無しの戦法だと思っています。
ですのであくまで個人的な感覚では無しの戦法だと思っています。
特に音楽はそのコントの世界観の全てを支配するほどのパワーがあると思うので許諾が取れているとは言え個人的には無しかなという判断になります。
例えば書籍で言えば帯に著名な人のオススメコメントを書いてもらったら売り上げが伸び、その結果、本が売れ、話題になり、様々な賞にノミネートされやすくなる…みたいなこともあると思うので、それと同じだよと言われれば世の中にまかり通っている手法なのかもしれませんが、『お笑い』というジャンルにおいてはあくまでその芸人さんが持っている人間力のみで戦う笑いが好きなので、この部分で個人的には減点せざるをえませんでした。
ただ、単独ライブだとか、賞レースに関係ない普通のステージなどで引用する分にはガンガンやってほしい演出だと思います。
(楽曲使用に関して、ことテレビでの使用の場合はアーティストに許可を取って使用していると考えられます。そうなるとOriginal Loveはこのネタに許可出してるんだ~という点が味わい深かったりはしますね。)
そういう部分の印象なども含めて賞レースで見るには惜しい、だけどとっても面白い好きなネタでした。
そういう部分の印象なども含めて賞レースで見るには惜しい、だけどとっても面白い好きなネタでした。
●2組目:ヤッホイ
⇒今回初めて知ったコンビでした。
なかなか独創的な世界観が繰り広げられていたので、いわゆるセンス系のお笑いに分類されるタイプのコンビの方なのかなと感じました。
ただ…ちょっと舞台上のコンビ間の使用エネルギー格差を感じてしまってちょっと乗り切れない部分がありました。
というのもあくまで個人的に、コンビ間の舞台上での消費カロリー差があきらかに大きいネタに関しては、上下関係を感じてしまうというか、不公平感を感じてしまい、人間関係が心配になってくるので、そういう事がノイズとなり、あんまり笑えなくなってくるんですよね。
例えばハライチのお二人のネタなど、舞台上では明らかに澤部さんの消費カロリーの方が膨大すぎる場面が多いですよね。そうなると勝手にコンビ内格差を感じるというか…とにかく心配になるんですよね。。。
それがネタを書く方ではなくて受け取る方の消費カロリーが高いほど心配になるんです。
生みの苦しみがある分、書く方は舞台上では省エネでもOKという感覚もあるとは思うんですが、表現が悪いかもしれませんが、相方を自分の笑いの世界観を表現するための道具のように扱っているような感じがしてくるので、あまりその笑いの世界に入り込めなくなる感じがあります。
当然カロリーが高い方がそれを望んで楽しんで演じているのであれば全く良い事だと思いますが、なかなか初見でそこまで見抜けないので。逆にいえばお互いの強みを生かしていたり、それぞれの魅力の提案でもあったりすると思うのですが、あくまで個人的には好みのネタではありませんでした。
当然カロリーが高い方がそれを望んで楽しんで演じているのであれば全く良い事だと思いますが、なかなか初見でそこまで見抜けないので。逆にいえばお互いの強みを生かしていたり、それぞれの魅力の提案でもあったりすると思うのですが、あくまで個人的には好みのネタではありませんでした。
ただ、独特のクセのある軽妙な音楽に乗せて永井さんが聞き間違いを増幅させていく感じはめちゃくちゃ面白かったです。
これ、個人的には聞き間違いでは無くて普通にチャーシューを12倍頼んだヤバい人がお店に来た設定で行った方が、ちょっとヤバい人にめっちゃヤバい店員さんが接客して応戦している激ヤバ空間を見せられている感じがして良いのかな…とは素人ながら感じました。
そして、もう一つ気になったのがこの曲ですよね。
まさに今回のネタの背骨に当たる、重要な小道具になっているとも言える楽曲だと思うんですが、これがヤッホイさんのオリジナル曲だとしたら大拍手なんですよ。
物凄くこのおかしな風景を彩る不思議なメロディーの楽曲だったので。
そして誰もが知っているヒット曲では無かった、という所で“オリジナル曲なのか既存曲の引用なのか”が個人的には気になってきます。
そして調べてみると、スコットランドで結成された『Aztec Camera』というバンドの楽曲でした。
どうやらこの曲のようです。良い曲!この曲との出会いに感謝なネタ!
