【ナウル共和国】日本から飛行機に乗ってナウル島に行ってみた / ナウルへの行き方

※この記事はプライベート旅行記「日本から飛行機に乗ってナウル島に行ってみた / ナウルへの行き方」の一部を転載したものです。
プライベートでナウル共和国に行ってきました。常夏の国、しかも赤道直下、ふだんとは違う、ある意味異世界ともいえる不思議な国、ナウル共和国。そんなワクワクする島でまったり、ゆっくり、身も心も癒やされたい。


そして、事実、癒やされた。いやー、ナウル共和国、めちゃくちゃイイですね! メシがうまい、海がキレイ、星空がキレイ、自然豊か、人が優しい、最高です。
……ということで、プライベート旅で発見したナウル共和国の魅力を日本に広めたいと思い、ブログに記したいと思います。
ナウル共和国への行き方
日本人がナウル共和国に行く場合、ビザが必要です。ここでナウル共和国への渡航を諦める人が多くいそうです。でも、実際にやってみたら、かなり簡単でした。個人的な感想としては、インドビザの申請より256倍、もしくは512倍、または1024倍ほど簡単でした。
オーストラリアのブリスベン・ナウル領事館にビザ申請
まずオーストラリアの「ブリスベン・ナウル領事館」にメールで連絡をして、ビザを申請します。スムーズに申請が通れば、3~4週間ぐらい時間を要するようです。筆者の場合、2週間かからずにビザを発行してもらえました。ありがたい。
ビザ申請時にナウル領事館に伝える情報
2025年9月の時点で、日本人がナウルのビザ発行に必要な「ナウル領事館に伝える情報」は以下のとおりです。ビザ申請は、すべてメールで完結します。要求文の原文は英語ですが、私がGoogle翻訳した日本語も記載します。
<ビザ申請時にナウル領事館に伝える情報>
1. ナウルビザ申請書(添付)にご記入ください。必要事項の欄は無視し、以下の情報のみご記入ください。
2. パスポートの個人情報ページのコピーをご提出ください。
3. ナウルへの往復航空券、または目的地までの往復航空券/旅程、または日付を確認できる旅行チケット/旅程表のコピーをご提出ください。
4. ナウルでのホテル予約のコピーをご提出ください。
5. 現在の雇用状況、または渡航中の生活を支える収入源を証明する書類(例:銀行残高または最新の給与明細書)をご提出ください。
1. Complete the Nauru visa application form (attached), disregard the requirements section in the form and just provide the below instead.
2. Provide copy of your passport bio page.
3. Provide copy of your Travel tickets/ itinerary to confirm your Nauru inbound & outbound flights; or to and from destination/ dates.
4. Provide copy your hotel booking in Nauru.
5. Provide document to prove your current employment; or your source of income that supports your wellbeing during travel, ie bank balance or current payslips.
ほかに必要なもの
1. オーストラリア入国のための「AustralianETA」が必要。申請費用は20AUD(約1900円)
2. ナウル領事館への申請料の支払いが必要。申請費用は50AUD(約4800円)
ナウル領事館に必要書類をメール送信する
ナウルビザ申請書は難しいことはないのでサクサク書いて、メールに添付。パスポート画像もメール添付。ナウルへの往復航空券もメール添付。ホテル予約証明書もメール添付。現在の雇用状況を示すものですが、筆者は個人事業主なので、銀行口座の残高と、源泉徴収票をメールに添付しました。
ナウル領事館への申請料の支払いをする
ナウル領事館へのビザ申請料の支払いは、Bendigo and Adelaide Bank(ベンディゴ・アンド・アデレード・バンク)の指定された口座に振り込みます。海外送金は難しそうに思えますが、やや手間ではあるものの、日本人も使用できる送金サービス「WISE」(ワイズ)で送金したところ、サクッと簡単にできました。
ナウル領事館からメールでもらった支払いに関する原文は英語ですが、私がGoogle翻訳した日本語も記載します。
<ビザ申請の支払いに関して>
最後に、申請にかかるビザ料金はシングルエントリーで、50オーストラリアドルです。お支払いの際には、参照欄に「VISA T-」と「姓」を必ずご記入ください。
Then lastly the visa fee for the application is SINGLE ENTRY and costs – $50AUD – Please make sure you write “VISA T- and then your last name” in the reference box upon payment.
ここまでの注意ポイント
英語がわかれば、けっこう簡単に申請できると思います。よくわからなくとも、翻訳すると簡単にわかると思います。いちばん手間取ったのは、ナウル共和国内のホテル予約です。筆者はMENEN HOTELを予約しましたが、予約サイトから予約できなかったので、ホテルにダイレクトにメールを送信して予約しました。やり取りしている最中、メールの返信が来なくなることが複数回あったので、まずは、何よりも早く、ホテル予約を試みたほうがよいと思います。ナウル共和国に行くときは「まずホテル予約から!」と覚えておきましょう。
日本からナウル共和国までの移動計画
私は成田空港からオーストラリアのブリスベンに飛び、そこからナウル共和国へと向かいました。成田空港を夜に出発し、翌朝ブリスベンに到着。ここでホテルに泊まらず、そのまま夜の便でナウルに飛ぶことにしました。その結果、成田空港から飛んで、一泊もせず、ナウル共和国に向かうことに。機中泊2回ということになります。移動計画は以下のとおり。
成田 20:50発
↓
ブリスベン 06:45着
↓
ブリスベン 22:15発
↓
ナウル 04:50着
飛行機の遅延・欠航の可能性や、体力・体調のことを考えると、あまりオススメできる移動プランではありません。少なくともブリスベンで1泊くらいはしたほうがよいと思います。しかし、ナウル共和国まで宿泊代がゼロなのでお得な移動計画です。
かかった費用の大部分は航空券代と宿泊費
私が日本からナウル共和国に向かった際の費用ですが、その大部分が航空券代と宿泊費でした。成田からブリスベンまではジェットスター、ブリスベンからナウル共和国まではナウル航空です。ナウル空港は、飛行日によって価格が大きく変化するので、できるだけ安い日を狙って渡航しました。航空券と宿泊費にかかった費用は以下のとおりです。
<かかった費用 / 私の場合>
成田→ ブリスベン: 片道 41310円
ブリスベン→ ナウル: 往復 約174000円
ホテル: 2泊 約38000円
ナウル行きの計画の立て方
可能なら2~3か月前から渡航の準備をする。まずナウル航空の航空券が安い日をチェック。渡航日を定めたら、ナウル共和国のホテルに連絡し、予約を依頼。ホテルとのメールのやり取りで、かなり時間を要する可能性があります。地球と火星で通信していると思って、気長に待つ必要があります。
ホテルの予約が取れたら予約証明書を得て、航空券を買って予約書類を得て、それを含めて必要書類をナウル領事館へメール送信し、ビザ発行を待つ。これが大まかな、ナウル渡航準備の流れです。
<この流れでナウル渡航計画を立てると良い>
とりあえずナウル領事館へ「ナウルに行きたい」とメール
↓
ナウル航空の航空券が安い日をチェック
↓
渡航日を決定
↓
ホテルを予約する
↓
航空券を買う
↓
ナウル領事館へ必要書類を送る
↓
ビザ発行
↓
あとは行くだけ
ナウルに飛ぶまでブリスベン観光を楽しみました
私は成田空港から飛び、無事にブリスベンに到着。夜にナウルに向かうまで、まる一日時間があるので、ブリスベン観光を楽しみました。オーストラリアのマクドナルド、おいしかったです。オーストラリアのバーガーキング(ハングリージャックス)、おいしかったです。あと、教会がそのままパンケーキ屋になった店のパンケーキもおいしかったです。



