マストドン、新曲「In The Ruins」で逆境から立ち上がる力とカタルシスを描く
マストドンが、5年ぶりとなるニュー・アルバム『マロウ・ディープ』から新曲「In The Ruins」を公開した。2024年にアメリカを襲ったハリケーン・ヘレンによる壊滅的な被害と、メンバーが経験した深い喪失を背景に制作された楽曲となっている。
「In The Ruins」は、ベーシスト/ヴォーカリストのトロイ・サンダースとその家族を襲ったハリケーン・ヘレンの甚大な被害に着想を得た楽曲。嵐によって自宅は深刻な浸水被害を受け、多くの家財を失い、およそ2年にわたる仮住まいでの生活を余儀なくされた。その時期は、創設メンバーのブレント・ハインズ、そしてドラマー/ヴォーカリストのブラン・デイラーの母、ミシェル・ローレンスの逝去という、バンド全体が深い悲しみと向き合っていた時期とも重なっていた。彼らはその喪失を、逆境から立ち上がる力とカタルシスを描いた力強い作品へと昇華させている。
楽曲には、アニメーション/VFXスタジオ Hey Beautiful Jerkが手掛けた鮮やかなミュージック・ビデオも公開。隻眼のクリーチャー”フランク”が浸水した廃墟をさまよう、悪夢と幻想が入り混じるような旅が描かれ、楽曲の世界観を象徴する映像作品となっている。
MVについて、Hey Beautiful Jerkは、「フランクというキャラクターと“In The Ruins”のアイデアが最初に浮かんだのは、人生で最悪の眼の感染症にかかり、救急救命室で10時間過ごしたときだった。あまりの痛みに、自分の眼が反乱を起こして頭から飛び出そうとしているように感じたんだ。ちょうどその少し前に、ブランからこの曲について、彼とトロイが経験した喪失をもとに制作された作品だという話を聞いていた。“破片を拾い集める(picking up the pieces)”という言葉が頭に浮かび、眼がまた飛び出してしまう前に、そのアイデアをできるだけ早く残そうとスマートフォンでフランクのラフスケッチを描いた」とコメントしている。
◎リリース情報
アルバム『マロウ・ディープ』
2026/8/28 RELEASE
https://i.mastodonrocks.com/marrowdeep
Photo: William Lacalmontie
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