★Pillar to Post
引用のセンスが良いという事は芸人にとって凄く武器になると思うし、素晴らしい事だと思いますが、あくまで個人的に、賞レースという場であれば出来るだけ純度100%そのコンビの力だけで作られた笑いの世界が見たい…と思ってしまうんですね。
だから音楽が要になってくるネタに関してはロバートが最強だと私は感じるんです。「これは絶対どう考えても秋山さんが作った曲だな」とわかるから。
もちろん編曲家=部外者の力も大きいとは思うんですが、“秋山印”が強烈についた楽曲、ということで作品世界を構築できると私は感じます。
もちろん編曲家=部外者の力も大きいとは思うんですが、“秋山印”が強烈についた楽曲、ということで作品世界を構築できると私は感じます。
そういう意味で、「あ~。他の人のセンスの引用だったのかぁ~」という所で、【私にとって賞レースで見たいネタ】ではなかったです。
極論を言えば、例えば、小道具にバナナを使っていればバナナの力を借りたネタなので、コンビだけの力ではない、と言われればそうなのですが、ここはもうあくまで個人的な感覚の話の部類だと思っています。
ですので、今回のこのネタも単独ライブとかで披露されるのであれば大賛成の面白いネタだとは思っています。
ですので、今回のこのネタも単独ライブとかで披露されるのであれば大賛成の面白いネタだとは思っています。
●3組目:スパイシーガーリック
⇒敗者復活によって見事に決勝に進出したコンビ。
私的には初めて見たコンビで非常に面白かったです。
私的には初めて見たコンビで非常に面白かったです。
エスカレーターのパントマイムという超古典的な技を令和の最新のお笑いバトルの舞台に放り込んでくる度胸が凄いなと思いました。
そして二人ともそのマイムがめちゃくちゃ上手いので、芸術点をあげたくなるというか、まさに“芸”が感じられるネタで個人的には好きでした。
ただ、オチがもう少し何かもう一つ欲しかったです。
どのみち二人ともゾンビになるか、何とか逃げ切るかしかルートは無いと思うんですが、ゾンビになってしまったのであればなってしまった所でウロウロして終わるのではなくて、ゾンビになってしまった結果…さらに…!ともう一展開、なにか予想もしない展開が起き、笑いの爆発が起きていたならファイナルステージにも行けたのではないかと思いました。
それにしてもスパイシーガーリックのお二人はお二人ともシュッとしていて男前な方々だなぁとも思ったので、ドラマや映画など映像の仕事も増えていくのではないかと感じました。
今後に期待大なコンビとの出会いになったと感じています。
今後に期待大なコンビとの出会いになったと感じています。
●4組目:ななまがり
⇒個人的には今回披露された全てのネタの中で一番好きなコントでした。
まさにトイストーリーの世界の別のご家庭の話のようにも感じたし、“おもちゃの死”を描いている部分においてはトイストーリーよりもハードボイルドだなと感じたし、マルチバースというか別宇宙での話という感じにも感じられたし、全くの新しい、今まで見た事の無い世界観では無いけども、お笑いを通じて新しい視点を提示する発見感のあるコントで凄く好きでした。
おいおい、その感想ならば、トイストーリーという作品の引用じゃないか!とつっこまれる方もいらっしゃるとは思うのですが、これに関しては明確にトイストーリーの楽曲を使用しているとか、名称を出しているという事ではないのでギリセーフというか、味付け程度に留めている感じがするのでアリだと思っています。
