お墓でピクニック…⁉ OMO5沖縄那覇「市場まーさんぽ」で知るディープな沖縄の食文化

ただの観光じゃ、物足りない。

そんな方におすすめしたいのが、星野リゾートのホテル「OMO5沖縄那覇(おも)」が毎朝開催している観光ガイドツアー「市場まーさんぽ」。

まちを歩いて、食べて、学んで、鰹節も自分で削っちゃう…!一歩踏み込んだ沖縄観光が待っています。

市場まーさんぽとは?

「まーさん」とは、沖縄の言葉で「おいしい」という意味。

沖縄愛がすさまじいOMOのホテルスタッフ「ご近所ガイド OMOレンジャー」と一緒に、“沖縄の台所”と呼ばれる「那覇市第一牧志公設市場」や周辺を歩きながら、食を通して沖縄の暮らしや文化に触れるツアー、それが市場まーさんぽ。

「“まーさん”という名前の人とお散歩する」と勘違いしてたのは私だけ……………?

いざ!市場まーさんぽへ

朝9時30分、ホテル1階「OMOベース」に集合。

OMOレンジャーの大城さん、そして一緒にツアーに参加する方々と合流。

市場まーさんぽは、最大8名まで参加可能となっていて、見ず知らずの宿泊者同士がツアーに参加をきっかけに知り合えるのもお楽しみポイントです。

OMOレンジャーや参加者と和気あいあい。雑談も楽しい

ホテルを出て、沖映通り沿いを歩きながら「那覇 国際通り商店街」へ。

目的地までは20分近く歩きますが、参加者同士の会話やOMOレンジャーの沖縄トークに夢中になっていると、不思議とあっという間。

道中の雑談の中で印象に残ったのが、沖縄育ちのOMOレンジャー・大城さんが教えてくれた沖縄の方言「かんぱち」。

魚のカンパチを思い浮かべた人も多いはず。

実は沖縄では、「かんぱち」は“傷跡”を意味する言葉。

同じ言葉でも意味がまったく違う——そんな発見が、さんぽの途中にさりげなく転がっています。

にぎやか!市場だからこそのローカル食体験

1950年に開設され、沖縄県民はもちろん観光客にも親しまれている「那覇市第一牧志公設市場」。

沖縄ならではの食材が所狭しと並び、わいわい・がやがや。市場ならではの活気に、自然と気分も高まります。

最初に訪れたのは、琉球王朝時代には宮廷料理として振る舞われていた「ジーマーミ豆腐」の専門店「はま食品」。

落花生とでんぷんのみを使った伝統的な手作り製法で、店頭に並んでいるのは朝一番の作りたてです。

お待ちかねの試食タイム到来!

とぅるんっとカップに移されるジーマーミ豆腐は、白くてつややか。

もっちり濃厚で、落花生のコクと自然な甘みがしっかりなお味は、豆腐とは全くの別物で、新食感!

まーさんです!!!

ゴッドハンド店主の“相対売り”が名物

続いて訪れたのは、琉球王国時代には希少価値が高く、“富の象徴”として扱われていた昆布の専門店「山城こんぶ屋」。

欲しい昆布の種類や量を聞き、その場ではかって販売する——昔ながらの「相対売り」を今も大切にしているお店です。

那覇市第一牧志公設市場の組合長でもある店主・粟國(あぐに)さんは、昆布をはかる単位・1斤(600g)を一発でつかみ取る“ゴッドハンド”の持ち主。

年季の入ったはかりからは、長年の経験が生む美学と貫録がにじみ出ていました。

お墓でピクニック!?伝統行事を彩る、沖縄のかまぼこ文化

さらに奥へ進み、「かねこ蒲鉾(かまぼこ)店」へ。

沖縄とかまぼこ。一見意外な組み合わせですが、実は沖縄の伝統行事と深く結びついています。

それが、先祖を供養するお墓参り行事「清明祭(シーミー)」。
親戚が集まるお祝い事として、お墓の前でワイワイとピクニックのように過ごすのが沖縄流です。

清明祭では「ウサンミ」と呼ばれる重箱料理を供え、その定番が紅白かまぼこ。

沖縄のかまぼこは油で揚げるのが主流で、本土の蒸しかまぼことはまた違った食感が楽しめます。

人気商品「カステラかまぼこ」を試食。ふわふわ食感で、ほっこり気分になりました。

鰹節の香りに包まれる「松本商店」

市場を出て、すぐ向かいにある「松本商店」へ。

実は、那覇市は全国でも鰹節の消費量がトップクラス。店頭には、鰹節はもちろん、削る前のカツオ節もずらりと並びます。

希望すれば、その場で機械削りもしてもらえるそう。削りたての香りが一気に広がり、まさに全身がカツオに包まれる感覚です。

さらに、カンナ式の鰹節削り体験も。

みんなで削った鰹節に味噌とお湯を加え、沖縄の定番スープ「かちゅー湯」が完成。

風邪をひいたときに飲むといいといわれる沖縄のソウルフードで、鰹節の旨味がじんわり。暑さで少し疲れた体に、やさしく染み渡ります。

旅のあとも楽しめる「市場まーさんぽハンドブック」

ツアーの最後には、オリジナルレシピ付きの「市場まーさんぽハンドブック」がプレゼントされました。
これを市場近くの食事処「琉球料理 亜砂呂(あすなあろ)」で提示すると——

クーブーイリチー(昆布の炒め煮)を試食させてもらえます。

想像を超えてくるOMOレンジャーのおもてなしに最後までワクワクのツアーになっていました。

沖縄を“食べる”だけじゃない、知る楽しさ

「市場まーさんぽ」は、普通の観光では出会えないディープな沖縄を知れる、OMOでしか体験できない特別なツアー。

これだけ食べて学んで、参加料は一人1,000円という良心価格。沖縄ビギナーはもちろん、何度も訪れている人にもおすすめです。

▼OMO5沖縄那覇 by 星野リゾートの宿泊体験レポートはこちらから
【星野リゾート】毎晩、お祭り。新感覚ホテル「OMO5 沖縄那覇」でワクワクする夜を体験

■「市場まーさんぽ」概要
時間    :9:30~10:45 ※ツアー終了後は、那覇市第一牧志公設市場で現地解散
料金    :1,000円(1名あたり、税込)
含まれるもの:オリジナル「沖縄料理ハンドブック」、店舗での試飲試食代)
定員    :8名
集合場所  :1階OMOベース ご近所マップ前
予約    :要 OMO5沖縄那覇公式ホームページ *当日8:00まで受付可
対象    :宿泊者
備考    :天候により中止になる場合があります。
       那覇市第一牧志公設市場の休館日は休止します。
       訪問店舗の定休日は一部内容が変更になります。

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ぴかっとさん

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北海道生まれのアラサー。おでかけと図書館が好きで、色んな場所をフラフラしています。健康です。

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