カップヌードル「魔改造」4種ぜんぶ食べてみた/ご飯に合うのは多分コレ

そもそも魔改造とは
2ちゃんねる出身なもんですから、「魔改造!」なんて聞くと、つい「ビクッ」と心の何かが反応してしまうんですよね。
ちょっと調べてみたところ、“魔改造”の語源はどうやらマンガ『プラモ狂四郎』のようですね。僕の知ってる魔改造も、プラモなんかを勝手にこっそりとけしからん感じに改造するイメージではあったのですが、イメージはイメージ。近年は、市販の食品や雑貨などを自分の好きなようにカスタムしたりする意味として、SNS上で使われているそうです。魔改造。

そんなわけで、今回の日清「魔改造カップヌードル」シリーズについては、”魔改造レシピ”としての商品です。 「カップヌードル」の定番フレーバーをメーカーである日清自らが魔改造してしまったという、ある意味、やっぱりけしからんカスタマイズと言えるかもしれません。
どうけしからんのか、実際に4種をまとめて食して、確かめてみたいと思います。
(※本レビューでは日清さんから商品サンプルをご提供いただいたものを試食しました)
魔改造カップヌードル

1. 麺
スープと相性の良い、つるみのあるしなやかな麺。
2. スープ
「カップヌードル」のスープをベースに、にんにくとニラの風味、肉の旨み、野菜の甘みをきかせた “もつ鍋しょうゆ味” のスープ。
3. 具材
“謎肉” (大豆たん白入り豚ミンチ)、キャベツ、ニラ、ごま、背脂。※日清公式より引用、以下準じます


ベースはおなじみのカップヌードル。しかし、開封した瞬間にニラの香り!もうこの時点で全然違う。この人、別のヒトです。
具材を見たところ、謎肉やニラのあたりが目立つところ。お湯を注いで完成した一口目をすすると……うまい。まずはニンニクが口の中に香りますが、よくよく味わうと、ベースはしっかりとカップヌードルの、あの美味しさ。そこに、ニラやニンニク、動物性の脂の旨味が加わり、後味のピリ辛がアクセントとして響いてきます。
ニンニク、ニラといった個性的な要素で構成されている魔改造カップヌードルですが、秀逸なのはベースの味を保ちつつ、それらの特徴的な具材となじませ、調和している点です。基の味を壊さない、素晴らしい“改造”です!

魔改造カップヌードル カレー

1. 麺
スープの味わいに負けない、つるみのある少し太めのしなやかな麺。
2. スープ
「カップヌードル カレー」のスープをベースに、ガーリックの香ばしさとマヨネーズの風味を加えた “ガリマヨカレー味” のスープ。
3. 具材
“謎肉” (大豆たん白入り豚ミンチ)、ポテト、ニンジン、ネギ。


香りがもう違う!! これはマヨだ! カレーの前にマヨネーズがしっかり香ってきます。マヨネーズの存在感よ。食してもやはりというか、マヨネーズのねっとり感が口中に広がります。大好きなカップヌードル カレーの味としっかりと合っているのですが、これはマヨがすごくしっかり来ます。続いて追いかけてくるのがガーリック。こうなると、カップヌードル カレーの元の顔はわかるのですが、結構なキャラ変です。今回のシリーズを振り返った時、一番キャラが変わっている魔改造ヌードルかもしれません。
もう、マヨラー大歓喜だと思いますので、マヨラーの方は是非、このチューニングを楽しんでください。ポテトゴロンゴロンで、マヨポテトとしても楽しいです。

魔改造カップヌードル シーフードヌードル

1. 麺
スープの味わいを引き立たせる、つるみのあるしなやかな麺。
2. スープ
「カップヌードル シーフードヌードル」のスープをベースに、明太子とチーズの旨みとコク、ウスターソースの香ばしい風味をきかせた “明太チーズ海鮮もんじゃ味” のスープ。
3. 具材
イカ、カニカマ、チェダーチーズ風キューブ、キャベツ、ネギ。


確かにこれ、シーフードヌードルなんだよな。でもこの、確実、確固たる“もんじゃ”感は一体何?! すごくもんじゃです。謎に思いながら再び味わうと……なるほど、ソースだ! あと、キャベツの甘味とめんたい独特のシーフード感が絶妙に顔を出してきます。そうだ。これはまぎれもない、海鮮もんじゃです。生地のようなスープが面白いです。麺とは別に小麦が香ってきますね。
お化粧はしているけれど、シーフードヌードルであることは確かです。ただ、これもここまでキャラが変わるか、という驚きです。そして何より、もんじゃ味のカップヌードルは初めて食べました(笑)。

魔改造カップヌードル チリトマトヌードル

1. 麺
スープの味わいを引き立たせる、つるみのあるしなやかな麺。
2. スープ
「カップヌードル チリトマトヌードル」のスープをベースに、豆板醤と味噌のコク、生姜やニンニクなどの香味野菜の旨みを合わせたエビチリ風のスープ。具材と一緒に味わうことで “エビチリトマト味” が楽しめます。
3. 具材
エビ、トマト、キャベツ、ネギ、コーン。


いつものチリトマトヌードルの香り……ではない。何かが違うんだよな。そもそも、エビはチリトマトヌードルに入ってないもんね。食べてみると、辛味が強い気がするけど、そもそも辛味の種類が違う。きちんと中華が混じってます。ショウガとニンニクのおかげなのか、トマトと併せて別のコクが生み出されているように感じます。ちなみに、ショウガやニンニクの主張は強くなく、やっぱり調和が素晴らしいチューニングです。ツーンとした辛さが別の性格を生み出していますね。
4種通して食べてみると、(繰り返しにはなりますが)全体のバランスが非常によく取られている改造です。魔改造なのだけど、踏み外しすぎてない。基のモデルを残しつつ、キャラ変している絶妙ラインをキープしています。

ライスに合うのは?
基本的に、どれも合います。ただ、ここまで読んで勘のいい方は既にお分かりかと思いますが、カップヌードルベースでニラニンニクを使った”もつ鍋”風 が一番ライスにぴったりでした。めっちゃごはん進むよ!

今回、麦飯でいただいたのですが、コク深さも相まって、まるで家系ラーメンのようなライスとの調和を見せてくれました。そういえば、ちょっと前に発売された「カップヌードル 魚豚」もライスとの相性最高でしたね。
さて、4種いちどに魔改造カップヌードルシリーズをいただきましたが、皆さんの好みに合いそうなのはどの改造でしたでしょうか。キャラの違い、お楽しみください。

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