TVアニメ『Dr.STONE』ついに今夜完結!7年越しの謎!ホワイマンの正体・言葉の意味も変わる!?「意外性のある真実」小林裕介&鈴木崚汰&山下誠一郎インタビュー

ついにクライマックスを迎える最終(ファイナル)シーズン第3クール放送中のTVアニメ『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』より、石神千空役の小林裕介さん、七海龍水役の鈴木崚汰さん、SAI役の山下誠一郎さんのインタビューをお届けします。

『Dr.STONE』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載された、原作:稲垣理一郎、作画:Boichiによる累計発行部数2000万部突破の大人気漫画で、本作では人類が石化し文明が滅んだ世界を舞台に、石化から目覚めた根っからの科学少年・石神千空が、“科学”の力で文明をゼロから発展させていく前代未聞のクラフトアドベンチャーが描かれます。

全人類を助けるべく石化の謎を追い求める壮大なドラマや、超人的な頭脳を駆使し、携帯電話やドローンなどの現代文明を次々に作り上げていく千空の姿、“科学の可能性”を描いた物語が、子供から大人まで幅広い世代の支持を集め、「次にくるマンガ大賞2018」(コミックス部門2位)、「小学館漫画賞」(少年向け部門)を受賞。

2019年7月に初アニメ化され、2026年4月からは、分割3クールで展開されているTVアニメ最終(ファイナル)シーズン「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」の最終クールが放送中。

ついに壮大な科学アドベンチャーが完結を迎えます!

石神千空役の小林裕介さん、七海龍水役の鈴木崚汰さん、SAI役の山下誠一郎さんにキャラや作品の魅力と、謎の存在「ホワイマン」についてもお聞きしました!

ホワイマンは人類に向けた強いメッセージ「気づきと感動がジワジワ込み上げてきた」

――先行上映会から盛り上がった最終章ですね。

鈴木:たくさんの方が先行上映会とライブビューイングにお越しくださり、『Dr.STONE』が本当にすごい作品なんだなと身に染みて感じました。そのシリーズ最後の上映会に登壇させていただけたのも誇らしかったです。

小林:確かにシリーズ最後の先行上映会を飾るにふさわしいメンバーだったんじゃないかと思います。やっぱり最終シーズンはSAIも欠かせない大事なピースなので。

山下:上映会では迎えられた拍手が本当に温かくて嬉しかったです。実は、自分がSAIを演じさせていただくという情報が解禁される前、ティザーPVで少しだけ声が出ていたのですが、その時のお客様の反応を見ていて。むしろSAIに決まった時からネットで情報収集をしてSAIがどう思われているか、その人気のほどを知り「これは大変なことに……」と思っていました(笑)。
でも、その反響の大きさ、作品の大きさ、漫画原作があるアニメーションが最後まで描かれて放送されるのはとんでもないことですし、本当に素晴らしい作品に出会えて良かったなと。

いつの時代でも変わらない教科書というか、人類史と共にあるような作品で、一生語り継ぐべきマスターピースとして出会えてよかったなと思うので、参加できて誇らしく思っています。

――4期最終(第3)クールまでやってきて、これまでの変化はありますか?

小林:千空は第1期の第1話からおそらく完成していて、科学知識もずっと自分の中であったものを、ようやく今だったらこれが出せるという場が多くなってきたこと以外は、あまり大きな変化はないのかなと思っています。
ただ、最終話では、個人的に感じる千空の変化というのはある気がしていて。だからそれを視聴者の皆さんはどういう風に捉えるのかなと、とても楽しみにしています。
ただ、演じる上では大きく変えたところはなく、ここ数年間ずっと一貫して演じてきたと思っています。

鈴木:龍水も千空同様、変化という意味ではそんなに感じられないかもしれないです。復活してからすぐにその場の状況を読み取ったり、最初から居たかのようにリーダーシップで人を引っ張っていくキャラクターは一貫して最後まで続いていたので。

けど、SAIが現れて家族への温かみや気持ちだったり、全体の利益を優先するためには自分の欲望を抑えて自己犠牲も厭わない部分とか、今まであまり表に出ていなかったものが、この最終クールで随分出てきたんじゃないかなと思います。

――思い出深いシーンはありますか。

小林:僕は毎回各期ごとに一番思いを込めたいっていうセリフがあって。
第3期で言うと、イバラに勝利した後に千空が叫ぶシーンがあるんです。あそこにどれだけ普段の千空が出さないような雄々しい声を出すか。彼は絶対に肺活量はないですから(笑)、すごい叫ぶのにすっごい短いみたいな。

そういうところまで考えて、叫び切った後の1人だから出るあの「…また…1人だ」という言葉。ああいうところに、千空が普段見せないちょっと寂しさみたいなものをどういう風に出してやろうかってあれこれ詰め込んだので、あのシーンはすごく印象的です。

