パナソニックの漕がずに進むモビリティ「MU」、電動アシスト自転車との違いは?

パナソニック サイクルテック株式会社から、特定小型原動機付自転車「MU(エムユー)」が2025年12月上旬に発売されます。

【特定小型原動機付自転車】MU(エムユー)キミとゆったり、どこまでも(YouTube)
https://youtu.be/SsBiYksucOM

特定小型原動機付自転車と聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、同社の担当者によれば「ペダルが無く、漕がずに進むモビリティ」だそうです。

免許不要で漕がずに走行できると言われても、電動アシスト自転車にしか見えないMUについて、さらに詳しい話を担当者に聞いてみました。

●電動アシスト自転車との違い

担当者:電動アシスト自転車との違いは、ペダルが無く、漕がずに進む点です。フレームやモーター等の基本的な部品は電動アシスト自転車と同様の技術を活用し、特定原付の仕様に合わせて新設計しております。また、バッテリーやブレーキ・タイヤ等の部品は、自転車と同様のものを使用しています。今回のために特別に新たな技術をあえて使っていないことが特徴です。これにより、自転車販売店でもメンテナンスしやすい製品としています。

●MUのメリットとデメリット

担当者:ペダルをこがないので自転車よりも楽に移動することができるのがメリットです。立って乗るキックボードのような車体に比べこの製品にはサドルが付いており車輪が大きいので自転車と同様の感覚で乗車・運転することができます。

デメリットはバッテリー切れになると自走できないこと(ペダルが無いので)です。その際には電源を切っていただき、歩道を押し歩きください。自力走行ができなくなった自転車、または特定小型原動機付自転車をお客様のご希望の場所まで搬送する、「スグマイル」という有償のオプションサービスがあります。

●MU購入時の初期費用

担当者:MU本体税込23万4000円(メーカー希望小売価格)と自賠責保険料(加入期間により保険料は異なる)の合計が初期費用となります。他には次年度5月払いとなる軽自動車税2000円、ナンバープレート取得を販売店などに依頼すると発生する手数料などもかかります。

※詳細は下記リンク参照

まるわかり!特定小型原動機付自転車
https://cycle.panasonic.com/special/tokuteigentsuki/[リンク]

●交通違反に対する罰則

担当者:特定原付も、交通違反の取り締まり対象です。

●特定小型原動機付自転車の市場規模

担当者:昨年時点で473万台が利用されている電動アシスト自転車や特定原付などの市場は、これらの増加により、2035年には946万台と約2倍に拡大すると見込んでいます。

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特定小型原動機付自転車「MU」は2025年12月上旬に発売予定です。

公式サイト
https://cycle.panasonic.com/products/mu/[リンク]

※画像提供:パナソニック サイクルテック株式会社

(執筆者: 6PAC)

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