映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』細田佳央太インタビュー「今回の時代は現代ですが、伝えられるメッセージはある」

若手俳優の細田佳央太さんが、映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』に出演しました。本作は、興行収入45億円を突破する社会現象となった『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の待望の続編であり、完結編! 細田さんは、高校教師になった加納百合(福原遥)の前に現れる、臨時的任用教員で副担任の青年・宮原涼を演じています。作品世界について、宮原涼について、細田さんご本人にお話を聞きました!

●本作は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の待望の続編であり、完結編でもありますが、脚本の最初の印象はいかがでしたか?

台本を最初に手にした時の印象は、自分にとって難しい挑戦になるだろうと思いました。演出・編集をする新城毅彦監督も、百合役の福原さんも、今作を任せられたみなさん全員が難しい挑戦になるのではとも思いましたが、完成した作品は美しく素敵にまとまっている印象でした。何より、長崎行って撮れたことは大きかったですね。そして倍賞さんが本当に素敵でした。

●彰(水上恒司)の面影がある青年・宮原涼という役は、どのように演じましたか?

原作に描かれた涼、そして台本に描かれた涼を大切に演じました。彼はわりと不器用なタイプの人間だなと思いますけど、ちゃんと教師を目指したきっかけや理由、生徒への向き合い方に彼の真っ直ぐさがもちろん出ていると思ったんです。なので、若い先生として微笑ましいところもちゃんと持っているような、そういうキャラクターかなと思って演じました。

●新城監督は、どのようなリクエストをされましたか?

新城監督とは、台本のト書きのニュアンスを、役を演じることでどう伝えるか話し合いました。でも、文字に書いてあることをお芝居で表現していくことは、とても難しかったです。今回の涼は、これまでに経験したことがなかった役なので、撮影前からバクバクしていました。

●百合(福原)とのシーンが印象に残りますが、好きなシーンはどこでしょうか?

特別授業シーンが一番好きです。おそらく映画を観ているお客さんたちが、百合さんの授業を受けている生徒たちと同じ気持ちになっていくのではないかと思うんです。音楽の使い方、当時の記録映像の使い方、教壇のシーンは、映画館で観てほしいと思うところが多かったので、時代は現代ですが、伝えられるメッセージがあるなと思いました。

●本作を含め、俳優業は新しいことへのチャレンジの連続の側面もあるかと思いますが、そういう職業については、どう受け止めていますか?

世の中に簡単な仕事はないと思いますが、「また来たか」と思っても、「やってやろう」という感じになります。自分の中でなるべく得意・不得意をなくしたくて、どんな役が来ても飛び込んでいくつもりでやっています。なので、性格も体格もそうですけど、難しいと思う役にぶつかる確率が、まあまあ高くてやりがいがありますね。

●日々仕事をする上で、何に気をつけていますか?

役、仕事に対する向き合い方として、基本的には悔いなく一生懸命にやるということですね。僕は基本的に準備に時間をかけたいタイプで、不安で自分に自信がないので、役に対しての準備をたくさんしておきたいんです。役によっては悩むことも多いですが、やりきったと思えるくらい自信をもって臨めるのがベストです。

●最後になりますが、今回の作品どのような方たちに観てほしいですか?

10代の方々に広まってほしいですね。特に夏って、いろいろな若い子向けの映画が公開されますが、その中でもこの作品を選んでもられたらうれしいなと思います。是非映画館でお待ちしております。

●今日はありがとうございました!

■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/anohoshi-movie/ [リンク]

■ストーリー

空に消えた彰(水上恒司)との別れから7年。

彰の夢でもあった高校教師になった百合(福原遥)は、忙しい毎日を送るが、彰への想いは、1945年の百合が咲く丘に取り残されたままだった。

そんな彼女の前に、彰の面影を持つ青年・涼(細田佳央太)が現れる。臨時的任用教員として百合のクラスの副担任になるという。

自分を真っ直ぐに想ってくれる涼に揺れ動く百合であったが、彰を裏切るようで、恋の一歩を踏み出すことができない。

葛藤の中、百合が出会ったのは、ホスピスで穏やかな余生を過ごす年老いた千代(倍賞千恵子)だった―――。

石丸(伊藤健太郎)を失った後、千代(出口夏希)が歩んだもう一つの愛の形。

そして千代から百合に託されたのは、出撃直前の彰が遺した、未来の百合へ贈る一冊の本。

そこに込められたメッセージとは・・・?

夏祭りの夜、星降る丘に奇跡が舞い降りる―――

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
8月7日(金)より全国ロードショー
配給:松竹
(C) 2006「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

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