【感動旅行】実際に泊まって感動した「絶対に泊まるべき日本の旅館ホテル5選」
実際に日本各地を旅して泊り、心から良かったと感じた宿泊施設を厳選。今回「実際に泊まって感動した日本の旅館ホテル5選」と題してご紹介します。
「コスパ」「行きやすさ」「感動」で厳選
今回、宿泊施設を選ぶにあたり「コスパ」「行きやすさ」「感動」を判断基準として考慮しました。高額で良い設備は当たり前なので、いくらサービスが良くとも高額な宿泊施設は選んでいません。その点、念頭に置いてお読みいただきたいです。あくまで「コスパ」「行きやすさ」「感動」のバランスを踏まえました。
1. 不老不死温泉
日本には素晴らしい温泉が沢山ありますが、心からガチ推ししたい温泉が「不老ふ死温泉」(黄金崎不老ふ死温泉)です。日本有数の絶景路線「JR五能線」沿線にある温泉で、JR五能線ですら絶景なのに、さらに絶景な温泉が「不老ふ死温泉」なのです。
JR五能線は秋田県から青森県の日本海を海岸に沿って走る鉄道路線で、あまりにも美しい日本海を眺めることができるため、ときおり徐行運転して風景を楽しめる時間を作ってくれるほど。実際に秋田駅から東能代駅を経由して艫作駅まで乗りましたが、確かに絶景でした。
不老ふ死温泉は艫作駅から徒歩10~15分ほどの場所に位置します(ウェスパ椿山駅からは列車の発着時刻に合わせて送迎バスを運行しているそうです)。名所である十二湖や日本キャニオンにも立ち寄ったため夜暗くなってから到着しましたが、スタッフは温かく迎えてくれました。
不老ふ死温泉は、施設内に源泉かけ流しの「不老ふ死の湯」と「黄金の湯」「日本海パノラマ展望風呂」がありますが、名所ともいえる「海辺の露天風呂」に入らずして帰るわけにはいきません。海岸線に沿って露天風呂があるため、その風景はまさに絶景。時間帯や天候によっては波が露天風呂に入ってくることもあります。まさに大自然と一体化した露天風呂!
「海辺の露天風呂」は天候が著しく悪いときや落雷があるときは危険なので入れませんが、施設内にある「日本海パノラマ展望風呂」にも感動です。屋根付きの露天風呂で、眺めは壮大な日本海! 「海辺の露天風呂」は海岸そのものにある温泉ですが、こちらは高台から日本海を眺める感じですね。いやはや、目でも癒やされる最高の温泉です。
温泉の泉質は塩化物強塩泉で、鉄分とナトリウムを豊富に含んでいるそうです。実際に温泉に入るとわかりますが、茶色い粒子が多量に含まれています。そしてしょっぱい! 殺菌効果があり、傷に効くともいわれていることから傷の湯ともいわれているのだとか。さらにメタケイ酸と炭酸水素イオンの効果で美肌にも良いそうです。確かにスベスベになった気が! そしてなにより気持ちいい。
「黄金崎不老ふ死温泉」(青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15)
※露天温泉では撮影禁止のため許可を得て公式画像を使わせていただきました
2. 北温泉旅館
行きやすさ、コスト、癒やし、すべての面において最強レベルの秘境温泉地があります。それは栃木県の「北温泉旅館」です。ここ、本当は教えたくないのです。なぜならば、あまり知られていないので行く人が少なく、貸し切り状態で日本最高クラスの秘境感ある「隠れ里」を体験できるから。
でも、良い温泉地は多くの人たちに知ってもらいたい。そして、この大自然あふれる秘境のなかで温泉を楽しんでほしい。そんな気持ちが強く、今回紹介することにしました。どうしてそんなにここを推すの? その理由は、大自然のなかにある巨大な露天風呂「泳ぎ湯」にあります。
この温泉、山道は急な坂道だったり、滑りやすかったりするので注意。クマも出る地域なので、そのあたりも念頭に置いておきましょう。急げば10分くらいで行けますが、30分くらいかけていくと安全で良いでしょう。山道を進んでいくと、旅館よりも先に露天風呂が目に入ります。そう、これこそ「泳ぎ湯」。大自然に囲まれた秘境の湯です。
プール型の露天風呂に大容量の温泉が流れ込んでいます。水泳ができそうなほど巨大で、その周囲は川と森と山。しかもここ、天然温泉かけ流しという贅沢っぷり。温泉のなかには藻のようなものが漂っており、天然感がハンパない。混浴だが、水着着用となっています。ちなみに、この露天風呂、雨が降っても心地よく、夜に入ると風流です。もちろんほかにも温泉が複数あり、さまざまな雰囲気のなか楽しめます。