おいおい、その感想ならば、トイストーリーという作品の引用じゃないか!とつっこまれる方もいらっしゃるとは思うのですが、これに関しては明確にトイストーリーの楽曲を使用しているとか、名称を出しているという事ではないのでギリセーフというか、味付け程度に留めている感じがするのでアリだと思っています。
ただ、オチも含めて、おもちゃ達がちょっとしたダメージですぐ死んでしまう、という、大げさな言い方をすると死を軽んじているようにも捉えられる所が気になりました。
いい意味で下校時の小学生のじゃれ合いのようなネタという風にも捉えられるとは思うのですが、であれば何かその設定を踏み台としてもう一笑いに繋がるように生かしてほしい設定ではあったかな…とは感じました。
いい意味で下校時の小学生のじゃれ合いのようなネタという風にも捉えられるとは思うのですが、であれば何かその設定を踏み台としてもう一笑いに繋がるように生かしてほしい設定ではあったかな…とは感じました。
天国から死んだおもちゃの仲間たちの声が届く、という設定もあったので、何かやりようはあったのではないか…とは感じました。
というのも、人間にとってはそもそもおもちゃは動かない=死んでいる状態と一緒なわけだから、生きていようが死んでいようが見分けは付かないわけで、死んだウサギの姿を見た人間が「夢だったか…」みたいな事を言ってもいいと思うんですよ。(それだと面白く無いですけど。)
順手だと“おもちゃは丁寧に片づけましょうね”というメッセージを伝えるコントという風な持っていき方も出来ると思うし、そうなると親子で楽しめるコントになれる可能性もある。それよりも逆にもっとダークな方向に走る事も出来るわけで(それこそ司会のダウンタウン浜田さんも発言されていましたけど、着ぐるみを脱ぐとか)今後の進化の可能性を感じるネタだとも思いました。
ただ、コントに何かメッセージを込める事が良いわけでも無いでしょうし、これもあくまで好みの問題かと思っています。
それにしても今回、個人的にちょっと審査員にクレームというか、それはかわいそうだよ、と言いたい事がありました。
コメントを求められた多くの審査員の方が「ななまがりはもっと気持ち悪いネタが作れる」というような事を言って点を下げている感じの発言をされていましたよね。あれは正直、かわいそうだなと思いました。
これは私の勝手な憶測ですが、おそらくななまがりのお二人も昨今のテレビというメディアにおけるコンプライアンスを相当意識されたと思います。
その中でお二人の中でギリギリを攻めたネタだったようにも思います。
もしかするとお二人の世界観の持ち味、切れ味からするとある種ビビって普段よりも抑えてしまった部分があったのかもしれませんが、この場においてはあくまで今回のコントだけを見て評価してあげないといけないのではないか、という風には感じました。
ななまがりを良く知っている先輩芸人の方々からすると「お前らはもっとおもしろいんだから」という激励の意味合いでの発言だったのかもしれませんが、私のようなお笑いにそこまで詳しくない、ましてやななまがりのネタが今回初見だった視聴者からすると「えっ?」と感じる部分ではありました。
賞レースで審査をするという事は、そのネタのみで評価する“点”の評価が基本かなとは個人的には思っているのですが、コンビの活動歴が長ければそれだけ過去の歴史や文脈を含めた“線”で評価される事もあるでしょうし、そこから得られるメリットもあればデメリットもあり、今回はそれがデメリットとして働いた…という事なんでしょうね。
ただ、「え?この二人ってもっとおもしろいの?じゃあ劇場に見に行ってみよう」という風になる視聴者もいるかもしれないので必ずしもマイナス評価と言い切れる事でも無いのかな、という風には感じました。ななまがりさん、応援しています!
