トヨタ博物館で「What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-」が開催中

愛知県長久手市にあるトヨタ博物館で、「What’s JDM?―世界が熱中する’80-’90年代の日本車―」と銘打った企画展が2025年10月3日から2026年4月5日まで開催されています。

英語圏の車好きでは一般的な単語として認知されている”JDM”とは日本の国内市場を意味する「Japan Domestic Market」の略称ですが、アメリカなどでは「日本国内向けにつくられた右ハンドルの車」を意味する単語となっています。

本企画展を担当したトヨタ博物館の岩澤光一郎さんは「昨年当館で開催された世界自動車博物館会議にて欧米の博物館から日本車をテーマとしたプレゼンがあり、世界からの参加者が日本車に対する熱い意見交換を行いました。この盛り上がりを日本の皆様にも広くお伝えしたい、という思いで企画展示として開催することになりました」と、開催までの経緯を話してくれました。

展示車両としてRX-7やGT-Rなどが選出された理由については「日本車の魅力についてアメリカのレーンモーターミュージアムが日本車コレクターに取ったアンケートによると、デザインや技術力といったことがポイントになっていることがわかりました」

「そこでJDMとして人気が高まっている、当時の最新技術が搭載されていた車両、デザインに特徴のある車両を選出し、先ほど申し上げた世界自動車博物館会議に参加された各自動車メーカーとともに日本車の魅力を発信することを目的として、車両借用のご協力をいただき今回のラインナップとなりました」とのこと。

本企画展ではテーマ別に以下の車両が展示されています。

●テーマ:当時の最新技術
展示車両:
・ダイハツ シャレード デトマソ(1984年)※1月12日まで展示
・トヨタ スプリンター トレノ(1986年)
・ニッサン スカイライン GT-R(1989年)
・アンフィニ RX-7(マツダ)(1991年)※1月6日~13日は展示しない
・スバル インプレッサ WRX STi(1994年)
・三菱 ランサーエボリューション VI トミー・マキネン エディション(2000年)
・ホンダ インテグラ Type-R(1998年)※1月12日まで展示
・ホンダ シビック Type-R(1997年)※1月14日から展示

●テーマ:独自のデザイン
展示車両:
・ニッサン PAO キャンバストップ(1989年)
・ニッサン フィガロ(1991年)※1月14日から展示

●テーマ:小さな高性能
展示車両:
・ダイハツ ミラ TR-XX(1987年)※1月12日まで展示
・スズキ セルボ・モード(1990年)※1月12日まで展示
・ホンダ ビート(1991年)※1月14日から展示
・オートザム AZ-1(マツダ)(1993年)※1月14日から展示
・スズキ カプチーノ(1995年)※1月14日から展示

関連イベントや特別展示などの詳細は下記リンクでご確認ください。

トヨタ博物館公式サイト
https://toyota-automobile-museum.jp/[リンク]

トヨタ博物館概要
住所:愛知県長久手市横道41-100
開館時間:9:30~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始12月25日~1月3日
入場料:大人1200円、シルバー(65歳以上)700円、中高生600円、小学生400円(消費税込み/団体割引あり)

※画像提供:トヨタ博物館

(執筆者: 6PAC)

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