【なんと100円!!】毒魚だから激安!! だけど超ラブリーで特に煮つけが激ウマなお買い得魚・ミノカサゴを捌いて食べた結果【未利用魚】
みなさま、冬は魚の煮つけが最高に美味しいですね。
煮つけ向きの魚を買いに行きつけの魚屋「海鮮市場マルモト」(神奈川県伊勢原市伊勢原1-3-37)に行ったところ
ミノカサゴがいました!!!!!!!
かんわいいぃぃぃいいいい!!!!!!!!
トロピカルな赤い体に優雅な羽根のようなヒレをまとい、ちょっとだけ毒々しい黒褐色の縞模様がハイセンスで、まさに泳ぐ芸術品のような魚です。
「綺麗なバラにはトゲがある」という言葉がありますが、この子も何かしら危険な罠を持ってそうな雰囲気がありますね。
そうです、毒魚なのです。ヒレに毒があるのです。
おろすのに少々危険が伴うため一般流通せず、未利用魚です。だからめちゃくちゃ安いです。
この時は1尾100円(税抜き)でした。2尾税込みでも216円!!! お得スギィ!!
毒があると言ったって、別に刺されても死にません。痛いだけです。
しかも調理前に毒針が付いているヒレを切り落としてしまえば良いだけなので、ちょっとだけ気をつける必要はあれど、そんなに危険視しなくて大丈夫な魚です。
確かにおろすのが少々手間ではあるのだけど、とても美味しい魚(特に煮つけが絶品!)なので即決で購入しました! 安いし!
ミノカサゴの毒
美しい! そしてかわいい!! ほっぺ(エラブタ)のところがほのかに水色なのも、チークでおめかししたようでイイ!!
捌かずにいつまでもその芸術的な姿を眺めていたいのですが、捌きます。煮つけが食べたいので。
捌くときは厚手のゴム手袋をし、できればトングなどで掴んで動かします。
ヒレの先には鋭いトゲがあります。これが毒針です。
捌くときは、刺されないように気を付けながら、まずはヒレを根本からハサミで切り落とします。
背ビレ、胸ビレだけでなく、腹ビレと尻ビレもしっかりと除去しましょう。
▲お腹パンパンでかわいいw
全てのヒレを除去したら捌く準備は完了です!
▲顔がかわいい。超絶かわいい。
もし毒針に刺されてしまったら?
ミノカサゴの毒はたんぱく質系の毒なので、熱で無力化できます。
もし刺されたらすぐに50℃くらいの熱いお湯に患部をつけてくだい!
火傷に注意しつつ温めると毒が失活し、痛みがかなり軽減します。
毒魚を捌くときはお湯を用意しておくと良いですね。熱い湯さえあれば恐るるに足らずです!
刺身ではなく加熱して食べるのであれば、熱湯にさっとくぐらせて毒を無力化してから捌くほうが安全かもですね!
なんならヒレ付きの姿煮・姿焼きにしたほうが見た目が豪華になって良いかもー!
毒針の処理方法
切り落としたヒレには毒があるのでそのまま捨てるのは危険です!
必ず熱して毒を無力化してから捨てます!!
これをしないで捨てて、ごみ袋を圧縮する時などにうっかり刺されると大惨事です!
毒を失活させても、トゲは硬いので、ごみ袋を突き破って刺さってケガをする恐れがあるので、
私はグリルなどで黒焦げになるまで焼いて柔らかくし、粉々に割ってから捨てています。
ミノカサゴの食べ方
ヒレをとったらウロコと内臓の処理をし、刺身にするのであれば3枚おろしにするだけです。
ミノカサゴは骨からめっちゃくちゃ良い出汁が出て、それが超激ウマなので、煮つけは確定です。
あとは「刺身は美味しくない」と評判だけど、刺身でも食べてみましょうかね。本当は美味しいかもしれないので試してみます。
ちなみにこの子たちはかなりの食いしん坊だったようで、喉までパンパンに食べたもの(イワシ)が詰まっていました。
そりゃお腹があんなに膨れてたわけだわw
▲かわいい。
煮つけの作り方
新鮮だしミノカサゴは臭みがないので、臭み処理は一切行わずに煮つけを作ってみます。
ミノカサゴの下処理は味がよく染み込むように表面に切り込みを入れるだけです。でも面倒くさければ切り込みも入れなくて良いかもー。
鍋に生姜、水200cc、醤油・酒各大さじ1.5、砂糖・みりん各大さじ1を入れて火にかけます。
沸騰したらミノカサゴを入れ、ミノカサゴの表面に火が通ったら落し蓋をして煮詰めます。5分~10分ぐらいですかね。
好みの濃さまで煮汁が煮詰まったら完成です!