●5組目:ダウ90000
⇒うまくメンバーの男女の人数をキレイに活用したネタだなとは思ったんですが、それが感想のMAXというか、心から面白いな~という話では無かったです。
いわゆる当て書きのネタなのかなぁと思うのですが、きれいにパズルをはめたよね、という感想を超えてこないというか。私にとっては強い笑いが引き出されるネタでは無かったです。
それこそロバート秋山さんが語っておられましたけど、黒い劇場(要は小劇場ってことですよね)で見たいネタというのは大賛成でした。
いわゆる当て書きのネタなのかなぁと思うのですが、きれいにパズルをはめたよね、という感想を超えてこないというか。私にとっては強い笑いが引き出されるネタでは無かったです。
それこそロバート秋山さんが語っておられましたけど、黒い劇場(要は小劇場ってことですよね)で見たいネタというのは大賛成でした。
少なくとも賞金が1000万円も出るような大きな大会で見たい規模感のネタではないというか…。
これだけ大人数でネタをやるならもっと壮大なネタが見たかったなと感じました。
これだけ大人数でネタをやるならもっと壮大なネタが見たかったなと感じました。
ヤッホイさんの所で舞台上の消費カロリーの話を書きましたが、物理的にどうしてもメンバー数が増えると一人当たりのセリフ数や量は減ってしまうし、その時点で相当カロリーが分散してしまう。
カロリーが分散してしまうと、個人的にはネタに対しての責任感や存在感が分散してしまうように感じてしまうんですね。
今回のネタも、悪い言い方をすればステージの上で休めるパートのあるメンバーだらけでしたよね。
もちろん舞台上に立っている事だけでも、立つ、とか、そこに居るという表現の最中ではあるので凄い事だとは思いますが、私のような素人の感覚からすると、全員がちょっとずつ楽できるネタのようにも見えました。
今回ダウ90000のネタを初めて見たのでこういう感想を持ってしまったのですが、もっと全員で同時に大縄跳びをするようなスリリングなネタ、カメラが常に全員を映していないと成立しないネタ、メンバー全員がエンジン全開でめいっぱい汗をかきながら一生懸命演じる事を強いられるネタだと、よりグルーヴも生まれ、人数に比例した笑いのうねりが生まれると思うし、こういった賞レースでも戦えるネタになるのかな…と個人的には感じました。
ドラゴンボールのセル編における、精神と時の部屋を出たばかりのトランクスが筋肉量を増大させる変身を行った際に、スピードが殺されてしまい、せっかくの攻撃が当たらない…という現象が起きていましたが、まさに登場人物が増えた事によって不利益が発生してしまっている状況のように見えました。
制限時間の中でこの人数全員がうまく爆発するネタを作るのは相当至難の業だとは思うのですが、それがやれた時に優勝できるグループなのかなと感じました。
●6組目:ジェラードン
⇒凄く好きなネタでした。
現代社会を生きるサラリーマンの闘いの日々を切り取ったようなネタで、一社会人として生きる私にはとっても刺さるネタでした。
みんな頑張って社会の中で戦ってるんですよね…。
テレビを見ながらお笑いを楽しむ時くらいは仕事の事は忘れさせてくれよ…という感想もわずかに浮かんだりはしたのですが、精一杯飲みニケーションを頑張っている二人の大人の姿に笑えるホロリ系の哀愁コントが他のコンビとの差別化にもなっていてとても良かったです。
そして舞台設定はリアルな日常の中にありそうなものでも、その酔っぱらい方の表現が常軌を逸している。この逸脱した部分にジェラードンらしさがふんだんに詰まっていると感じられてとっても面白かったです。
この後の二人の行方が気になるコントでもあったので、ファイナルステージでこの物語の続きが見たかったなぁ…というのが結果論としての感想としてはあるのですが、順番も含めて今回のKOCのハイライト的な波に乗ったネタだと感じました。
