【ライブレポ】「行けるんじゃないか」と思わせた夜──PIGMONZデビューワンマンライブ〈LET’S GO PIGMONZ〉

プー・ルイがPIGGSを脱退し立ち上げた新グループ、
それにしても、プー・ルイの立ち上げたグループらしく、デビュー前から大騒ぎ。3月7日に行われたプレデビューイベント直前、オーディションを通過したメンバー・セナの経歴詐称が発覚。一度は4人でステージに立ったものの、その後セナは脱退。グループは再びオーディションを実施することとなった。その一連の出来事は「うらどる。 ーアイドルが、武道館に立つまでー」で公開されており、オーディエンスはすでに、彼女たちの歩みに強く感情移入している状態でこの日を迎えていた。
ただライブは多くのオーディエンスにとって初見で、ko-hey作曲のメロディック・パンクを基調にした楽曲がどのように展開されるのか、そしてダイブやリフトも禁止されておらずどのような現場になるのか、期待は高まるばかりだった。
最高にカオスな“PIGMONZ”スタート!!
18時05分、激しすぎる爆音のSEと共に、プー・ルイ、ユメカ、サンの順で飛び出してきた。1曲目はアルバムのオープニングを飾る“PIGMONZ”。メロディック・パンクのスピード感で、一気にぶち上げる。色々あったけど、三人でやってやるという覚悟が固まり、すっきりした顔をしているようだ。そして、やってくれた“PIGMONZ”の3連発!!! しかも、曲間はゼロ(笑)。さらには、3発目の“PIGMONZ”ではついにダイブが炸裂! と思ったら、楽しそうに舞っているのは一緒にオーディションを受けたキカだったのだから、なんて最高な現場だ。そしてなぜかユメカも続き、カオスで最高だ。メロディック・パンクのひたすら速いビートで、どんどんオーディエンスのテンションは上がっていくし、ダイブもOKなんだって空気感が会場を包み込み始めたのも新鮮な体験だった。



続く松隈ケンタ作曲の“I survive”では、プー・ルイの声と楽曲の相性が際立つ。そこにユメカの力強さ、サンのまっすぐな歌声が重なり、グループとしての輪郭がより鮮明になる。“I survive”まで2連発したにも関わらず、高速BPMの中で踊り続けながら歌い切る3人のフィジカルの強さも印象的だ。
ここでPIGMONZの自己紹介パートが挟まる。内容は以下だが、ぜひ現場で体験してみてほしい。
PIGMONZ初の自己紹介 (MC)



プー・ルイ:プープープープーおならプー!PIGMONZの社長兼ヨゴレ担当プーちゃんことプー・ルイです。よろしくお願いします!
ユメカ:帰ってきたぞー!アントニオ猪木さんのやつやるんで、最後のダーを一緒に言ってください!「パンダがあれば何でもできる!」 「1・2・3!」 「ダー!」ありがとうございます! 歩くパワースポット担当ユメカです!よろしくお願いします!
サン:私が1・2って言ったらサンちゃん、2・2って言ったらサンちゃん、3・2って言ったらサンちゃんって言ってください!」
「準備体操第3!」 「せーの、1・2」「サンちゃん!」「2・2」「サンちゃん!」「3・2」「サンちゃん!」真面目な太陽担当サンです!よろしくお願いします!」
その後メンバーに「どれくらい楽しみにしていたんですか」と聞いて笑いを誘うプー・ルイのMCの、熱くなりすぎた会場の空気を少し落ち着かせて次曲に繋げるその手腕はさすがだと言わざるを得なかった。
フロアは再び熱狂の渦へ
そして、ブライアン新世界作曲の“細胞upset”。少しBPMが落ちた楽曲を丁寧に歌い上げることで、しっかり歌詞が聞こえ、ko-heyの曲との対比も聴いていて楽しい。“Hello”ではサンのラップも披露され、表現の幅を提示していく。ユメカが考えたダンスや変顔もとてもいいし、オーディエンスの中ではモッシュも起こっていた。次曲は、PIGGSのSHELLMEが振り付けを担当した“panorama”。彼女たちのかわいさがとても引き立てられていて、会場全員で手を挙げての大合唱となった。

続く“カッ!”では、サンの絶叫から楽曲がスタート。後半の大合唱パートではウォール・オブ・デスも発生し、フロアは再び熱狂の渦へと飲み込まれる。とはいえ、その規模はまだ小さかったので、これが今後どこまで拡張していくのかも見どころだ。“PANI”はミドルテンポで全員が跳ねることのできる楽曲として機能し、セットの中で重要な役割を担っていた。そして“サッドマシーン”では、変わっていくものと変わらないものを切なく歌う。ライブの流れの中で楽曲の魅力が際立ち、今後の代表曲となる可能性を感じさせた。
ここで、ユメカのMCが挟まる。

PIGMONZとして、今日ここに立っています。
ここに来るまで、いろんな人生を生きてきました。何度も夢見て、何度も諦めて。アイドル向いてないなって、やめようって、自分に言い聞かせたこともありました。
でもやっぱりここにいて、今日この場所に立って確信しました。この場所を選んでよかったって。やっぱ死ねないですよ。見たいものも、みんなに見てもらいたいものも、まだめちゃくちゃあって。だから叶えるまで死ねないんです。
そういう人、この中にいますか?もしいたら、諦めの悪いこの私と一緒に、まだ夢見てくれますか? 約束してくれますか?
今した約束、絶対忘れないので。今年、渋谷GARRET udagawaから始まって、武道館、その先もずっと。この約束を持っていてくれたら嬉しいです。
今度こそ、絶対叶えようね。
ユメカはMCで武道館への想いを語り、その流れのままアルバムラストの“Still”へ。「見果てぬ約束のステージ 今この手伸ばして」というフレーズが、オーディエンス一人ひとりにまっすぐ届いた。
続いては、サンのMC。

