【5kmで1本の木が増える?】アシックスの環境アクション始動! 石垣島では“走って拾う”プロギング企画も開催
日々のランニングやウォーキング。その何気ない運動が、地球のどこかで“森を再生する一歩”につながるとしたら。
そんな取り組みをグローバルに展開しているのが、アシックスだ。同社は、ランニングやウォーキングなどで5kmを達成すると1本分の植樹につながるプログラム「Run for Reforestation Challenge 2026」を、地球環境を考える月間とされるアースマンスの4月1日から30日までの1か月間、実施する。
5kmで1本の植樹、シンプルな仕組みで参加できる環境アクション
本プログラムは、アシックスが掲げる「健全な身体に健全な精神があれかし」という創業哲学のもと展開されている。「心身の健康を実現するためには、その基盤となる地球環境も健やかである必要がある」という考えから、気候変動への関心が高まる中、一人ひとりの行動変容を促すことを目的に2023年からスタートした。
参加方法は非常にシンプルで、フィットネスアプリ「ASICS Runkeeper」を使い、期間中に5kmを走る、または歩くことで、1本の木が植えられる仕組みだ。
植樹は、森林再生や生態系保護を行う国際NGO「One Tree Planted」を通じて行われ、環境回復が求められる地域で実施される。
累計約25万本の植樹、個人の行動が世界の森へ
これまでの参加者は年々増加しており、2023年には約5万人、2024年には約9.5万人、2025年には約10万人が参加。また、2023年から現在までに、本プログラムを通じて米国、インドネシア、ブラジル、ベトナム、ポルトガル、オーストラリアなど世界各地で植えられた木は、累計約25万本以上にのぼる。2026年は10万人の参加を目標に、さらなる拡大を目指している。
対象となる運動も幅広く、ランニングやウォーキングだけでなく、ハイキング、トレイルランニング、車いすでの移動、さらにはごみ拾いをしながら走る「プロギング」も含まれる。
日常の延長線上にある運動が、そのまま環境貢献につながる点が特徴で、特別な準備を必要とせず、誰もが参加できる設計となっている。
石垣島で象徴的イベント、プロギングチャレンジを実施
こうしたグローバル施策と連動する形で、国内でも象徴的なアクションが展開される。
4月11日には、「石垣島トライアスロン」の付帯プログラムとして、「プロギングチャレンジ in 石垣島トライアスロン」を実施。当日は、パラトライアスリートを含む約50名が参加し、石垣島の海浜エリアでランニングをしながらごみ拾いを行う。
参加者の走行距離は植樹に換算され、イベント単体でも約50本相当の植樹貢献を目標としている。スポーツと環境保全を同時に実践する取り組みとして、リアルな場でその意義を発信する機会となる。
小さな行動が未来を変える一歩に
アシックスは、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、循環型ものづくりをはじめとした環境配慮の取り組みを推進している。「Run for Reforestation Challenge」は、こうした新しい価値を提示する取り組みとして広がりを見せている。
日々の5kmという行動が、遠く離れた地域の森林再生や生態系の回復へとつながる。環境問題に対して「何から始めればいいかわからない」という声も多い中、まずは身近な運動から参加できるこの取り組みは、サステナブルアクションの入り口として注目される存在となりそうだ。
「この春、自分の一歩を“未来の森”につなげてみる」――そんな選択肢が、静かに広がりを見せている。
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