櫻井海音「常に誰かから見られている感覚で生きている」最近は料理動画にドハマり!「SNSシェフと呼んで(笑)」ドラマ『死ぬまでバズってろ!!』インタビュー

現代のSNS社会をテーマにした、MBSドラマ特区にて放送中の『死ぬまでバズってろ!!』より、櫻井海音さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。

本作は、与田祐希さんが乃木坂46卒業後、地上波ドラマ初出演。承認欲求に取り憑かれ、バズるためなら手段を選ばない告発系インフルエンサー・タパ子を演じます。

タパ子を待ち受けるのは、栄光か破滅か――!? 現代のSNS社会を舞台に描く、超令和的インターネット・サスペンスです。


・【予告解禁】ドラマ「死ぬまでバズってろ!!」10月16日スタート!/主演:与田祐希
https://youtu.be/NjCCxW3fYUA?si=95rIKVq64Fvfe3Pi

バズるためなら手段を選ばないタパ子の危うさを心配しながらも彼女に惹かれる警察官・渡辺を演じるのは櫻井海音さん。

櫻井さんにご自身の承認欲求や、つい見てしまうバズっているコンテンツなど、お話を伺いました!

承認欲求はある!?「その快感を1回知っちゃうと」
渡辺は「可愛らしく見えるように意識」

――まず原作や台本を読んだ感想をお聞かせください。

櫻井:現代のSNS社会をテーマに、タパ子(加菜子)というキャラの立った人物が、いろんな人を巻き込みながら、SNSの良いところも悪いところもこう描きながら物語が進んでいくっていうのがすごぐ面白いな、というのが第一印象でした。

――タパ子はSNSでフォロワーを獲得して成り上がっていくお話ですが、今作を通してSNSの良いところをどんな面で感じましたか?

櫻井:もちろん承認欲求が満たされるみたいな部分もそうだし、タパ子で言うと、それで自分の過去とかトラウマみたいなものに向き合っていくのは良いところではあるのかなとは思いますね。
でも、SNSって難しいですね。

――難しいですよね。タパ子自身もどんどん追い詰められて。

櫻井:そうなんですよね。良いことと言えるのかもわからないですけど、本当にいろんな人を巻き込みながら、時には蹴落としながら進んでいく。
僕はあんまり賛成できないですけど、個人的には。
ただ、それでも自分が叩かれたりとか刺されたりして、でもその欲求には勝てないというか。そこがまたタパ子の魅力的な部分でもあるのかなと思います。

――櫻井さん演じる渡辺はタパ子に惹かれている設定ですが、少し共感できる部分もありますか?

櫻井:僕自身はないですけど。でも渡辺はすごく真面目でしっかりしている人間なので、自分と全く違う真逆の存在に惹かれていくっていうことなんだとは思いますね。

――今回、警察官の役ですが、役作りは何かされましたか?

櫻井:警察官役は初めてで。だけど、ほんのちょっとなんですよ、警察官の仕事してるシーンて。なのでそこはあまり気にせずだったんですけど、制服が似合うかな?ってのがあって。
でも、着たら意外と似合いました(笑)。ただ、結構装備が重いんですよ。実際は多分もっと重いと思うので、警察官の方々に敬意がより一層湧いてきました。

――監督などからディレクションされた部分はありますか。

櫻井:最初の衣装合わせの時に監督やプロデューサーと話したのは、渡辺はものすごく真面目で、多分とても順当に人生を生きてきて、あそこで自分と真逆のタパ子と出会い惹かれていく。そのタパ子をいつから好きになるのかというところは、もう一目惚れみたいなことでいいんじゃないかと、割と1話からそのニュアンスは出すようにはしていますね。

――垣間見える気弱さのような面で意識してるところはありますか。

櫻井:そこはだいぶ意識していますね。いかに可愛らしく見せられるか。情けなさみたいな部分をちゃんとさらけ出せるように、その表情だったり、あえてちょっとオーバーにしてみて、可愛らしく見えるようには意識しています。

――今の可愛いです、みたいに監督から言っていただけたりしますか?

