【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報 vol.116「冒険者求ム!ミロクについて」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「冒険者求ム!ミロクについて」
異世界RPGロックバンド・
元々神戸から関西の次世代バンドシーンを引っ張る1組として多くの大型イベントにも出演していましたが、今年の4月24日よりミロクとしてプロジェクトが始動しました。改名というよりは転生のほうが合っていそうです。
現役大学生の柿内ロッコウ(Gt.Vo)はアニメーション中心の映像作家・デザイナーとしても活躍しており、その世界観を色濃くバンドに落とし込んでいます。彼ら世代が聴いていたボカロ・ボカロックへの造詣や愛も深いですし(実際楽曲にはボーカロイドを使用しているのも)、恐らく一回り上の私の世代(33歳)のボカロやアニメやゲーム、それ以前からのサブカルチャーも好きで、どの2次元カルチャーが好きな人にも刺さったり、くすぐったりするものがあると思います。彼とは会う機会も多いので、キャラクターも少しは知っているつもりですが、「おもろい」をキャッチするセンサーは信頼できます。そしてもう1人の正規メンバー・kyo(Dr)も転生前から柿内を支えているだけあって、テクニカルに激しく、静かに確実に相手を仕留めるようなドラムを叩きます。
先日ミロクとなって初めてライブを見たのですが、ボカロック特有の音も言葉も畳み掛けながら踊らせたり、飛ばしたりする魅力に加えて、生ならではの爆発力も兼ね備えています。「でうす えくす まきな」というゲームによっては最終奥義の技名で使われるタイトル曲は、ちゃんとその言葉のパワーに負けてなくて、これからライブバンドとして制圧していく姿がしっかり想像できました。転生前から知ってる人にも「何も心配ない」と伝えたいです。
ライブの流れからも創りたい世界観が伝わってきました。恐らく今回の盟友スリーマンでさらに固まっていくのかと思います。まだまだミロクとしては始まったばかりですし、リスナーも共に冒険者として発掘し、敵に立ち向かい、成長できるタイミングだと思うので、好奇心という何よりもの武器を持って、この機会にミロクに出会ってほしいですね。
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