そんな露天風呂の奥に進んでいくと、ようやく旅館が見えてきます。歴史ある木造建築物で、1868年にはすでに存在していたといわれており、家屋は当時の部分も残っています。あまりにも歴史が深すぎます! はるか昔、まともな道もないころに、こんなにも山奥に温泉を見つけるとは……、すごいです! 旅館は歴史を深く感じる造り。旅館内には複数の温泉があるので、それもまた楽しいです。1泊2日ならば、露天風呂と旅館内風呂をゆっくりと巡れるはずです。個人的には、やはり露天風呂が最高です。
「北温泉旅館」(栃木県那須郡那須町湯本151)
3. りんどう湖ファミリー牧場 グランピング&ヴィラ
生きたアルパカと寝泊まりできるグランピング施設があるのですよ。栃木県・那須町の「りんどう湖ファミリー牧場 グランピング&ヴィラ」です。新幹線が停車するJR那須塩原駅からバスで50分、在来線のJR黒磯駅からクルマで30分くらいで行けます。グランピング&ヴィラは「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」の敷地内にあります。
那須高原りんどう湖ファミリー牧場は、大自然のなか動物との触れ合いを楽しみつつ、アトラクションにも乗れるテーマパーク的な場所。つまり、グランピング&ヴィラはテーマパークのなかに宿泊するようなものです。ちなみにチェックインは、那須高原りんどう湖ファミリー牧場のカウンターでやります。あとはクルマで敷地内にあるグランピング専用駐車場に行きます。
完全に森です。グランピングのテントの中は、かなり広いです。かなり丈夫に作られていて、これなら嵐がきても大丈夫そう!? ベッドが多数あり、家族やグループで泊まっても楽しそう。そしてなにより、窓から、アルパカを常時見ることができます! もちろん、窓の向こう側にアルパカがいないと見られませんが、筆者が行った際は、常時、窓から見えるところにいました。餌があるからでしょうね。もしくは、人が好きなのかも!? ちなみに、テントから出て餌をあげることができます。泊まると餌をもらうことができるのです。
ディナーは、テント横の野外テーブルで食べます。筆者が行ったときはバーベキューでした。チェックインをしたときに、ディナーとモーニングの食材を受け取ります。ディナーを楽しみながら、アルパカを眺めることもできますよ。筆者は、テントでずっとパソコン仕事をしていたのですが、アルパカを眺めながら仕事をするというシュールな状況になりました……。もしかして、これは癒やされながら仕事しているようなものかも。
アルパカいいなあ。夜になっても、しっかりアルパカを眺められます。夜もずっと仕事をしていましたが、目の前にアルパカがいてくれるので、頑張れます。周囲は、営業時間外の那須高原りんどう湖ファミリー牧場です。かなり静かですし、夜空も美しく、そして大自然を感じられる場でした。動物園的なテーマパークの中に泊まれるグランピングとしても、素晴らしい体験です。ずっと仕事していましたが! そして夜が明け、アルパカを眺めつつモーニングを食べました。
那須塩原、那須高原、この辺りは本当に大自然が美しいし、空気がきれい。なにより、温泉もある地域です。そして観光地もたくさんあります。アルパカで癒やされつつ、那須の観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「りんどう湖ファミリー牧場 グランピング&ヴィラ」(栃木県那須郡那須町高久丙414-2)
4. 伊根の舟屋 風雅
伊根町は京都府の日本海側にある漁村で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている地域です。日本の舟宿のなかでも特に美しく高い評価を得ている地域で、今回ご紹介する「風雅」は舟宿をリノベーションした露天風呂付きの宿。
なにより衝撃なのが、ここの露天風呂は海抜0メートルにあるため、海面を眺めながら湯船に浸かれるという点。さらに露天風呂のお湯は温泉水を運んだものを使用しており、ただのお湯ではないのです。絶景とリラックス、双方が得られる露天風呂はなかなかありません。
「風雅」は2階建ての舟宿で、内風呂も用意されています。2階にある寝室には窓があり、そこから眺める日本海は感動の美しさ。対岸には舟宿が立ち並んでおり、舟宿に泊まりながら舟宿を楽しむことができます。