櫻井:与田ちゃんがすごい言ってくれて(笑)。ドラマでも可愛らしさが出ているといいですね。可愛くありたいです(笑)。

――タパ子を演じる与田祐希さんとは初共演だと思いますが、第一印象と、撮影が進んでの印象の変化を教えてください。

櫻井:僕、実は何回か乃木坂46さんのライブに与田ちゃんが卒業する前に行っていたんです。だから、ステージ上で見る人という印象だったんですけど。
ただ実際お会いしたらお互い人見知りで。やっと目を合わせて話せるようになったぐらいの感じでした。
でも本当に幸せオーラとかハッピーオーラが常に溢れていて、現場だったり周りの人も幸せにさせるような人なので、そういう求心力みたいなものはタパ子に似ているんじゃないかなと思います。

――お互いどのように呼び合っていらっしゃるんですか?

櫻井:僕は与田ちゃんって呼んでいるので、与田ちゃんの方から「何て呼ばれるのがいいの?」って聞かれて。僕は現場で普段「海音くん」か「海ちゃん」、「海くん」と呼ばれているので、どれでもいいよと言ったら、「え、でもいきなり海ちゃんって言うのキモくない?」と言うから、全然いいよと言ったら呼んでくれるようになりました(笑)。

――櫻井さんご自身は承認欲求はありますか?

櫻井:あります。じゃなきゃこの仕事をしていないんじゃないかな。

――でもちょっと人見知りなんですよね。

櫻井:人見知りではありますけど、それとはまたちょっと別な気がしていて。何か表に立つということへの快感というか。
承認欲求は全然あると思います。みんなあるんじゃないですか? 多分その快感を1回知っちゃうと。

――櫻井さんがその快感を最初に知ったのはどんなときですか?

櫻井:承認欲求というか、人前に立つという意味で言うと、高校の時かな。
高校生の時に文化祭でバンドをやったり、初めて雑誌とか出させていただいた時。まだ高校生だったんですけど、周りの友達が買ってくれたり、ちやほやされたのが気持ちよかったんじゃないかなと思います。

――それが今に繋がる原動力になったんですね。今回の話で言うとタパ子は告発系のYouTuberで、櫻井さんご自身は普段は注目される側だと思うのですが、警戒されたりしますか?

櫻井:非常にします。

――非常に(笑)。

櫻井:でも逆にしないかもな。
何を警戒と言うのかですけど。別に何も悪いことはしていないので、全然すっぽんぽんで歩くんですけど。

――比喩ですよね(笑)?

櫻井:比喩ですよ(笑)。全然普通に1人で居酒屋さんとかも行くし。
別に普通のことをしているだけなので、多分僕を撮っても面白くないだろうって気持ちでいるので全然普通にしています。
ただ、警戒というかリスク管理みたいなことはずっと考えますね。これはやらない方がいいとか。常に誰かから見られている感覚で生きてはいるので、非常に窮屈ではあります。

――それは学生時代のサッカーでご活躍されていた頃からということですよね。

櫻井:割とそうなのかもしれないですね。だからこそ逆に警戒しないというか。

――どこを見られても大丈夫だよ、と。

櫻井:はい、めちゃくちゃ普通に生きています(笑)。

――では、世間でバズっているコンテンツでつい見てしまうものはありますか?

櫻井:料理をよくするので、料理のレシピ動画みたいなものはInstagramとかTikTokで調べちゃいますね。

――最近見て作ったものは?

櫻井:たくさんありますね。角煮とかビーフシチュー、チキンのレモンステーキみたいなものとか。
やっぱり見やすいじゃないですか。あれは非常に需要があるなと思いますね。ずっと流しておけるので、すごくわかりやすいです。

――かなり料理のレパートリーは増えましたか?

櫻井:非常に増えましたね。本当にSNSシェフと呼んでいただいても(笑)。

――今の得意料理や、おすすめの食べてほしい料理は?

櫻井:僕の作る角煮、美味しいんですよ。

――何が決め手なんですか?

櫻井:1回まずしっかり焼く。それで、何か一工夫があったはずなんですけど、いかんせんSNSでレシピを見ているその場でしか思い出せないんですよね、見ないと(笑)。
レシピを覚えているものだと、納豆ペペロンチーノ!
普通にペペロンチーノを作るじゃないですか。そこに納豆をかけるんですけど、とても美味しいんですよ。

――納豆をかけるコツや、他に調味料を入れるとかあるのですか?

櫻井:本当にシンプルなんですけど、にんにくと鷹の爪をオリーブオイルで炒めて、そこに水と塩とコンソメを入れるんです。有名な料理研究家の方のレシピなんですけど。
そこに納豆をかけるんですが、僕は味濃いめが好きなので、コンソメとか多めに入れるんですよ。それが本当に美味しくて、ぜひ食べてみてほしいです。

――ぜひこれを読んだ皆さんも試してほしいですね!