ミノカサゴの煮つけを食べる
ひぇー!! 煮つけめちゃくちゃ美味しそう(゚∀゚)!!!!
んーーーーーーーーーーーーおいしいぃぃぃいいいい(;;)!!!!!!
やばーい! うまーい! 寒い時期にこんな美味しい煮つけ出されたら食卓で号泣しちゃう(;;)
身離れも良く、ふっくらジューシーでホクホクした身に、優しいうま味がたっぷりで、煮つけの頂点に君臨できる味。最高に美味しい。
どことなく甲殻類的なうま味もあって、食べるごとに新たなうま味が感じられて、夢中で食べてしまいます。
骨からめちゃくちゃ良い出汁が出るので、煮汁がまた超絶旨い。
食べる時は白米必須。
ミノカサゴの刺身
刺身はこんな感じです。
脂はほとんどなく、透明で美しいですね。
プリプリした見た目通り、ムッチムチのブリンブリンのサックサクで魚とは思えない弾力と歯ごたえです。
伊勢海老の刺身みたい。食感はまずはウマしです。
うま味も魚というよりは甲殻類に近いかも?
味がしない味がしないとディスられる魚だけど、しっかり甘みはあるし、うま味もある。
でも確かに刺身が絶品か? と問われたらNOと言わざるを得ない程度には味が薄いです。
なので残りの刺身は熟成&昆布締めにして、味がどう変わるか見てみたいと思います!
熟成ミノカサゴ&昆布締め
昆布締めは昆布節約&手抜きで、塩昆布を使います。塩昆布の上に切り身を乗せるだけです。
なお塩昆布は膨れるし味が濃いので、使うのはほんの少しで良いです。画像だと量が多すぎます。この4分の1ぐらいの量が適量です。
熟成ミノカサゴはキッチンペーパーで包んだうえにラップを巻いて寝かせるだけです。
昆布締め、熟成ミノカサゴともに冷蔵庫で1日寝かせます。
昆布締めは案の定塩昆布の量が多すぎましたね。
熟成ミノカサゴは皮目を炙ります。ガスバーナーを持っていないので、ガスコンロで直火で炙ります。
見た目は美味しそうですね。食べ方は醤油と塩・柑橘類の2つを試してみようと思います。
ミノカサゴを炙りで食べる
まずは熟成ミノカサゴの炙りからいただきます。
ムチムチサクサクした歯ごたえで、相変わらず食感がうまし! です。
一晩寝かせたおかげで上品なうま味が増しています。
が、しかし、あまりに上品すぎて、家系ラーメンや二郎で鍛えられたヒステリックで我がままな私の舌には物足りなすぎる味です。無味に近い感じ。
淡白で上品な味すぎて、醤油をつけると味が全く分からなくなるので、柑橘類&塩で食べるのがイイ感じ。
でもやっぱり味がしないので、フグやヒラメ、カワハギのような繊細なうま味を美味しいと感じられる上品グルメ舌の持ち主でないと、ミノカサゴの刺身の旨さは分からないかもしれないです。
当然私はよく分からず。
締めたてのほうがブリンブリンにはじける弾力が楽しめるので寝かせる必要はないかもー。
ミノカサゴの昆布締めを食べる
続いては昆布締めです。
これうっっっま!!!!! ヤッバ!!!!! マジうっっっっま!!!!!!!!
塩昆布を入れすぎたせいで昆布臭がすごいけど、昆布のうま味とミノカサゴのうま味がガッチリ嚙み合って、旨さがフルパワー覚醒しています。
歯ごたえもちょっとネットリ感がありつつ、ムチムチサックリしててとても良いです。
柑橘類を垂らして醤油で食べるともう至高。食卓が高級料亭に変身します。
これは毒ビレに刺されて悶絶したとしても、補って余りある旨さです。
ミノカサゴを捌くのはちょっとだけリスクがあるけど、刺されたらすぐに熱いお湯に患部をつけてしまえばなんてことはないし、なによりも可愛くて安くてそして激ウマな魚なので、見つけたらぜひ食べてみてくださいませ!
※画像は全て筆者撮影
■海鮮市場マルモト
https://www.0-to.com/[リンク]
(執筆者: ゆずくん)
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