ロキシー・ミュージック、未発表音源含む『フォー・ユア・プレジャー』拡張版が発売

 ロキシー・ミュージックが、1973年に発表した2ndアルバム『フォー・ユア・プレジャー』の新たな拡張版が、2026年11月6日に発売される。3CD+DVDのデラックス・エディションをはじめ、2CD、2LP、デジタル、ブルーレイ、ドルビー・アトモスなど多彩なフォーマットが用意される。

 1973年3月23日にアイランド・レコードから発売された『フォー・ユア・プレジャー』は、全英アルバム・チャートでトップ5入りを記録。デビュー作で提示した革新的なアート・ロックをさらに押し広げた作品として高く評価され、ブライアン・イーノが参加した最後のロキシー・ミュージックのアルバムとしても知られる。

 2026年版には、未発表スタジオ音源、ソングライティング・スケッチ、リハーサル、アウトテイク、ライブ・セッション、映像などを多数収録。ブライアン・フェリーが『イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク』や『エディションズ・オブ・ユー』などを制作していた時期の貴重な自宅録音も、半世紀以上を経て初めて正式リリースされる。

 発売発表にあわせて、未発表曲「グレイ・ラグーン(1971年デモ)」も公開された。オリジナル・タイトルは「ボーガス・マン・パート2」で、1971年夏に制作された自主制作テープに収められていたもの。デラックス・エディションには同曲のスタジオ・アウトテイクや1973年のモントルーでのライブ音源も収録され、初期ロキシー・ミュージックの進化をたどることができる。

 3CD+DVDデラックス・エディションでは、オリジナル・アルバムのリマスターに加え、フェリーによる未発表ソングライティング・スケッチ全20トラック、リハーサル、アウトテイク、ライヴ、シングル、インストゥルメンタルなどを収録。DVDには1972~73年にBBCやドイツ、スイスのテレビ局で放送された貴重なパフォーマンスが収められる。

 さらに116ページのブックレットには、新規インタビューをもとにしたエッセイ、未公開写真、歌詞や制作メモ、当時のマーケティング資料、ツアー日程などを掲載。音楽だけでなく、象徴的なジャケットを含むロキシー・ミュージック独自のヴィジュアル世界まで掘り下げる、まさに『フォー・ユア・プレジャー』の決定版となっている。

 また、今回の発売発表にあわせてブライアン・フェリーが当時を振り返るコメントを寄せている。

◎ブライアン・フェリー コメント
心地よいプレッシャーだったよ。自分たちの作品を届けるべき聴き手がいる、それも知的なリスナーがね。ファースト・アルバムの時にはなかった、作品に対する責任感が芽生えた。特に歌詞に関してはね。バンド全体に、もっと先へ進みたいという強い気持ちがあった。もう一度スタジオに戻って、ファーストを超える傑作を作りたいという思いが、本当に強かった。ニック・デ・ヴィルがダービーシャーにコテージを持っていて、何日か使っていいと言ってくれた。だから、曲を書くことだけを目的にそこに籠ることにした。所有していた小さなルノー4に、キーボードやギター、アンプ、テープ・レコーダー、それにノートやペンなどをぎっしり積み込んでね。独特のシフトレバーを持つあの車に、荷物を満載にして運転して行ったのを覚えているよ。コテージはダービーシャー・デイルズの奥まった場所にあって、本当に人里離れていた。まず近くの農家で鍵を受け取って、そこから細い道を上がっていった。設備もごく質素だった。料理はできなかったから、食料は持ち込んでいたはずだけれど、とにかくやる気に満ちていた。完全にひとりきりで、曲を書くことだけに集中していたんだ。床一面に紙を広げて、やに取り組んでいたのを覚えている。あのコテージで過ごした数日間は、『フォー・ユア・プレジャー』を生み出す上で、決定的な時間だった。

◎リリース情報
アルバム『フォー・ユア・プレジャー』
2026/11/6 RELEASE
https://umj.lnk.to/RoxyMusic_Pleasure

関連記事リンク(外部サイト)

エリック・クラプトン、ライブ3作品『クラプトン・フェスティヴァル』8/14上映開始
クイーンのロジャー・テイラー、新曲「アイ・シー・ユー・ナウ」MV公開
ネイト・マーセロー、ニューAL『Fantastic Thoughts』日本盤CD9/11リリース決定

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ロキシー・ミュージック、未発表音源含む『フォー・ユア・プレジャー』拡張版が発売

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。