普通のホテルとは違って「風雅」は食事は出ないのですが、伊根町に複数ある食堂で美味しい魚介類を食べることができます。気分に合わせて刺身や寿司や天ぷらなど、バリエーション豊かな料理を食べることができますよ。
夜になると周囲は真っ暗になります。海抜0メートルの露天風呂から海面にライトを当てて覗けば、魚たちが魚群となって回遊しているのが分かります(海に落ちないように注意が必要です)。何から何まで、普段では体験できない癒やしとワクワクがある舟宿ですよ。
「伊根の舟屋 風雅」(京都府与謝郡伊根町平田545)
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5. 旅館 菅原別館
座敷童(ざしきわらし)が出現するといわれている旅館があります。歴史ある旅館「菅原別館」(岩手県盛岡市天神町1-30)の24番客間です。この部屋に座敷童が出現し、出会うと出世するとの言い伝えがあるのです。それゆえ、24番客間の予約は1年以上待ちの大人気。旅館に電話をしたところ、最速で泊まれる日が1年先でした。
旅館内は、子どもが好むような人形やぬいぐるみだらけ。座敷童は旅館内のいたるところに出現するため、遊びやすくしていると思われます。宿泊客が置いていく人形もあるとのこと。座敷童はどの客間にも出現するそうですが、24番客間がもっともエンカウント率が高いようです。だから24番客間に予約が殺到するのでしょう。
実際に24番客間に泊まりました。2階の奥の部屋で、入口には「24」と書かれた座敷童デザインの紙が貼られています。扉を開けて入ると、いたって普通の和室ではあったが、明らかな「異変」がそこにありました。部屋中が人形とぬいぐるみだらけなのです。旅館中に人形があるのですが、この客間は数が尋常ではなく多いです。これだけたくさんの楽しそうな人形があるならば、人間の子どもでも喜ぶに違いありません。座敷わらしも喜ぶはず? 座敷童は子どもの姿なので、人形がこの部屋のエンカウント率を高めてもおかしくはありません。
あまりにも人形が多いので、どこの写真を撮ればよいのか迷うほど。オカルトでは「人形には人の思いが宿る」と言われていますが……、事実ならば怖さを感じます。しかし時代の影響なのか、日本的な人形は少なめで、キャラクターものが多かったです。そのおかげで不気味さのようなものは控えめ。……とはいえ怖い。
座敷童、おそらくだが、意識がハッキリしているときは出そうにありません。とはいえ、すぐに眠れるほど眠くない。なので、とりあえずゲームをしたりスマホを見たりして普通にすごしました。……普通にしているように見えますが、正直、怖がっています。オカルト的な幽霊や精霊は信じていないにしても「オバケが出る部屋」と思うと怖い。
ドキドキしながら長く寝れずにいたが、気がつけば寝ていました。……朝になり起床。強烈な金縛りにはなりましたが、座敷童は出現しなかったです。つまり、何も起きなかったのです。極めて残念。地場・磁場の影響で空間または脳に「解明されてない力」が作用し、座敷童が出現するのでは? ……と根拠がない推測もしていましたが、何も発生せずでした。
エンカウント率が高いはずの24番客間。そこに泊まっても出会えなかった座敷童。しかし、必ず出会えるとは限らないのも座敷童。今後も、出現条件なども徹底して調査し、座敷童との出会いを求めて旅を続けたいと思ったのでした。とても興味深く、楽しい旅館でしたよ。
「菅原別館」(岩手県盛岡市天神町1-30)
まだまだある日本の魅惑的な宿
日本各地には、素晴らしい旅館やホテルがあります。お金を出せば快適なサービスを受けられるところも多いです。ですが、宿泊施設の価値はそれだけではありません。宿泊体験として「感動」がある宿泊施設は、それとは違う価値基準として魅力的なものがあります。
今後も「コスパ」「行きやすさ」「感動」を追求してさまざまな旅館やホテルをお伝えしていきたいと思います。日本のどこからにある、素晴らしき地を求めて。
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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