櫻井:ぜひ作っていただきたいです。

――タパ子は一夜にして人生がガラッと変わってしまうわけですが、櫻井さんご自身のこれまでの人生の一番の転機は何ですか?

櫻井:サッカーを辞めたことか、役者を始めたこと。
音楽をやるためにサッカーを辞めて。それでバンドをやっていたらコロナ禍でライブができなくなって。そこで何か表現できる場を探して芝居を始めたので。
やってみたら本当にどんどん楽しくなってきて、今こうやって有り難いことにずっと仕事させていただいてるので、それは転機かなと思いますね。

――今作の魅力と視聴者にメッセージをお願いします。

櫻井:SNSの表裏というか、良いところも悪いところも危うさも、全部ひっくるめて描かれているところが魅力だし、自分のSNSとの向き合い方みたいなことを改めて考えるきっかけになってもらえたらなと思います。

――ありがとうございました!

【撮影:周二郎】


【第7話予告】「死ぬまでバズってろ!!」11月27日(木)第7話放送
https://youtu.be/eKVk87JVm2E?si=kpVeLuCivVX0NRYW

ドラマ特区『死ぬまでバズってろ!!』はMBSほかにて毎週木曜24時59分~放送。TVer、MBS動画イズムで1~3話&最新話が無料見逃し配信中! FOD見放題にて独占配信。

<あらすじ>
借金を抱え、うだつのあがらないバイト生活に明け暮れる26歳フリーターの浅野加菜子(与田祐希)。
公園で酒を飲み、看板に映るイケメン俳優(鈴木仁)を見て、華々しい世界を羨むばかりだった。
そんなある日、バイトからの帰り道にライブ配信をしていると、偶然にも飲酒運転によるひき逃げ事故を目撃してしまう。
とんでもないことが目の前で起きた加菜子は、迷いながらもその動画をSNSにアップするー。
そんな加菜子のもとに、突如「事故動画ネットにあげたでしょ」と、警察官の渡辺(櫻井海音)が現れる。
動画は瞬く間に拡散され、有名アナウンサー(清水伸)逮捕のきっかけとなり、ニュースでも取り上げられた加菜子は注目の的に。
賞賛の声と“いいね”の通知、リポストの数々。メディアに取り扱われ、初めて味わう“バズ”の快感に加菜子は承認欲求に溺れ、人生が変わっていく。

作品情報

ドラマ特区「死ぬまでバズってろ!!」
10月16日(木)よりMBSほかで放送中

作品情報
出演:与田祐希、櫻井海音、鈴木仁、星乃夢奈 ほか
監督:戸塚寛人、佃直樹
脚本:政池洋佑、木江恭、鶴田幸伸
制作プロダクション:ソケット
製作:「死ぬまでバズってろ!!」製作委員会・MBS
オープニング主題歌:まふまふ「死神様にお願い」(A-Sketch)
エンディング主題歌:あみゅり「死ぬまで愛して!」(B ZONE)

放送情報
ドラマ特区「死ぬまでバズってろ!!」
2025 年 10月16日(木)初回放送スタート
MBS        :10月16日(木)より 毎週木曜 24時59分~
テレビ神奈川 :10月16日(木)より毎週木曜 23時30分~
チバテレ    :10月17日(金)より毎週金曜 23時00分~
テレ玉     :10月22日(水)より毎週水曜 24時00分~
とちテレ    :10月23日(木)より毎週木曜 23時30分~
群馬テレビ  :10月23日(木)より毎週木曜 24時00分~

公式HP
https://www.mbs.jp/shinubuzz/

公式 SNS
公式 X(旧 Twitter):@dramatokku_mbs  https://twitter.com/dramatokku_mbs
公式 Instagram:@dramatokku_mbs https://www.instagram.com/dramatokku_mbs
公式 TikTok:@drama_mbs    https://www.tiktok.com/@drama_mbs
公式タグ:#死ぬバズ #ドラマ特区

配信
TVer、MBS 動画イズムで見逃し配信
https://tver.jp/series/sr4bgkjnuk
FOD見放題にて独占配信
https://fod.fujitv.co.jp/title/20al

原作情報
原作:ふせでぃ「死ぬまでバズってろ!!」 (文藝春秋)
(C)ふせでぃ/文藝春秋
(C)「死ぬまでバズってろ!!」製作委員会・MBS

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アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

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