それにしても飲み会って結局、明細を見たら全てバレるんですよね~。
リアルで言うと、そこをうまくうやむやにしてくれるお店だと良かったですよね。そういう意味でも行きつけのお店を作るって大事だなぁ…と思わせてくれるコント、学びのあるコントでもありました。
●7組目:ニッポンの社長
⇒最近、未解決の殺人事件のドキュメンタリーを見てしまった影響があり、誠に申し訳ないのですが、“死”を軽視しすぎている様に見えすぎてしまうネタだったように感じてしまい個人的には笑えませんでした。
ななまがりさんのおもちゃの死に関しては、それも死を軽視しているだろうと言われればその通りですが、どこかポップでファンシーな世界観でごまかされたというか、うまくブラックユーモアとして楽しめたコントでした。
ただこのネタに関しては最終的にオチが同僚も誤って殺してしまうという部分も含めて、ブラックユーモアの領域からは逸脱してしまっているように感じ、いわゆるドン引きしてしまったコントでした。
ただ、自分をかばって死んだ伝説の刑事の孫とバディを組まされた刑事の物語という設定はワクワクする設定だし、コント中の流れや演技力は凄いなと感じたし、例えば死体をボコボコにした時に「お前が犯人になるぞ」というツッコミとかは面白かったです。
でも途中に登場したドーナツが本物か偽物の小道具なのかが気になったりとか(要は食べ物を粗末にしたネタも個人的には好きではないので)死体を運ぶ時の持ち方が縦か横かみたいな所も笑い辛かったです。
おそらくドジな男のせいで死体にあのドーナツのチョコの粒々が付いたら面白いよね、という発想で登場した小ネタだと思うのですが、死体に何かまぶされても全然笑えないというか…。
別の現場の死体を持ってきてしまうという展開はあまりに力技すぎて笑ってしまったりもしたのですが…。
まさに強烈に好みが別れるネタだったのだと思います。私は無しでした。
●8組目:相性はいいよね
⇒初めて知ったコンビの方々でした。
すべらない話が生まれる瞬間が見られるコントで面白かったです。
すべらない話が生まれる瞬間が見られるコントで面白かったです。
なるほど、こういう所を笑いにしていくのか、という目線、展開の設定が凄い。
発明だと思いました。
ただ、起こっている現象が弱いな…という印象。
本当にこういう出来事って世の中で起きそうだしリアルだしテーマとして凄く良いとは思いましたが、賞金1000万円もある大きな賞レースという所でもっと壮大だったり派手な話を求めてしまった自分がいたので、その部分でもう少し不思議な出来事を描いても良かったのかもしれないと感じました。
コントだとなかなか壮大なエピソードを再現する事が出来ないと思うので難しいとは思いますし、その部分でネタとしての弱さが出てしまったと感じるネタでした。
後半、強要され、実際にすべらない話を披露した際、絶妙な脚色を入れていて面白かったんですけど、もっと大げさな嘘を入れるくらいでも良かったのかなと。
ただ、こういう目線でコントを作るのは本当に構造の発明だと感じましたし、単独ライブとか、賞レースではない普通のお笑い番組などで見る分にはめちゃくちゃ良いネタだと感じました。
何よりいわゆるお二人のそれぞれが持つ雰囲気に合った役を見事に演じ切っている感じがしたし、演技も良くて凄く面白かったです。
一つ個人的に思ったのはヤダヤムクンさんがずっとサングラスをしていて、目の演技を殺してしまっていたのでそこがもったいないと思いました。
ネタが終わって司会の浜田さんの所に出てきた時に、失礼な言い方かもしれませんが、もっとコワモテの方だと思っていたのにサングラスを外すとかわいらしい目をしていたので、ネタの途中でそれをバラした方が可愛げのようなものも表現できてコントにとってプラスに働いたようにも思いました。
総じてこれからも応援したいなぁと思わされるネタでした!
