小さな選択が未来を変える? あなたの生活にも“エシカル消費”を取り入れてみよう!
東京都が展開する「TOKYO エシカルキャンペーン」がスタートした。“人や社会、環境に配慮した消費行動”を広めるための取り組みとして、11月30日まで実施される。
今回は、「エシカル消費とは何か?」、そして「TOKYO エシカル」の取り組みとエシカルキャンペーンの内容を紹介する。
“ちょっと意識するだけ”で実践できる「エシカル消費」とは?
「エシカル(ethical)」とは、英語で「倫理的」「道徳的」という意味。つまり「エシカル消費」は、人や社会、地域そして環境に配慮した“思いやりのある消費”のことを指す。
たとえば、マイボトル・マイバッグを持ち歩く、長く使える製品を選ぶ、地元で作られた食品を購入するなど、こうした行動のすべてがエシカル消費の一部だ。特別なことではなく、日常の中で“ちょっと意識するだけ”で実践できるのが特徴といえる。
レジ袋が有料になってからマイバッグ派になった筆者だが、これも立派なエシカル消費。節約目的で始めた行動が、気付けば環境にも優しかったというのはちょっと得した気分だ。
「TOKYO エシカル」ってどんな取り組み?
東京都は、エシカル消費を広く知ってもらうために「TOKYO エシカル」というプロジェクトを立ち上げた。
公式サイトやSNS、街中のポスターなどを通じて、わかりやすく行動を促す取り組みを行っている。公式サイトを覗いてみると、てまえどりや、フェアトレード、公共交通機関の利用など、日常でできる“エシカルアクション”が紹介されていた。
公共交通機関の利用もエシカル消費に含まれるのは新しい発見。これなら無理せず続けられるし、まずは“移動のエシカル化”から始めてみるのも良さそうだ。こうした小さな行動が積み重なれば、社会や環境への負担を減らすことができるだろう。
TOKYO エシカル プレゼントキャンペーン開催中!
今回のキャンペーンでは、SNSを活用したプレゼント企画も実施中。TOKYO エシカル公式Instagramをフォローし、投稿されるクイズにコメントで回答する方法と、都内の店舗や施設に掲出されているポスターに書かれた、「キーワード」を公式InstagramのDMへ送信する2つの応募方法があるのだとか。
キャンペーン対象店舗ではポスターが目印になっており、「ここはエシカルなお買い物ができる場所」として一目でわかる仕掛けだ。楽しみながら“エシカル消費”を知ることができる内容になっている。
気になるプレゼントは、100%植物性のヘチマ繊維で作ったキッチンスポンジや、環境負荷の少ないバンブー素材を使用した洗って繰り返し使用できるカトラリーセットなど、各企業が推すエシカルな逸品。普段使いできる実用系が多く、「これなら続けられるじゃん」と思わせてくれるラインアップになっている。
小さな選択が未来を変える
エシカル消費は理解していても、日常に落とし込むのは意外と難しい。今回のエシカルキャンペーンは、クイズやキーワード探しなど、楽しみながら参加できる仕掛けがあることで、エシカルが身近な選択としてイメージしやすくなる。
「TOKYO エシカル」が提案するのは、“身近な選択の積み重ね”だ。買い物や外食の場面で、「誰のために」「どう作られたか」を意識するだけで、社会の仕組みが少しずつ変わっていく。
小さな行動の一つひとつが、エシカルな未来をつくる第一歩になる。ぜひエシカル消費を心掛けてみてはいかがだろうか。
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