神話級の鶏肉専門焼肉店「元祖チキンハウス」を知っているか

神話級の鶏肉専門焼肉店「元祖チキンハウス」(栃木県那須塩原市下永田2-1020-3)をご存知だろうか。新幹線・那須塩原駅のとなり、西那須野駅から徒歩3分ほどの場所にある、真の鶏肉マニアならば知らない人はいないというほどの名店である。

ちなみに、筆者は手作り料理が美味しいと評判の居酒屋「鶏家バードメン」(東京都千代田区鍛冶町2-13-24)の店主に、元祖チキンハウスを教えてもらった。

神話級の鶏肉専門焼肉店「元祖チキンハウス」に行く

店内に入ると、優しい物腰の店員さんたちが出迎えてくれた。ファーストコンタクトから癒やされる展開、ものすごく嬉しい。店内は意外と広々としたフロアが広がっており、テーブル席と小上がり席がある。筆者は一人で行ったのだが「どちらの席でもどうぞ」と案内された。いい、この自由な展開。なにより一人焼肉でも歓迎されている感が嬉しい。

タレがなくとも「焼いてすぐに食べる」だけで最高

豚肉や牛肉も楽しめるが、主役は極上の鶏肉。徹底的に鶏肉のあらゆる部位が用意されているのだが、どれも「その部位にとって最高の状態」に仕上げられてテーブルにやってくる。あとは焼いて食べるだけ。タレは用意されているが、タレがなくとも「焼いてすぐに食べる」だけで最高オブ最高。それほど鶏肉が極まっている。

プロの料理人であり地元民でもある人物が「絶対に食べるべき鶏肉」

ここはどの鶏肉を食べても絶品だが、プロの料理人であり地元民でもある人物が「絶対に食べるべき鶏肉」と絶賛している鶏肉が、若チキン(920円)、ネック(990円)、鶏皮(940円)である。そこに半ライス定食(240円)を合わせれば完璧だという。鶏肉にはハーフサイズも用意されているので「どんな味かな?」とお試しで食べたいときや、一人焼肉をしたいときなどに嬉しい。そもそもハーフサイズでも多めなので、なかなかサービス精神旺盛である。

一気に甘美なる美味しそうな薫りが広がる

注文からさほど待たずにテーブルにやってきた鶏肉。どれもトロットロで美しいつややかな状態で、いかに新鮮で状態が良いか目視で理解できる。単に仕入れた鶏肉を皿に盛っただけとは違う、徹底して丁寧な仕込みをしてこその状態であろう。ガンガン熱せられたロースターの上に鶏肉を置けば、猛烈に煙が上がり、一気に甘美なる美味しそうな薫りが周囲に広がる。ギュンギュン食欲を増幅されて「今すぐ食べたい!」という気持ちが沸き起こるが、鶏肉はしっかりと焼いて食べたいし……、自分の食欲との闘いが始まる。

鶏肉の繊細な旨味がライスの甘味と融合して風味絶佳

しっかりと焼いた鶏肉は、タレ無しでそのまま食べても美味しい。そこで鶏肉の美味しさを盛り上げてくれるのが、半ライス定食の存在である。半ライス、漬物、味噌汁の3点セットだ。こんがり焼けた鶏肉をライスにワンバウンドさせつつ食べる。ワンバウンドさせなくてもよいが、少なくとも「鶏肉を食べてからのライスひとくち」は体験してみてほしい。これがもう至高オブ至高。鶏肉の繊細な旨味がライスの甘味と融合して風味絶佳。焼けた薫りとともに楽しむ最高の鶏肉グルメがそこにある。

延々と永遠に食べ続けられそうな魅力の若チキン

若チキンは脂身が皆無と言ってもよいレベルで「身」に徹したもの。これ旨味が深くて脂感が邪魔しないので、延々と永遠に食べ続けられそうな魅力がある。1人で2~3人前はペロリとイケそうだ。そしてネックのフワフワ感とコリコリ感のハイブリッド食感が最高レベルで極まっている。しっかりと芯のある中心部、それを取り巻く身のやわらか食感がハンパなくキャパいのである。

大量にあふれる肉汁の濃度MAXな旨味! 極めつけの鶏皮

なにより極めつけは鶏皮である。これ、ほかの焼肉屋ではお目にかかれないレベルで神域の美味さを誇る。まさに「元祖チキンハウス」だからこその鶏皮と断言したい。焼く前は驚くほどトロトロで、まさに液体ともいえる柔らか具合。しかしロースターに乗せた瞬間から一気に鶏皮が頭角を現す。短時間で一気に弾力ある肉質にメガ進化しつつ、香ばしくキツネ色に焼け、イイ感じに焦げて極上の仕上がりに至るのだ。その香ばしく甘美な薫り高さ、心地よすぎるキュッとした食感、そして大量にあふれる肉汁の濃度MAXな旨味、すべてが鶏皮として完璧であり最高峰。いやー、感動した。ごちそうさまでした!


(執筆者: クドウ秘境メシ)

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