鈴木:印象的だったところは、龍水の初登場となったテレビスペシャル「Dr.STONE龍水」での気球で空を飛ぶところ。気球に乗って積乱雲に突っ込んでいくシーンでの千空とクロムとの掛け合いが、本当に熱量が極限まで高まったなと感じるシーンだったので、特に印象に残っています。

――小林さんは声優になる前の家電メーカー会社員時代にエアコン開発に携われていたそうですが、4期第2クールでは船内に冷房が登場し、そこは千空とリアルの小林さんがリンクした瞬間だなと思いました(笑)。

小林:確かに。いきなりクーラーが出てきましたけど、冷蔵庫と同じ原理で。コンプレッサーがあって、冷媒を循環させて、その間に圧縮や膨張といった過程を◎△$♪×¥○&%?!#……うーん、唆りますね!

山下:すごい専門用語が(笑)。

鈴木:千空だ!

小林:でもすみません、あのシーンを見ている時は何ひとつ考えていなかったです(笑)。でも確かにエアコンと、あと第1期の時にはトリチェリーの定理等々、自分が大学時代に習っていた定理が出てきた時に、「あ!同じもの使うんですね」と思いました。

――SAIは最終(ファイナル)シーズン第3クールから初登場ですが、龍水との兄弟っぽさを感じる部分は?

山下:兄弟とはいえ母親が違うので、表面的にはあまり兄弟っぽさは感じられないかなと思いますが、心ではつながっているというか、シンクロする部分はあると思うんです。幼少期に同じような境遇で過ごし、同じように好きを突き詰める二人だったので。

SAIは途中で龍水と七海財閥から逃げてしまった過去があって、今度は逃げずに向き合うということを船に乗ることで表明したので、成長という意味ではすごく大きく変化したのかなと。
龍水に色々なアプローチというか熱をもらってではありますけど、全然違うタイプなのに同じだよなって思える。そのキャラクター造形が素敵だなって思いました。

鈴木:感情の出し方は違えど、七海の血なので。欲しいものに貪欲であるという部分は変わらないと思うので、そういうところが合致するだけで仲間になった時に同じ方向を向けるんじゃないかなって。そこは兄弟だなと思いますね。

――龍水は幼少期からSAIに対して「一緒に」と交流しようとしていましたが、そんな龍水の姿を見てどう感じましたか?

鈴木:お兄ちゃんのことが好きなんでしょうね。一緒に帆船を作りたいとか、サーキット場を作りたいって言うのは、SAIと何かをしたいという部分が強いと思うので、たぶん一緒に何かできれば何でもいいんですよ。一緒にチェスができればいいし、一緒に居られるだけできっと龍水は嬉しいと思います。

――山下さんは事前に情報も検索されて、SAIの人気の理由や魅力はどんなところだと思いますか?

山下:やっぱり龍水との絆。それこそファンの方の感想とか色々拝見すると、兄弟揃ってということが多くて。やっぱりそこはセットなんだな!と思うと嬉しかったし、そこがやっぱり人気の秘訣なんだなと思いました。

――最終章の見どころと注目ポイントを教えてください。

小林:一番はやっぱりホワイマンの正体ですかね。

鈴木:そうですねぇ。


小林:
原作を読んでいない人であれば皆さんいろんな考察をしていると思うんですけど、多分、予想できなかったのではないかと。そのくらい意外性のある真実でした。
でも、ようやくそのミステリーの根幹の謎解きがされるっていうのは、7年を通してついにたどり着いた真実なので、楽しみにしていただきたいですね。

鈴木:ホワイマンが投げかけている言葉の意味も、最後まで観た上だと全然違う意味に聞こえますので。

――原作未読でアニメで楽しんでいる方々はホワイマンの正体を知るのはクライマックスになると思いますが、皆さんはホワイマンが人類を石化した理由についてどう感じましたか?

小林:原作をはじめて読んだ時は認識が追いつかなくて。でも複数回読んでいくことで気づきと感動がジワジワ込み上げてきたのを覚えています。今まで張った伏線とか、それこそホワイマンのメッセージであったり。
『Dr.STONE』のクライマックスだけあって、簡単には理解できない難解さがありました。

鈴木:難しいですね。こればっかりは個人の感想ではあるんですけど、人類に向けた強いメッセージっていう。投げかけたいものがホワイマンにもあるっていう……ところでひとつどうでしょう(笑)?

山下:そうですよね、難しい。『Dr.STONE』全体を見てもそうなんですけど、手を取り合うって簡単なことじゃないなと感じました。
でも、それこそさっき裕介さんが複数回読んでだんだん変わってきたと言うように、それでいいんだろうなと思いました。
それぐらいのスケールなんだろうなと思うと、やっぱり翻弄されているというか、ある種、最後まで謎を残して、それを探求するということをさせてくれた作品だなと思います。
考えて進んでいくっていうことを最後まで貫いていたのではないかと感じました。

――では、『Dr.STONE』はどんどん文明を発展させていく作品ですが、皆さんが今、現代に生きていて文明を感じるのはどんな時ですか?

