中沢元紀インタビュー「みなさんにとっても宝物のような一冊になったら」 ファースト写真集『ルート』発売

朝ドラ「あんぱん」の柳井千尋役を経て、ドラマ「最後の鑑定人」都丸勇人役でも躍進の俳優・中沢元紀さんのファースト写真集『ルート』が発売になりました。

2024年5月から2025年7月まで、中沢さんの四季を追った本作は、春夏秋冬を歩む姿はもちろんのこと、スタジオでのポートレイト撮影や故郷への旅も収録。そして写真だけではなく、ロングインタビューでもその軌跡を感じられる永久保存版となっています。

中沢元紀さんにお話を聞きました!

●今回のファースト写真集、刊行が決まった時はいかがでしたか?

とてもうれしかったですし、写真集は求めてくれる方がいないと作れないものというイメージが僕の中にあったので、それが出せるほど求めてくださった方たちがいたということなので、とてもありがたく思っています。

●4人のカメラマンによる撮影だったそうですが、撮られ方などを変えたり、意識したりしたのでしょうか?

僕の中で大きく変えたつもりはなくて、僕が変えなくても撮ってくださる方によって自ずと変わってくるものだと思ったので、自然体で無理することなく、撮っていただきました。なので現場で苦労した撮影はなくて、どの撮影も全部楽しみながらやることができましたし、本当に自然体でリラックスした僕を撮っていただいた印象です。

●題名にふさわしい“ルート”をたどる撮影ということで、故郷などゆかりのある場所にも行かれたそうですね。

懐かしかったです。よく通っていたパン屋さんにも行きました。帰省する際に車から眺めることがあったくらいで、ここまでちゃんとめぐったりすることは何年もなかったんです。友だちと遊んだ思い出とか、それこそ兄弟と遊んだ思い出など、そういうのもよみがえってきました。変わった場所もありましたが、公園などはそのままだったので懐かしかったです。

●全編自然に楽しかった撮影とのことですが、撮影秘話などありますか?

地元に帰った時の撮影で飼い猫のルートも出て来るのですが、家猫なので普段はあまり外に出ることもないんですよね。外に連れ出して写真を撮らせてもらっていて、最初は大丈夫だったのですが、後からだんだん機嫌が変わってきてしまって(笑)。最後の方はただの散歩になったり、ルート主導で撮ったこともありました。

●2025年は俳優として飛躍の一年だったと思います。とりわけNHK連続テレビ小説『あんぱん』での柳井千尋役の反響は大きかったのではないでしょうか?

おじいちゃんとおばあちゃんが観てくれていましたが、朝ドラは本当に多くの方が観てくださっている作品だなと思いました。同世代の俳優たちも朝ドラに出ることをひとつの目標にしている場合が多いと思うので、なので同世代からも「観たよ」と言ってくれる人が多かったですし、今は千尋のイメージがついていると思うので、会う人会う人「朝ドラよかったね!」と言ってくださる。影響力の大きさはすごく感じています。

●ファースト写真集の『ルート』はトリプルミーニングだそうですが、タイトルはすぐ決まりましたか?

『ルート』は即決でした。ほかに選択肢があったわけじゃないのですが(笑)。猫のルートもそうですし、一年かけて撮っていただくという道のりとしての意味のルートもそうですし、地元に帰ったり、ロングインタビューでもデビューするまでのことを話していたり、僕自身の役者としての根っこという意味のルートという3つの意味があります。この本を読んでいただければ、中沢元紀をこれでもかというほど知っていただけると思います。恥ずかしさもありますが、みなさんにとっても宝物のような一冊になったらうれしいです!

●今日はありがとうございました!

■中沢元紀『ルート』特設サイト:
https://www.wani.co.jp/special/motoki-nakazawa/

ヘアメイク:速水昭仁
スタイリスト:田中トモコ
衣装協力:CULLNI、ロックポート

■書誌情報
中沢元紀 ファースト写真集『ルート』
2025年10月1日発売
撮影(五十音順):瀬浪歌央、多田悟、本多晃子、宮脇進
価格:3,740円(税込)
仕様:B5判・4色+1色・全168ページ
ISBN:978-4-8470-8632-8

(執筆者: ときたたかし)

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