「SILENT HILL f」を世界最速体験!サイコロジカルホラーの金字塔が満を持して挑む日本の“恐怖”

「SILENT HILL f」を世界最速体験!サイコロジカルホラーの金字塔が満を持して挑む日本の“恐怖”


Matomo

「SILENT HILL f」Tokyo Media Premiereにお呼ばれしたSaiga NAK編集部。
“美しいがゆえに、おぞましい。”がキャッチコピーの新しいサイコロジカルホラーを体験すべく、KONAMIesports 銀座 studioに向かいました。
そこに待っているのは絶望か、希望か。恐怖か、安堵か。
「SILENT HILL f」の基本情報を振り返りつつ、たっぷりプレイした感想をお届けします!

「SILENT HILL f」Tokyo Media Premiereに潜入!

会場内に漂う不穏な空気会場内に漂う不穏な空気 – Saiga NAK

KONAMIesports 銀座 studioで行われた「SILENT HILL f」Tokyo Media Premiereですが、会場に入るとさっそく雰囲気がムンムン。
世界中からメディア関係者が集まりました。

アヤカカシアヤカカシ – Saiga NAK

会場内には本作の敵キャラクター「バケモノ」の等身大人形が。

巫女のバケモノ巫女のバケモノ – Saiga NAK

「SILENT HILL f」発売日発表トレーラーでも大声を上げる様子が印象的だった巫女のバケモノも。
このツインテールがまた恐怖心を煽ります。

駄菓子屋もストーリーに登場駄菓子屋もストーリーに登場 – Saiga NAK

会場内には「SILENT HILL f」のイメージに合わせて駄菓子が用意されており、海外メディアにもウケていました。
雰囲気作りが秀逸なこれらの展示物はぜひ2025年9月25日(木)~28日(日)に開催される「東京ゲームショウ2025」でも展開してほしいところ。

「SILENT HILL f」開発陣「SILENT HILL f」開発陣 – Saiga NAK

「SILENT HILL」シリーズプロデューサー: 岡本基
シナリオ: 竜騎士07
コンポーザー: 山岡晃
NeoBards Entertainment Game Director: AI Yang
NeoBards Entertainment Game Producer: Albert Lee

イベントには「SILENT HILL f」の開発陣も登壇。
ゲーム紹介や世界中のメディアから寄せられた質問への回答を行いました。

「SILENT HILL」シリーズプロデューサー 岡本基さん「SILENT HILL」シリーズプロデューサー 岡本基さん – Saiga NAK

Q. タイトルのfに込められた意味は?

岡本さん: fの意味は発表当時からユーザーさんが考察してくれていますが、今ここで明かすと面白くなくなってしまうので伏せておきます。
ひとつ言えるのは、複数の意味と単語を省略したものがfという1文字です。

シナリオ担当 竜騎士07さんシナリオ担当 竜騎士07さん – Saiga NAK

Q. ジャパニーズホラーをどのように定義していますか?

竜騎士07さん: 難しい質問ですね・・・!
ホラーの方向性は大きく2種類あると思っています。
ひとつは命の危険が迫っていて動物の本能として体が活性化するようなホラー。
もうひとつは現在の状況が分からないという居心地の悪さのホラー。
ジャパニーズホラーは後者で、違和感のある状況をどうにか納得しようと暗闇に目を凝らしているというのが、私の中のジャパニーズホラーの見せ方だと思っています。

「SILENT HILL f」を世界最速体験!

お待たせしました!
ここからは5時間超におよぶ先行プレイで得られた情報をたっぷりお伝えします!
まずは基本情報から。

マップは進行状況によって書き加えられていくマップは進行状況によって書き加えられていく – 画面は開発中のものです

物語の舞台は戎ヶ丘(えびすがおか)
友達がいて、悩みがあって。
そんな思春期を過ごす主人公の深水雛子(しみずひなこ)の日常は突如として崩れていきます。

とにかく逃げるしかないとにかく逃げるしかない – 画面は開発中のものです

街から人の気配が消え、濃い霧の中には“何か”がうごめく。
街のそこら中に謎の花が咲き、まるで雛子を追いかけるように行く手を阻みます。

この時点では対抗手段がないため逃げるしかありません。

探索とリソース管理

探索はかなり重要探索はかなり重要 – 画面は開発中のものです

幼馴染の岩井修(いわいしゅう)をはじめとする友人たちに合流するため、雛子はバケモノに追われながら道を切り開きます。
道中には至る所にアイテムが落ちており、これらを拾うのと拾わないのでは攻略難易度が大きく変わりそう。
筆者の座右の銘は「行き止まりには宝箱」なので、何度もマップを確認しながら隅々まで探索します。
似たような路地で迷うことも多く、何度マップを開いたことか・・・。

武器を手に入れたら反撃開始武器を手に入れたら反撃開始 – 画面は開発中のものです

とある場面で武器を手に入れてからは攻撃が可能に。
敵の攻撃をかわしながら鉄パイプで殴打殴打!