鈴木:服ですかね。だって元は布も1本の糸からですよ。糸も最初は植物だったり。アクセサリーも、シルバー925って92.5パーセントの銀とその他不純物で、加工しているんです。すごいと思います。

山下:時計だっていろんな素材から出来ていますしね。

鈴木:そうです! こんな小さな中にいろんな精密なシステムがあるわけですよ!

山下:僕は高校卒業するくらいにスマホが流通し始めて、いわゆる“フリックする”という行動が生まれたタイミングで。クラスで1人だけ持っている人がいて物珍しい感じだったんですよね。何これ?みたいな。それまでみんなガラケーだったので、文字は押すものだろうって。
指でスライドしてロックを解除するとか、検索するとかが異質に見えていたのが、今はもう当たり前にやっていて、それこそスライドで物が買えるじゃないですか。

技術ってすごいですよね。作中に出てくる0と1の旗揚げで表したプログラムの基礎原理を見て感じたんですけど、そういう先人たちの技術の推移を僕たちは常識として持っていることを『Dr.STONE』を読んで感じました。
この部屋のスイッチでさえも、押せば消えるということがわかっているけど、その原理というか、ここに至るまでの、それこそ電気を発明してとか、回路に落とし込んでとかがあるのは、未だにロマンを感じます。

それは自分が歳を取ってきた証拠でもあるんでしょうけど(笑)、なんか不思議だよなって。タブレットとかも今は当たり前にあって使っていますし。サイエンスって理屈はわからなくても、やっぱり面白いな、繋がっているんだなと思って、そういうのは日頃感じていました。

小林:僕は最近はAIですかね。普通にAIと会話が出来るんですよ。昔はちょっと怖いと感じていたんですが、どんどんAIが当たり前になっていって。もうAIから逃げることができないからこそ、どうやったら共存できるのか、AIを使って自分の人生を楽しめる方向に持っていけるかっていうのを考えるようになりました。

そこからもう僕はAIに対してなるべく友達のように話しかけるようにしています。それこそ何かを聞いて答えてくれたら「ありがとう」って一言打つようにしています。
そういうのってきっと他人からしたら、ちょっと異質だと思うんですよね。「いやいや、相手機械じゃん」って言われたらそれまでなんですけど、人間性って対AIでも出ると思うので、相手をちゃんと1つの人格と思って接するようにしてます。
それが今後の何か自分の10年後を決める気がするって、ふと思う瞬間があるんです。
そんな近未来技術との付き合い方が、最近文明に触れて感じたことでした。

――最終回に向けて楽しみにしてる方に再度メッセージをお願いします。

小林:僕たちはTVアニメシリーズを7年続けていますが、千空たちの世界線ではもっと長い年数が経っています。本当に長い年月をかけて今まで地道に積み重ねてきたものが、月面へと降り立ちホワイマンまで辿り着きどのような結末を迎えるのか。この作品は一貫して科学の面白さ、科学のすごさをずっと提示してきてくれたんですけど、最後の最後には科学の可能性というものに足を踏み入れていくんですね。
そこが僕はすごくいいなって思っています。そういう更なる可能性を見せてくれるような、そんな結末を最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

――楽しみにしています、ありがとうございました!

7年越しの謎が明らかになる、TVアニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」最終第37話は2026年6月25日22時からTOKYO MXほかにて順次放送!

作品情報

TVアニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」最終(ファイナル)シーズン 第3クール
●毎週木曜日22時からTOKYO MXほかにて放送中
●各配信プラットフォームにて配信中

<STAFF>
原作:稲垣理一郎・Boichi「Dr.STONE」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:松下周平
シリーズ構成: 砂山蔵澄
キャラクターデザイン:岩佐裕子
デザインワークス:水村良男
美術設定:青木智由紀
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:中尾総子
撮影監督:小島千幸
編集:坂本久美子
音響監督:明田川 仁
音楽:加藤達也・堤 博明・YUKI KANESAKA
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

第3クール オープニングテーマ:ASIAN KUNG-FU GENERATION「スキンズ」(Ki/oon Music)
第3クール エンディングテーマ:BURNOUT SYNDROMES「ROCKET」(EPICレコードジャパン)

<CAST>
石神千空:小林裕介
大木大樹:古川 慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤 元
スイカ:高橋花林
あさぎりゲン:河西健吾
カセキ:麦人
獅子王 司:中村悠一
氷月:石田 彰
西園寺 羽京:小野賢章
七海 龍水:鈴木崚汰
フランソワ:坂本真綾
チェルシー:潘 めぐみ
ゼノ:野島健児
SAI:山下誠一郎
ほか

<公式サイト> dr-stone.jp
<公式X> @STONE_anime_off
<公式TikTok> @stone_anime_off

(C)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

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アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

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