【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.106「雷、雨、夏、京都、オートコード」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.106「雷、雨、夏、京都、オートコード」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「雷、雨、夏、京都、オートコード」

20年代の京都を生きる若者によるロックバンド・オートコードが6月6日に京都nanoにて自主企画「大図鑑2」を開催します。4月の大阪に続いての企画になっており、今回はApesと神々のゴライコーズを招いてのライブとなっています。

先週も京都のサーキットイベント「いつまでも世界は…」に出演したり、夏にはナノボロの出演も決まるなど、京都のバンドシーンに欠かせなくなっている1組です。昨年のツアーではファンファン(ex.くるり)が参加したこともありました。大阪ではもちろん、東京でも「shimokitazawa SOUND CRUSING」に出演するなど、しっかり魅力的なイベントに名前があります。

なんてったって曲が良いです。京都の本来の情景を持ってくるとはこういうことか、という楽曲が沢山あります。このバンドにしか表現できない時間の流れがあって、そこから生み出される音は1個1個丁寧に聴覚に触れて、血液に浸透し、脳みそが覚醒し、心が落ち着きます。轟龍二(Vo.Gt)の歌声も落ち着いてますが、そこには男子らしい精悍さもあって、「hoop」「図鑑」のようなバンドの域を超えた壮大なスケールのあるサウンドにも、「ライフイズサンダー」のような疾走感のあるサウンドにも負けません。しかしこの「ライフイズサンダー」の雷鳴感のあるサウンドメイクはすごいですね。仮に歌詞がなくても、この音は雷タイプだと分かると思いますし、歌詞が加わってさらに焦燥感が伝わってビリビリきます。ちなみに「京都」という曲ではちゃんと強めに雨も降っています。

私のオススメ曲は「ゲゲゲ」です。この曲に出会ったのは2年半前ですが、このサビの頭の残り具合がすごいです。少しホラーな感じがするので、私が幽霊になっても残るんだろうなと思います。この曲のように、子供の頃に考えたような純情な妄想や忘れられない記憶も、聴いていると随所に顔を出しているところも、オートコードの良さだと思います。夏休みに「サマータイムマシンブルース」を聴いたら、一気に平成の実家の軒下に戻りますよ。さすが“京都の夏”と呼ばれているバンドです。6月6日から夏を始めてしまいましょう。

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・遊津場SNS
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