●9組目:蛙亭
⇒いわゆるステレオタイプのオタクカップルを見事に演じていて凄いなと思いましたが、まさにステレオタイプなので、嫌悪感ではないですが、あるあるネタの集合体でもあるため、新しさは感じられないコントではありました。
絶妙な衣装の力の使い方も上手かったと思います。
あんな絶妙なチャックの付いた服、良く見つけて来たな…。
でも少しだけ、その服のデザイナーの力を使っている感じがズルのようにも感じてしまいました。あくまで小ネタの部類なので、ヤッホイのようなネタの背骨になるような重大な引用では無いのでギリギリありの引用かなとは個人的には感じました。
蛙亭のお二人は、とにかく自分たちが持っている雰囲気や性質を完全に掌握している感じがあって、その良所を最大限良く見えるように演出する力のあるコンビだと思います。
そういう意味でファイナルステージのネタも含めて完成度が高く、まさにオートクチュールを自分たちで見事に何着も作り上げる事の出来るコンビだと思いました。
ただ、ある程度蛙亭の事を知っている人にとっては、良くも悪くもいつも通りというか、既定路線からは逸脱しないコントだったなという印象で、もう一皮むけたネタ、もしくは、全く方向性の違うネタを見たくなるような感じもありました。
点ではなく線の評価になってしまってはいるのですが。
これはM-1におけるなかなか優勝できなかった笑い飯の感じかなぁと個人的には感じています。
この人たちのコントは絶対に面白いのはわかっている、という所から始まるので、それこそ今回のネタという“点”で評価しなければいけないんだけど、強者ゆえ拭い去れない“線”の部分に邪魔されてしまうコンビかもしれませんね。
とは言え新作が楽しみなコンビではあるので、これからも色んなコントを作ってほしいなぁと感じるネタでした。
●10組目:ザ・マミィ
⇒審査員の方もおっしゃってましたが、まさにシーシャに頼りすぎた、シーシャ中心のネタだなぁという印象を受けました。
刑事の殉職シーンという極限の状況の中で登場するシーシャという違和感を面白がるネタとしては心底面白かったです。
しかし、あまりに話題がコンパクトすぎるというか、シーシャをいじり倒して終わるネタだったので、もっと物語としての広がりが見たかったコントでした。
賞レースでなければ十分すぎるくらい面白いコントだと感じました。
単独ライブだったら腹を抱えて笑ったと思います。
凄く好きなネタでしたが、賞レースでは違うと感じるネタでした。
それと、例えばですけど、今回のニッポンの社長のネタとマッシュアップしたら面白くなりそうだなぁとは思いました。
とんでもないヘマをするへっぽこ刑事が、最後シーシャだけはすんなり組み立てられる、それはおじいちゃんがシーシャ好きだったから、みたいな展開。
合同ライブを是非開催してほしいです。
合同ライブを是非開催してほしいです。
●11組目:や団
⇒清掃員が実は社長だった…という世界丸見えや仰天ニュース系の番組で見た事あるようないわゆるベタな設定を、さらに一段階発展させて裏返した設定は面白かったけど、登場人物が粗暴すぎて笑えないネタでした。
人助けをした親切な人があんな風に暴れ倒すような人間だったという登場人物の人間性の変化に、見ているこちら側がまず戸惑ってしまいました。
実は、常に計算をしているような人間で、下心から人助けをするような人だったのかもしれないとも気付かされていくネタではあるんですけど、それに気づいた事がお笑いとしての面白さに繋がっているかと言われるとそうでは無くて。
それよりも、キャラの設計図がブレているように感じたし、成立してないんじゃない?とすら感じてしまいました。
シンプルに私個人の価値観、好みの問題といえばそれまでなんですけど、粗暴な人が苦手で。
シンプルに私個人の価値観、好みの問題といえばそれまでなんですけど、粗暴な人が苦手で。
これは演技の圧が凄いという事が裏目に出ているんだと思いますが、本当に怖い人にしか見えなくて笑えなくなってしまった所もありました。