ナウル航空の機内食は野菜が豊富
ナウル航空の飛行機はかなり快適。客室乗務員さんも親切。なにより機内食が野菜が豊富で、ソースも美味で、大満足のデキでした。ちゃんと野菜摂っててエライ!
早朝に到着するので、少しは寝ておきたかったのですが、ナウル共和国に行けると思うと心が躍り、寝られませんでした。

かなり念入りに手荷物をチェック
ナウル航空に到着すると、歩いて空港施設に移動します。入国のための書類を書き、入国審査後、手荷物審査をします。かなり念入りに手荷物をチェックしていました。ほぼすべての所持品を出したり見せたりしてチェックしてもらいます。「ドローンはない?」ということを何度も聞かれたので、ドローンの持ち込みには厳しい規制があるようです。
日本のスマホ契約でそのまま使えた
スマホを見てみると、ちゃんと電波が届いていました。筆者はauを契約していますが、そのままナウル共和国でも使用できました。ストレスなく、スマホで高速インターネットが可能です。位置情報ゲーム「ポケモンGO」も遊べます。



飛行機から降りてきた人たちを出迎えるナウル人たち
無事に、ナウル共和国に入国。とても暑い。オーストラリアは秋や冬の気温だったので、一気に夏になった気分。待合室には複数のナウル人たちがいて、飛行機から降りてきた人たちを出迎えていました。
私は数キロ離れたMENE HOTELに歩いて行こうと思っていたのですが、偶然、同じ飛行機に乗っていた日本人の方に声をかけてもらい、MENEN HOTELまでクルマに乗せてもらいました。かなり嬉しい。

早朝なのに、MENEN HOTELのスタッフがチェックインさせてくれました。嬉しい。成田から飛び立って、初のホテル宿泊。ベッドで癒やされました。皆さんのナウル共和国渡航も楽しいものになりますように。
ものすごく重要
最後に、とてつもなく、ものすごく重要なことをお伝えしたいと思います。ナウル共和国では、基本、オーストラリアドルの現金しか使えないと思いましょう。ATMを見かけましたが、VISAカードも、デビットカードも、現金を引き出せませんでした。

クレジットカード払いできるところも極めて稀です(MENEN HOTELの宿泊費はチェックアウト時にVISAカードで支払いました)。よって、事前にオーストラリアドルを用意して持っていきましょう。
現金がないと、何もできずに帰ることになりかねないので……。ご注意を!
※この記事はプライベート旅行記「日本から飛行機に乗ってナウル島に行ってみた / ナウルへの行き方」の一部を転載したものです。
(執筆者: クドウ秘境メシ)

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