【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.78「伝説が始まるマッドショットガン企画」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「伝説が始まるマッドショットガン企画」
大阪の近距離系バンド・

主役のマッドショットガンはMV曲「模範解答」は約8分、「栄養」は6分50秒という長さがあります。それでも、そうごじた(Gt.Vo)の心震わすボーカルで紡がれる歌詞や、ストーリー性のあるサウンドは過不足なさを感じさせます。時代に逆行して、とか書こうともしましたが、時代どうこうで左右される曲は作らないバンドだと思います。もちろんアップテンポな曲もあり、それは重さや強さはそのままに心地よいリズムで届きます。これはもっと撃ち抜かれる人が増えるべきバンドですね。優しい、真面目な人こそ笑顔になれると思います。
そんなマッドショットガンを愛すべき後輩と話すBobと、今年様々なコンテストでも活躍を見せた滋賀のLiver Shotも弾丸という表現が似合う強いロックを見せてくれます。この2バンドはライブレポートもしましたし、今年TOP5に入るくらいにはライブを見ました。Bobは今年2月に見た時に衝撃を受けたバンドです。音もそうですが、歌詞の向かう方向性にもマッドショットガンと親和性を感じるので、この2組はこれからも共に進んでいくのではと思います。ちなみに翌週19日も、この2組は共演するので、それも来たほうがいいです。Liver Shotは3月に十代白書決勝以降、定期的に見たのですが、見るたびに成長を感じます。新曲も増えているそうですし、この秋冬も楽しませてくれそうです。寄集はライブはまだ見たことないですが、よく名前は聞きます。パンキッシュさを武器に活躍し、長年ライブシーンで活躍するバンドとの共演も増えています。UNDER THE KLOUDは本当に名前も初見でしたが、配信曲「We ALL」には底の見えない強さを感じさせます。既に良い出会いです。
実は関西には、彼らのような轟音かつしっかり言葉にも力のある若いバンドがパッと考えてもあと5組くらいいて、1つのシーンになりそうな気配もあります。いつかサーキットイベントもできそうですね。そんな未来を想像しながら楽しんでください。
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