審査員の方が見事に評価されていましたけど、感情の起伏が無いというか、トーンが変わらない演技でメリハリが無いのも一つの原因かもしれません。
怒りのバロメーターが0か10しかない感じでキレるので、変化の無いシーソーを見ている感じになるというか。楽しいシーソーなら眺めていられるんですが、人間の憎悪が渦巻く場面なので見ていてしんどくなって笑えなくなったというか。
ジェラードンと同じく、サラリーマンの悲哀みたいなものを描く日常の延長線上にあるジャンルのコントではあると思うんですが、本当の意味でのハッピーアワーが無いというか、番組を見ている間は日常を離れてお笑いで癒されたいのになんか余計に疲れちゃったな…という良くない読後感を得られてしまうコントだったなぁという印象でした。
ファイナルステージ
●1組目:ヤッホイ
⇒ここまで読んでいただいた方にはわかっていただけると思うんですが、玉置浩二さんの生み出したクリエイティブに全乗っかりの、玉置浩二さんありきのネタなので、私的には賞レースという舞台に置いては一切成立していないネタだと思いました。人のふんどし過ぎませんか?と感じました。
あと、何より、一般的な漢字としてはカレイは「鰈」ですよね。
その時点でも成立してないなぁと思いました。
さらに言うと、筆の墨がスタジオに飛び散ってないか心配にもなるネタでした。
人のふんどしすぎるネタだなぁ…と感じた事によってこちら側の集中力がそがれた結果、そういう所が気になってきたのだと思いますが、ネタが終わったその後の次の準備をするADさんや美術さんなどが掃除に困るんじゃないか…という事が気になるネタでした。
単独ライブであれば当然アリだと思います。
●2組目:蛙亭
⇒こういう女の人は個人的に本当に苦手だし、見事に成敗してくれて気持ちよかったのに、結局奢ってるんかい!と、男性がある意味であの女性の魅力だったりあの世界に引き込まれた可能性を示唆しているような終わり方で、逆スカシというか嫌~な終わり方でした。
どうせああいうタイプの人って泣いたりはしても、結局また寝て起きて明日になればケロッとしているような気がするので、コテンパンに打ちのめして終わるネタで良かったような気はします。
ただ、そう思ってしまう自分は、極論、心が疲れているんですかね?
あの女性に対する嫌悪感に、さらに「奢ってもらっている」という事の羨ましさからくる嫌悪感もプラスされて、憎たらしい気持ちになりました。
まぁいわゆる嫉妬ですよね(笑)。
つまり、私の心の中が穏やかではない、安定していないんだという事に気づかされる鏡のようなネタでした。つまりそれは今は求めていないネタだった、という所でオチだけがとても惜しいネタでした。
●3組目:ジェラードン
⇒構成とか演技力とかはもうどうでもよくて、とにかくアタック西本さんという芸人の良い意味での気持ち悪さを前面に出して戦っていくぞという潔さあふれるネタ、勝負に出たネタだと感じました。
コントの魅力ってその演じる人のその人らしさやその人の人間力がどれだけ出ているかだと思うので、そういう意味では究極にコントしている作品だなぁと思いました。見ていて楽しかったです。
実は若干かみちぃさんも気持ち悪いキャラクターではあったので、“気持ち悪い”人達のグラデーションが気持ち良く見られるネタだった、という意味では素敵なネタだったと思います。
逆に言うと、同じ台本で他のコンビが演じてもこの気持ち悪さは出ないだろうと。最終的には人間力がものをいう…それがコントでありお笑いなんだなと。
改めて芸人の皆さんへのリスペクトの気持ちが強くなる体験となりました。
以上、雑学言宇蔵的KOC2026寸評でした。
2027年も素敵なお笑いとの出会いがありますように…。
というわけでNicheee!はこれからも、キングオブコントを楽しんでいきたいと思っています!
それではお達者で!また!
(Written by 雑学言宇蔵)
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