ASUSのゲーミングノートPC「ROG Strix G16」レビュー Ryzen 9 9955HXプロセッサとGeForce RTX5070Tiが実現するパワフルなパフォーマンスをチェック

ASUS JAPANが2025年5月に発売したゲーミングノートPC「ROG Strix G16」のAMD Ryzen 9 9955HX3DプロセッサとNVIDIA GeForce RTX5070Ti Laptop GPU搭載モデル「G614FR-R9X3D5070TI」のレビューをお届けします。個人的に、ROG Strixシリーズでは2024年1月に発売された「ROG Strix G18」をレビューして以来となる最新モデルを触ってみて、どのような進化を遂げているかチェックしていきます。

シックなデザインの筐体でビジネスやクリエイティブの用途にも活躍

本体サイズはW354.0×D264.0×H22.6~30.4mm、重量は約2.5kg。エクリプスグレーの筐体はメタリックな質感で、ビジネスシーンでも違和感のないシックで美しいデザインです。

左側面には電源ポート、LANポート、フルサイズのHDMIポート、USB 4.0(Type-C)ポートとPower Delivery対応のUSB 4.0(Type-C)ポート、マイクロホン ヘッドホン・コンボジャックを搭載し、右側面にはUSB 3.2 Type-C Gen2ポートを2基搭載。充実したインタフェースにより外部ディスプレイや外部ストレージで作業環境を拡張できます。

バッテリー容量は90Whで、外出先での長時間の作業にも対応します。USB-Cポートから100Wの充電に対応する他、付属の280W電源アダプターにより30分で50%の急速充電が可能。LANポートは1Gに対応し、無線LANはWi-Fi 6Eに対応します。

大面積のタッチパッドを擁するキーボードは、余裕のあるキーピッチで打鍵感も十分。テンキーは非搭載ですが、タッチパッドに「Numberpad」を表示すれば数値入力も捗ります。

ディスプレイは解像度WQXGA(2560×1600ドット)、応答速度3ms以下、輝度500nits、リフレッシュレート最大240Hzの16.0型ワイドTFTカラー液晶。速く、明るく、鮮やかなことを特徴とする独自基準をクリアした「ROG NEBULA DISPLAY」に相当します。アスペクト比16:10で狭額縁の画面は仕事では広い作業領域を、ゲームでは迫力と没入感のあるプレイ体験を実現します。

パワフルなゲーミング性能をチェック

電源をONにすると、外観からゲーミングPCとしての個性を発揮。キーボードのLEDだけでなく、底面部を照らす手前側面のLEDラインがカラフルに光ります。

発光パターンやカラーはプリンストールされた専用アプリケーション「Armoury Crate」の「Aura Sync」から設定が可能。キーボードに用意されたショートカットキーからワンタッチで起動することができます。

AMD Ryzen 9 9955HX3DプロセッサとNVIDIA GeForce RTX5070Ti Laptop GPUのパフォーマンスを引き出す冷却機構「ROG Intelligent Cooling」は、7本のヒートパイプ、超高密度フィンを搭載したフルワイドヒートシンク、ベイパーチャンバーによる放熱機構と、3基のファンによる冷却、13%効率を向上した「Arc Flow Fans」などにより実現するエアフローから構成します。

ベンチマーク結果は、「3D Mark」の「Time Spy」の結果が16825。2024年1月にレビューしたインテル Core i9-14900HXプロセッサーとGeForce RTX 4070グラフィックス搭載のROG Strix G18(2024年モデル)の13747というスコアを上回る結果となりました。

DLSSで200fps超の滑らかなグラフィックスを実現

GeForce RTX 50シリーズのGPUは、AIを活用してグラフィックス品質を維持・向上させつつフレームレートを向上する技術、NVIDIA DLSSの恩恵が最大限受けられる点にも注目。最大4倍のフレーム生成により、「Forza Horizon 5」のベンチマークはデフォルトで128fpsのところ、201fpsのスコアを得ることができました。

2025年1月にリリースされたばかりのアップデート、DLSS 4.5も試してみました。NVIDAアプリケーションのグラフィックス設定「DLSSオーバーライド」の項目で「推奨」を選択することにより、対応するタイトルでは最新の技術を適用可能。「DOOM: The Dark Ages」ではベンチマーク(ヘベス)で総合252.48のスコアを記録し、200fps超の滑らかで美しいグラフィックスのゲームプレイが楽しめました。DLSS 4.5では、今春には最大6倍のフレーム生成に対応予定なので、今後さらに進化したグラフィックスによる快適なプレイが期待できます。

AI PCとしての進化にも注目できそう

ROG Strixシリーズの2025年モデルは、キーボードにはCopilotキーを搭載。AI PCとしての側面にも注目できます。「Geekbench AI」によるONNX CPUのベンチマーク結果は、Single Precision Scoreが6628、Half Precision Scoreが2702、Quantized Scoreが12481と高いスコアを記録。AI処理でも良好なパフォーマンスが期待できます。

XboxアプリのGame Barでは、テキストや音声のチャットでAIにゲーム攻略の相談ができるサービス「Gaming Copilot(ベータ)」が利用できます。起動中のゲームのタイトルを認識して、適切なアドバイスがもらえるのが心強いですよ。

ROG Strix G16のG614FR-R9X3D5070TIモデルは、32GBメモリーと1TBストレージを搭載してASUS estoreでの販売価格が45万9800円(税込)。なかなかの価格ですが、現時点で最新機能を網羅した強力なゲーミングノートPCとして魅力ある1台です。メモリー不足や円安を背景とした今後登場する機種の価格上昇傾向を見据えると、値ごろ感のある製品と言えるかもしれません。

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宮原俊介

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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