ここに立てていることが、すごく嬉しいです。
サンはずっと「真面目だね」「固いね」って周りから言われてきました。でもそう言われるたびに、真面目だと人をワクワクさせられないのかな、つまんないのかなって思っていて。真面目って言葉も、そう言われる自分も、すごく嫌いでした。
でも、そんな自分でも何かできるんじゃないかなって、どこかでずっと思っていました。
そんな時にPIGMONZのオーディションを受けて、真面目はコンプレックスじゃなくて、自分の武器なんだって気づかせてもらいました。コンプレックスって思わなくていい、それが自分らしさで強みなんだよって。初めて自分を認めることができました。
ずっと変わらなきゃって思っていたところを、好きになれるなんて思っていなかったし、オーディションを受けてから今日まで、何度も「そこがサンのいいところだよ」って言ってもらって、初めて自信に変えてもらいました。
だから今度は私が、まだ強くはないけど、もし誰かに何か言われて、それが頭から離れない人とか、自分のことが好きになれない人がいたら、「それはあなたにしかないものだよ」って、ここで見せていきたいです。
いつかPIGMONZのサンとして、本当の“真面目な太陽”になりたいです。
明るいMCはできないけど、これが私のなりたい、バカ真面目でまっすぐなアイドルです。これからよろしくお願いします。
ライブはクライマックスへ
そして本編のラストソングは、始まりの曲“Starting Line”だ。オーディションの課題曲だったこともあり、オーディエンスの想いは一際強く、会場は最高の盛り上がりを見せる。プー・ルイ、ユメカ、サン、そして脱退したセナも含めたこれまでの軌跡が重なり、サンの落ちサビでは思わず涙がこぼれた。


鳴り止まないアンコールの中、最後はもう一度“PIGMONZ”をやり、ユメカがダイブしまくり、プー・ルイとサンもステージを乗り越えて歌い「好き勝手やってやる」という空気が会場を満たし、デビューワンマンライブは終了した。
そして最後は、プー・ルイが、「売れる」と言い切り、ステージを後にした。

本当に、私たちデビュー前からいろいろあって。心配かけて、本当にごめんね!
でも、こうやって信じてくれたみんながいたから、無事にデビューすることができました!
これからフルスロットルで駆け上がっていくんで、ついてきてくれー!ぜってえ売れっから! なあ!お前らも売れようなー!
今日は本当にありがとうございましたー!

そしてPIGMONZは新たなステージへと向かう
BGMが鳴っても、照明が点いてもなお続くアンコール。その熱量こそが、このライブのすべてを物語っていた。
PIGMONZが掲げる目標は、日本武道館。キャパ1万人という大きな壁に挑むには、これまで以上に新しいリスナーを巻き込んでいく必要があるだろう。しかし、メロディック・パンクを軸とした楽曲と、自由で混沌とした現場の空気は、確かな新しさを持っていた。
プー・ルイとユメカのパフォーマンスはすでに高い完成度にあり、サンも必死に食らいつきながら存在感を示している。そして「うらどる。」を通してすべてをさらけ出してきた彼女たちは、オーディエンスとの間にすでに強い結びつきを築いていた。
今やっているメンバー・オーディションでのさらなるパワーアップも期待度高いし、いやはや、これはひょっとするとひょっとするかもしれない。武道館に「行くしかないでしょ」から、「行けるんじゃないか」って思わせてくれた、期待値爆上がりのデビューワンマンライブになったと思う。プー・ルイのグループだし、これからももちろん色々あるだろうけど(笑)、蹴り越えろ、武道館を!!!

取材&文:飯田仁一郎
撮影:大橋祐希
編集:ニシダケン
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セットリスト
PIGMONZデビューワンマンライブ〈LET’S GO PIGMONZ〉
2026/3/21(土)
会場:GARRET udagawa
出演: PIGMONZ
開場:17:30 / 開演18:00
01 PIGMONZ
02 PIGMONZ
03 PIGMONZ
04 I survive
05 I survive
06 細胞upset
07 Hello
08 panorama
09 カッ!
10 PANI
11 サッドマシーン
12 Still
13 StartingLine
アンコール
14 PIGMONZ
ツアー情報
〈GO GO PIGMONZ TOUR〉
2026年4月28日(火)東京・SPACE ODD
OPEN 18:00 / START 18:30
2026年5月3日(日)宮城・enn2nd
OPEN 18:00 / START 18:30
2026年5月5日(火祝)北海道・KLUB COUNTER ACTION
OPEN 15:00 / START 15:30
2026年5月6日(水祝)北海道・KLUB COUNTER ACTION
OPEN 15:00 / START 15:30
2026年5月23日(土)福岡・Live House 秘密-Himitsu-
OPEN 16:00 / START 16:30
2026年5月30日(土)愛知・新栄DAYTRIVE & TRIM
OPEN 16:00 / START 16:30
2026年5月31日(日)大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE
OPEN 16:00 / START 16:30
2026年6月12日(金)東京・Spotify O-WEST
OPEN 17:30 / START 18:30
2026年6月13日(土)東京・Spotify O-WEST
OPEN 14:30 / START 15:30
FC抽選先行
【受付期間】3月22日(日)18:00〜3月30日(月)23:59
▼ 公式サイト
https://pigmonz.com
アーティスト情報
▼ 公式X
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▼ 公式Instagram
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