パックごと◯◯◯だけで別物に。料理研究家が教える「充填豆腐の裏技」がしあわせすぎた
撮影/福尾美雪
春から夏まで、我が家のレギュラー副菜だった「冷ややっこ」。常備している充填豆腐を器に出して、薬味を添えたり、ときにはオリーブオイルと醤油を合わせたりと、あと一品ほしいときに大活躍していました。
でも気温が下がってくると、冷たいままの豆腐はちょっとつらい。湯豆腐も大好きですが、きちんとつくろうとすると意外と面倒なんですよね。
なんとか冷ややっこ並みの手軽さで、温かくおいしく食べる方法はないものか──。
そんなズボラな希望にぴったりの裏技を、料理研究家・管理栄養士の藤井恵さんの著書『レシピ未満のおいしい食べ方』(ダイヤモンド社)で発見しました。
充填豆腐は“パックごと”ゆでると別物になる
(画像は本書137ページより)
健康や栄養の知識を生かした、バランスの良い献立が人気の藤井さん。
本書では、これまでのレシピ本では省かれがちだった“料理上手な人が感覚的にやっていること”が、エッセイのような筆致でていねいに解説されています。
さて、充填豆腐を「温やっこ」にする方法ですが──藤井さん直伝の裏技は、とても簡単です。
鍋にパックのまま豆腐を入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にします。沸騰したら弱火にして、3分待つだけ!
実際に試してみて、そのおいしさに驚きました。やわらかでトゥルンとした充填豆腐ならではの舌ざわりが、そのままアツアツに……いやむしろ、パワーアップしています。味わいもクリーミーで、大豆の旨みがすごく濃厚に感じられるのです。
おいしい秘密は“充填豆腐の製法”にあり
(画像は本書137ページより)
藤井さんによると、もともと充填豆腐は缶詰のように材料を入れ、密閉してからパックごと加熱殺菌しているそう。やわらかな食感や賞味期限の長さは、この製法ならではの特徴なのだとか。
ただし、この食感はパックから出してゆでると損なわれてしまいます。さらに、煮崩れたり、旨みが流れ出たりする原因にも。これを避けるためには、パックごとゆでるのがいちばんです。
(『レシピ未満のおいしい食べ方』136ページより引用)
これまでなんとなく、充填豆腐は温めて食べるよりも、冷たいままのほうがおいしいような気がしていたのですが、その理由も本書でようやく腑に落ちました。
アツアツになったお豆腐は、そのままスプーンですくって食べるだけで、うっとりするほどなめらかで美味……。
おいしいお塩やお醤油を、さっとかけるだけでも十分にしあわせな一皿になります。ぜひ試してみてください。
カルディ「味しみ豆腐の素」が控えめに言って最高。染み染み豆腐をのせたごはん、止まらない旨さだよ…
豆腐1丁、そのまま蒸してごちそうに。「旨辛せいろ麻婆」で白いごはんが止まらない…
価格および在庫状況は表示された11月27日16時のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で表示されている価格および在庫状況に関する情報が適用されます。
この記事のリンクを経由して製品を購入すると、アフィリエイト契約により編集部、制作者が一定割合の利益を得ます。
ROOMIEは、「おうち」に関するあらゆる情報を発信するWEBメディアです。日々の暮らしを肩肘張らずに楽しむ新しいスタイルを提案し、実際の体験に基づいたお部屋の紹介、製品レビュー、生活のヒント、コラムなど多彩なコンテンツを展開しています。インテリアや日用品、DIY、家事の工夫など、暮らしに役立つ実用的な情報を豊富に取り揃え、読者が日々の生活を少し豊かにするためのアイデアを提供しています。
ウェブサイト: https://www.roomie.jp/
TwitterID: roomiejp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

