【ライブレポ】yosugala、「変わらぬ本質」を武器に、メジャーのステージへ───〈yosugala Major Debut Release Party〉

昨年末から激動が続くアイドル・シーンのなかで、確かな「希望」として存在感を放ち続けているグループがいる。それが

開演時刻を迎えると、場内は青い光に包まれ、巨大スクリーンにはオープニングムービーが映し出される。そしてその幕が降りると、現在のアーティストビジュアルをそのまま再現したような、小さなLED照明が施されたステージにyosugalaが姿を現す。1曲目に投下されたのは、メジャーデビューシングル「ハルカカナタ」。都会の夜景を思わせる映像を背負いながら、これからの未来へと進む「覚悟」を叩きつけるようなパフォーマンスで、フロアの空気を一瞬にして掌握していく。
続く「sailing!!」を、疾走感あふれるロック・サウンドで駆け抜けると、その勢いを保ったまま、yosugala流の「かわいい」を詰め込んだ「YOSUGAL 伝説」、そして感謝の想いをストレートに届ける「大大大大大感謝」へ。ラウドなアレンジが施されたギター・サウンドと、ユーモラスでキャッチーな言葉選びが融合し、yosugalaというグループの懐の深さと遊び心を強烈に印象づけていく。



序盤から一切のブレーキを感じさせないセットリストで観客を一気に自分たちの世界へ引き込むと、次のブロックでは「アステリズム」「エスカレート」「○×ゲーム」「コノユビトマレ」を立て続けに。楽曲ごとに表情を変え、変幻自在に展開される音楽性はyosugalaならでは。複雑な構成を持ちながらも、そこに宿る魂はどこまでも熱い。とりわけ印象的だったのは、メンバー全員の高いヴォーカルスキルだ。厚みのあるハモリやユニゾンは、強靭なバンドサウンドの音圧にも一切埋もれることなく、それぞれの個性を際立たせていた。その歌声は、yosugalaが名実ともに「実力派」であることの証である。
怒涛の展開でフロアを完全に温めきったところで、初披露されたのは最新曲「マスカレイドナイト」。スクリーンには、ダイナーのスタッフに扮したメンバーが、浮気した男に強烈な制裁を加えるという刺激的なストーリーのMV。映像とリンクするように、メンバーは一段と気合の入ったパフォーマンスを見せ、オーディエンスのボルテージは一気に最高潮へと達した。


怒涛の楽曲群でフロアを完全に掌握したyosugalaは、ここからライブの表情を大きく変えていく。次のブロックで届けられたのは、「コノユビトマレ」「ソラノナミダ」といった、グループの中でも特に切なさを湛えた楽曲たち。エモーショナルなメロディーと、胸の奥に静かに沈み込んでくる言葉が、会場の空気を一気に引き締ていた。
続くバラード「きっかけ」では、アコースティックギターの繊細な調べに乗せて、4人が全力の歌声を重ねていく。その一音一音が真っ直ぐに心へと届き、EX THEATER ROPPONGIは静かな感動に包まれた。派手な演出に頼らずとも、歌そのものの力で観客を惹きつけられる、yosugalaの「強さ」が、最も純度の高い形で表れた瞬間だったと言えるだろう。


「裸足のまま」を披露した後のMCでは、場内の空気を一変させるサプライズが用意されていた。某国民的人気アニメの予告映像をオマージュした映像が流れ、そこで発表されたのは、NHKホールでの4周年ライブ開催という大きなニュースだった。「NHKホール」というグループ史上最大規模の会場を前に、未白ちあは「メジャーデビューしたと言ってもね、ここから戦いですよ。ここから生き残っていかなきゃいけないので」とリアルな心情を吐露するシーンも。そう語られる言葉の端々からは、メジャーデビューを経て、さらに先へと進む覚悟と緊張感がにじみ出ていた。
そしてライブはいよいよクライマックスへ。まとい式コール&レスポンスを経て、完全に仕上がりきった会場に投下されたのは「aspiration」。yosugalaの代名詞とも言える、強い姿を真正面から叩きつけるようなパフォーマンスを展開すると、「canvas」では一転して、ステージ上に柔らかな笑顔が広がる。さらに「宇宙旅行」では、客席一面にスマホのライトが灯り、自然発生的なシンガロングが巻き起こる光景に。続く「Sparkle」では、フロア全体をとてつもない多幸感に包み込こみ、yosugalaとしての輝きを届けた。
本編ラストを飾ったのは「何億分の1を」。圧巻の歌声がEX THEATER ROPPONGIに轟き、未来へと続く咆哮のように、その想いが響き渡る。この瞬間、yosugalaがこれまで積み重ねてきた時間と、これから描いていく未来が、確かに一本の線で結ばれたように感じられた。



しかし、パーティーはまだ終わらない。アンコールで披露されたのは「オヒメサマ?」。会場は一気にダンスフロアへと変貌し、途中にはウェーブも挟みながら、再び熱狂の渦へと叩き込んでいく。観客とステージの境界線が溶け合うような一体感が、そこにはあった。ラストチューンに選ばれたのは「indigo」。メジャーデビューという「新しい夜明け」をファンとともに迎え、「これからも一緒に夜を越えていこう」というメッセージを歌声に乗せて、〈yosugala Major Debut Release Party〉は幕を閉じた。
この日、印象に残ったのはメンバーが「私たちは変わらない」と何度も言葉にしていたこと。もちろんメジャーデビューを迎え、大きく変化していることは間違いない、しかし変わらないのは、「yosugalaという存在の本質」の部分なのだろう。そしてこの日のライブでそれが決して揺るがないことを、彼女たちははっきりと証明して魅せた。
ここから始まるのは、yosugalaの次なる物語。NHKホールでの4周年、その先に続く未来はまだ見えない。しかし、yosugalaはこれからも迷いながら、夜を越えながら、自分たちの足で進んでいくのだろう。


取材&文:ニシダケン
撮影:Masayo
〈yosugala Major Debut Release Party〉セットリスト
2026年1月17日 EX THEATER ROPPONGI
M01. ハルカカナタ
M02. sailing!!
M03. YOSUGAL伝説
M04. 大大大大大感謝
M05. アステリズム
M06. エスカレート
M07. ○×ゲーム
M08. コノユビトマレ
M09. マスカレイドナイト
M10. オトギバナシ
M11. ソラノナミダ
M12. きっかけ
M13. 裸足のまま
M14. aspiration
M15. canvas
M16. 宇宙旅行
M17. Sparkle
M18. 何億分の1を
EN1. オヒメサマ?
EN2. indigo
ライブ情報

〈yosugala 4th anniversary live「progress the night -NHKホール-」〉
2026年6月21日(日)東京都 NHKホール
〈yosugala FANCLUB LIVE TOUR 2026」〉
2026年3月14日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2026年3月15日(日)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2026年3月29日(日)東京都 LIQUIDROOM
最新音源配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/3273318
https://ototoy.jp/_/default/p/3219353
リリース情報
2025年3月18日(水)発売 「No Border」
CD
初回生産限定盤 (TFCC-89804) ¥3,000
黒坂未来盤 (TFCC-89805) ¥1,500
君島凪盤 (TFCC-89806) ¥1,500
汐見まとい盤 (TFCC-89807) ¥1,500
未白ちあ盤 (TFCC-89808) ¥1,500
通常盤 (TFCC-89809) ¥1,500
アーティスト情報
・Instagram
https://www.instagram.com/yosugala_official/
・X
https://x.com/yosugala_info
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
