サラ・マクラクラン、複雑だった長女との関係を歌った「Gravity」公開
【グラミー賞】3度受賞、世界で4,000万枚以上のセールスを誇るサラ・マクラクランが、約11年ぶりとなるニュー・アルバム『ベター・ブロークン』を2025年9月19日にリリースする。本作より2ndシングル「Gravity」が、MVとともに公開されている。
新曲「Gravity」はアルバム制作の最初期にレコーディングされたもので、長年にわたり複雑だった長女との関係をテーマに、深い愛情と静かな痛みを織り込んだピアノ・バラードだ。パトリック・ウォーレンによる美しいストリングス・アレンジが、楽曲の情感をさらに引き立てている。
「長い間、娘とは衝突の多い関係でした。でも実は、その頑なさや怒りの裏には、大きな不安が隠れていたことに気づいたんです。カウンセリングを通して、彼女が“ひとりぼっちで、私に認められていない”と感じていたことを知り、胸が張り裂けそうでした。“Gravity”は、あなたはありのままで完璧だし、ずっと愛している、という想いを伝えるために書きました」とサラはコメントしている。
本作は彼女にとって10枚目のスタジオ・アルバムで、Concord移籍後初の作品。収録曲には、女性の権利の後退に抗議する「One In a Long Line」、幸福感あふれるラブソング「Long Road Home」、MUNAのケイティ・ギャヴィンとのデュエット「Reminds Me」、そして先行公開されたタイトル曲など、多彩な楽曲が並ぶ。
「このアルバムの多くの曲は、“今の世界をどう生き抜くか”という問いから生まれたの。明確な答えがあるわけじゃないけれど、その怒りや不安を音楽にぶつけることは、とても大きなカタルシスだったわ。聴く人がそれぞれ、自分に必要な感情を受け取ってくれたら嬉しい」とサラは述べている。
アルバムのレコーディングは、米ロサンゼルスの名門サウンド・シティ・スタジオを中心に行われ、トニー・バーグ(フィービー・ブリジャーズ、ボーイジーニアス)、ウィル・マクレラン(ルーシー・デイカス)をプロデューサーに迎え、サウンド面でも新たな息吹を感じさせる仕上がりに。
演奏には、ウェンディ・メルヴォワン(プリンス、ザ・レヴォリューションの元ギタリスト)、マット・チェンバレン(ボブ・ディラン、デヴィッド・ボウイ)、ベニー・ボック(ビーバドゥービー)、グレッグ・ライス(ケイシー・マスグレイヴス)ら実力派ミュージシャンが参加し、サラの瑞々しいポップ・ロックに奥行きを加えている。
◎リリース情報
アルバム『ベター・ブロークン』
2025/9/19 RELEASE
https://ffm.to/sarahmclachlan-betterbroken
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