旅先でもコーヒーを妥協したくない。コーヒーショップ店主が見つけた2,000円の小さなスケール
シラクマ
コーヒー器具・デザイン雑貨・ガジェットなどを中心にレビュー。使い心地の良さと佇まいを大切にしていて、機能とデザインが結びついた、ミニマルで美しいものに惹かれます。京都で文章を書いたり編集したりしながら、スペシャルティコーヒーショップ「ネオキ」を運営しています。
コーヒー好きにとって、旅行や出張のときに困るのが、朝一番にお気に入りのコーヒーを飲めないこと。
その場所ならではのコーヒーショップで買えたら一番いいのですが、宿泊先の近くにお店がない場合は、ドリップバッグなどで済ませることもありました。
出先でコーヒーを淹れるハードルがいくつかある中で、特にネックになっていたのがスケールです。
過去に何度か持って行ったこともあるのですが、重さがあってかさばるうえ、精密機械なので持ち運びの途中で壊れてしまったことも……。
今年は出張の予定が多いので、どうにかしたいと思っていました。
ポケットサイズのコーヒースケール
watchget 「ポケットデジタルスケール」 2,000円(税込)※記事執筆時点
そんな悩みを解決してくれたのが、watchgetの「ポケットデジタルスケール」です。
watchgetは中国のコーヒー器具メーカー。低価格で必要十分なクオリティのアイテムを数多く展開していて、コーヒー好きの間ではある程度知られた存在です。
このスケールの最大の魅力は、なんといってもそのコンパクトさ。
本体サイズは高さ122mm×幅70mm×厚さ20mmで、重量は約140gです。
iPhone 15 Proと並べた様子。
スマホと比べると、かなり小さいことがわかります。
さらにうれしいのが、本体にカバーが付いていること。
計量部分を保護してくれるので、バッグにザッと入れても安心して持ち運べるんです。
コーヒー抽出に必要な機能を網羅
ディスプレイは大きく見やすく、その下には4つの物理ボタンが付いています。
最近のスケールはタッチ式が多く、押したと思ったのに反応していなかった、なんてこともしばしば……。
ここは好みが分かれるところですが、個人的にはこのカチッと押せる物理ボタンが一周回っていいな〜と感じています。
ボタンは左から、TIME、MODE、TARE、ON/OFFの4つ。
TIMEはタイマーのオン・オフ、MODEはグラムとオンスの切り替え、TAREはゼロリセット、ON/OFFは電源ボタンです。
重さを量る、タイマーを使う、ゼロリセットする。コーヒーを抽出するときに必要な機能が一通り揃っています。
私が外でコーヒーを飲むときによく使っているのが、エアロプレスという抽出器具。
今回は実際にエアロプレスで抽出しながら、使い心地を試してみます。
まずはエアロプレスをセットした状態で電源を入れ、重さを確認しながらコーヒー粉を入れます。
TAREを押してゼロに戻したら、TIMEでタイマーをスタートさせてお湯を注いでいきます。
狙った湯量に到達したら、エアロプレスのキャップを付けてしばらく待機。
その間にカップを置いて、TAREでもう一度ゼロリセットしておきます。
時間になったらカップに直接コーヒーを落としていき、最後にスケールで確認しながらお湯を追加したら完成です。
コンパクトなスケールですが、エアロプレスと組み合わせれば、外出先でもしっかりおいしいコーヒーを抽出できました。
外出用としては十分すぎる精度
スケールで重要なのは、正確に計量できること。
こちらは0.1g単位で測ることができ、1万円を超えるスケールなどと比べても、誤差は0.1〜0.3g程度でした。
低価格のスケールは、端に置くか中央に置くかで数値がブレてしまうことがありますが、このスケールはそもそも計量面が小さめ。
置く場所によるブレが出にくいのは、コンパクトなスケールならではのメリットでした。
収納場所を取らず、万が一壊れてしまっても買い直しやすい価格。
正直、家庭で使うならこれで十分だなと感じるほどのクオリティです。
私の場合は外出用のスケールとして、出張・旅行バッグに入れっぱなしに。
これのおかげで、今年は外出先でも妥協のないコーヒーを楽しめそうです。
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