こんなに“するり”とむけるとは!料理家が驚いた画期的な「栗の皮むき」方法|キッチンにひと工夫

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松本日奈
料理家。北イタリア留学中に現地の料理人やマンマから料理を学ぶ。レシピ開発やケータリング、弁当づくり(ひな弁)などの活動のほか、不定期で焼き菓子を販売する店「fuwako」を運営。余らせがちな食材の活用法、季節の保存食、手間を省いたつくりやすいレシピが人気。夫と娘2人、愛犬と暮らす。

 

料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回は、道具を使わない栗皮のむき方をご紹介します。

長期保存&皮がむきやすくなる「冷凍」のメリット

先日スーパーの野菜コーナーをのぞいたら、まるっと立派な「栗」が並んでいました。

いつもなら見るだけで通り過ぎてしまうのですが……なぜかというと、栗の皮むきが大の苦手だからです。

以前、皮むき作業中に指を怪我してしまい、それから栗仕事は母にお願いしていました(笑)。

しかし、簡単に皮をむく方法を見つけたので、やってみたくて買って帰りました。

今回はその実践編と、鬼皮をむいた栗のアレンジをご紹介します。

栗の皮むき

<手順>

1. 栗は洗って水けをきり、ファスナー付きビニール袋などに入れ、冷凍庫でしっかりと凍らせる。

2. 凍った栗をボウルに入れる。

3. 2に熱湯をかけ、ラップかふたをして10分ほどおく。

4. ざるにあげて栗が手で持てるぐらいの温度になったら、鬼皮(外皮)の端に包丁を入れる。

5. 切り込みから少しむくと、そこから指で皮がするりとむけるようになる。

こんなに簡単に皮がむけるとは、衝撃的!

鬼皮と実の間にある渋皮(茶色い部分)をむきたい場合は、鬼皮をむいた後さらに熱湯に10分ほどつけるとむきやすくなります。

冷凍することで皮をむきやすくなるだけでなく、栗の長期保存が可能になるのもうれしいメリットです。

栗の皮がこんなに簡単にけるなら、栗料理をどしどしつくりたくなります。

今回は大好きな「渋皮煮」をつくりたかったので、渋皮はむかず調理することにしました。

栗の渋皮煮

<つくり方>

1. 鬼皮をむいた栗を鍋に入れ、ひたひたに水を注いで火にかける。沸騰したら弱火にして10分ほど煮る。その間に別の鍋で沸かしておいた湯に替えて、また静かに10分煮る。これを5〜6回繰り返してアクを抜く。

最後は湯を捨てずに火からおろし、そのまま粗熱をとる。栗が手でさわれるような温度になったら、指でやさしくこすって表面についている繊維を取り除くときれいになる。

2. 1をざるにあげて栗の重量をはかり、その50%くらいの砂糖を用意する。鍋に栗と砂糖、水をひたひたに入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして30分ほど煮る。そのまま冷ましたら完成。

渋皮煮で使う砂糖は「栗の半分の量」

渋皮煮の砂糖は「栗の量の半量」です。今回はきび砂糖を使いました。

少しつくるときもたくさんつくるときも「砂糖は栗の半分の量」と覚えておけば簡単ですね。一度つくったら、次回からは好みの甘さに加減してください。

渋皮煮は栗と砂糖があればできますが、私はクローブを5粒ほど加えて煮ました。ほんのり香りが移って上品に仕上がりました。

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