俳優・野村宏伸の還暦記念トーク&ライブ開催 シンガーソングライター大西亜里とのセッション

大西亜里とトーク、ライブを見せてくれた野村宏伸。

今年5月に還暦を迎えた俳優の野村宏伸にとって人生の節目となるイベント「野村宏伸トーク&ライブ俳優人生の追憶~映像と音楽で振返る』が、11月22日、東京・赤坂の「赤坂ストラドホール」で開催された。
角川映画の作品や、田原俊彦演じる主人公の後輩を演じた「教師びんびん物語」(フジテレビ系)、生徒を放置して逃げる教師を演じた映画「学校の怪談」など、各世代でファンをつかむ野村が、還暦を機に出演作品の映画、ドラマなどの映像を見ながら、ナビゲーターのシンガーソングライター大西亜里と野村の対談で裏話を掘り下げていく初のトークライブ。

野村が選曲した野村のオリジナル曲、松田聖子、薬師丸ひろ子、玉置浩二、尾崎豊楽曲を大西亜里のコーラスで歌い、1682年製のストラディバリウスをヴァイオリニストの福元麻理恵が奏で、世界的に希少なクリムトの絵が描かれたベーゼンドルファーのグランドピアノをピアニストの大野紘平が弾くというゴージャスな伴奏の圧巻のステージだった。デビューからの代表作を、本人が大画面の映像と共に解説しながら、俳優人生を振り返るという人生初の特別なイベントゆえ、妹、従姉妹など、親族も駆けつけた。

野村は1984年、映画「メイン・テーマ」での薬師丸ひろ子の相手役オーディションで2万3000人から選ばれて、デビューしたシンデレラボーイ。
父が営む会社が倒産して、一家離散からの立ち直りの時期、雑誌でオーディションを知った
妹が兄を推薦してオーディションに応募した。優勝者500万円・推薦人100万円という高額の
賞金だった。
「お兄ちゃんがモテてているという噂は聞いていたのと、とにかく家族が離散して生活に困窮状況だったため、賞金目当て一筋でした!」と妹は語り、会場を沸かせた。
最終オーディションには、今では有名俳優の唐沢寿明や津田寛治の姿もあった。好きなタレントを聞かれたら、「薬師丸ひろ子」と優等生タイプの回答が多い中、忖度せずに「松田聖子」と回答した野村。
父の会社が倒産した経験から、「将来の夢はサラリーマン」と答え、映画「メイン・テーマ」の撮影を終えた後に大学受験をしたことを明かした。
賞金500万円を野村は、すぐ車を買ったりして使い果たしてしまったという。対照的に、推薦者として、100万円を手にした堅実な妹は、大学の学費に充てたとのこと。当時、薬師丸ひろ子ファンで映画を観たことで、相手役の野村のファンになったという大西。

野村が教師を演じた映画「学校の怪談」で野村のファンになった映像クリエイターの渡邊弥雅斗が、この日のために歴代出演作品の名場面を編集した入魂の映像を準備
角川10周年記念作品、「キャバレー」では、サックス奏者を演じるために一年間、サックスを習って準備したこと。 一日かけて何度も撮り直したシーン等を回想。

「恋人たちの時刻」では、海で偶然出会った女性(河合美智子)に告白し、追いかけるシーンを「捕まりますよ。ストーカーです」等と弄って会場を沸かせる等、和やかなトークショーだった。

野村は、ソニーから歌手として、デビューし、3枚のアルバムをリリース。ビクターに移籍して、2枚のアルバムをリリース。5枚のアルバムをリリースした歌手としての活動もある。
ソニーで同時期に活動していたのが、尾崎豊だった。18歳の頃だ。
「同い年で、分野が違うから直接会えることはなかったけど、凄い天才がいる!  俺なんて歌ってる場合じゃないと思った。」と野村は尾崎について語り、会場を沸かせた。
会場には、大西の友人の尾崎繁美さんの姿もあった。
前日に、大西が電話したら、尾崎豊さんのお墓参り中だった繁美さん。翌週の29日に尾崎豊さんの還暦のお誕生日を迎えるというタイミングだった。広い世代に愛される尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」を野村自身が選曲し、カバーを披露。
「もし還暦になった尾崎豊だったら、またこの歌をどのように歌いこなしてただろうかと、想像するしかないI LOVE YOUは繁美さんへのラブソングなのか?」
客席の繁美さんに直撃インタビューしたところ。
「私と出会ったのはもう4枚目のアルバム出してた頃なので、他の方を想って作られた歌だと思います」と答え、観客はどよめいた。
そんな繁美さんの目前で「プレッシャーだな〜」とはにかみながら、野村流にラブソングを歌い上げた。
また、女優の先輩である早瀬久美は、野村と初対面だったがら映像を見ながらアクションシーンなど、プロの役者同士の会話がテンポよく飛び交い、臨場感でイベントを盛り上げた。
往年のファンにも大好評で、新たな魅力を発見したとの声も多く、来年映像化の予定もあるという。
野村は、今月は2本の朗読劇に出演。
チャールズ・ディケンズの名作をアレンジした『クリスマス・キャロル 2025』が、野村宏伸主演で東京・三鷹RI劇場で12月7日まで上演中。14日には、シアター IN 106 presents「終戦80年特別企画 一あの日を忘れないー未来に伝える 2025 80年前、日本は戦場だった」(構成・監修 中山一朗)に出演する。(文・写真提供@霜月潤一郎)

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