中島涼之介、繊細なバランスの新曲リリース

本作は四季をテーマにしたミニアルバムシリーズ『LAVENDER』全4部作という、2年がかりの壮大な音楽的構想からの先行シングル。最終章となる『LAVENDER【冬】』への収録が予定されている。
崇拝と親密さ、憧憬と現実が交錯する繊細なバランスの本楽曲。冬の空気に乗せられ、ラブソングの形で表現されている。
ジャズの語彙を借りながらもオルタナティブポップとしての軽やかさを纏ったサウンドは、ウッドベースやジャズドラムの落ち着いた骨格に、煌めくピアノや木管・金管を宅録的な近さで重ねている。“家の中でだけ鳴るオーケストレーション”という夢のような質感を実現した。
中島涼之介は今回のシングルについて、以下のようにコメントを寄せている。
コメント
恋路における距離感の美学について考えることがあります。
九鬼周造が『「いき」の構造』で論じた美意識、
つまり媚態と意気地、諦めが織りなす緊張関係は、
相手を「天使」と呼ばざるを得ない
心理の本質を捉えているのかもしれません。
『バレンタインデーガール』は、
そんな恋情を冬の空気に託した楽曲です。
夢と現実の狭間のような心象風景を描こうとしました。
レヴィナスが語ったように、他者は常に
自分の理解を超えた「他者性」を保ち続けます。
この楽曲における「天使」という呼称は、
まさにその到達不可能性の表現です。
だからこそ、恋は美しく、そして切ない。
バレンタインという制度化された愛の日に、
あえてこのような視点から歌うこと。
それは現代における愛の距離感への、私なりのささやかな応答です。
リリース情報
中島涼之介
シングル「バレンタインデーガール」
2026年2月4日(水)リリース
OTOTOY配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/3407620
アーティスト情報
・Instagram
https://www.instagram.com/poncy_suzu/
・X
https://x.com/poncy_suzu

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