戦闘時には以下の3つのパラメータを気にする必要があります。

体力: 攻撃を受けると減り、全て尽きると死亡する。持ち物で回復できる
持久力: 攻撃や回避、戦闘中に走ることなどで減る。全て尽きると息切れを起こし、一定時間持久力を必要とするアクションがとれなくなる
精神力: 「集中」したり、精神攻撃を受けると消耗する。一定時間精神力を消耗しないでいると回復する

なお、敵の攻撃が当たる瞬間にタイミングよく回避すると「見切り回避」として持久力が回復するボーナスも。
初期状態では回避を2回連続で行うと持久力の大半を消耗するため、アクションが得意な方はしっかり「見切り回避」を狙っていきたいところ。

逃げるという選択肢も持っておきたい逃げるという選択肢も持っておきたい – 画面は開発中のものです

それぞれの武器には耐久度が設定されており、各所で入手できる工具袋を使うと回復も可能です。
多くの場合、敵を倒しても報酬はありません。
こちらの体力が奪われたり、武器の耐久度が減ってしまうのを防ぐため、時には戦わないという選択肢も大いにアリです。
バケモノの特性を逆手に取った対処法も見つけられました。

装備品のバリエーション

薙刀が強い薙刀が強い – 画面は開発中のものです

敵への反撃手段である武器は最もオーソドックスな鉄パイプのほか、包丁や短剣、ハンマー、薙刀など多くの種類があります。
今作には遠距離武器が無いため、リーチの長い武器ほど安全に立ち回ることが可能です。
なかには敵の攻撃を防御できるものも。

さらに、装備することでさまざまな恩恵が受けられる「お守り」も重要な要素。
先行プレイで確認できたお守りを紹介します。

お守り【ウメ】: 持久力の最大値を増加させる
お守り【クジラ】: 回復行動中に攻撃を受けても、中断されない。ただし、特定の攻撃には効果がない
魔除けの柄鏡: お守りと同じように装備できる。装備中に敵の通常攻撃で死亡してしまう場合、その身代わりとなり壊れて無くなる。自身の体力、精神力、持久力が即座に満杯になる
お守り【タカ】: 集中ゲージが溜まる速度を大幅に上昇させる
お守り【ネコ】: 「回避」中に攻撃を受けたとき、受けるダメージを大幅に軽減させる
お守り【カイ】: 敵の視認範囲を縮小させる
お守り【カマキリ】: 「見切り反撃」を出したとき、体力をわずかに回復させる
お守り【オオカミ】: 武器の残り耐久度が高いほど、与えるダメージが増加する

自分のプレイスタイルに合ったお守りを装備することで円滑な攻略が可能になるはず。
そのためにも先述した探索の重要性を再度強調しておきます。

秀逸なホラー要素と満足感あるやりごたえの両立

続いては5時間超のプレイで抱いた筆者の感想をお伝えしていきます。

アクション難易度は高め

今回の先行プレイはアクション難易度「普通」謎解き難易度「普通」を選択して進行しました。
ゲーム内ではそれぞれ戦闘/謎解きを程よく楽しみたいプレイヤー向けという説明がありましたが、プレイしてみた印象は“アクションが難しい!”

相手はバケモノですから規則的な“生物の動き”をしてくれるはずもなく、ゆっくり近寄ってきたと思ったら唐突に叫び声を上げながら噛みついてきたり・・・。
謎解きに失敗すると襲われたり・・・。
何度も復活して執拗に追いかけてきたり・・・。

ときには謎解きと敵の対処を同時に行う必要もあり、ゲーム内のアイテムリソースはもちろん、プレイヤーの脳のリソース配分も難しいです。
試しに難易度を「物語重視」に落としてみると敵が弱くなって進行しやすくなったため、アクションが得意ではない方はまず「物語重視」でストーリーを楽しむことをオススメします。

戦闘面で地味にリアルだなと思ったのが、プレイヤー(雛子)の攻撃がフィールドの各オブジェクトに当たってしまうということ。
例えば狭い通路で長い武器を振り回すと、武器が壁に当たって大きな隙が生まれてしまいます。
威力とモーションが異なる弱攻撃と強攻撃の使い分けも重要です。

探索はじっくり!

ストーリーは基本的に「探索」「戦闘」「謎解き」の各フェーズがランダムまたは同時に訪れるイメージ。
フィールドの各所には消耗アイテムが散りばめられています。
このアイテムの量も難易度で変わってくるそう。
調べる場所やアイテムの取得はカメラで対象を捉えなければならないため、ぐるぐると見回すことが肝心です。

探索中は消耗品だけでなく、ストーリーの補足や小さな伏線を回収できることも。
せっかく隅々まで作り込まれた1960年代の世界観ですから、ちゃんと味わっておきましょう。

リアルな音は恐怖を煽り、時にはヒントに

ホラーゲームといえば音も重要な要素。
どこからか聞こえる誰かの声はプレイヤーの恐怖心を煽ります。

姿は見えないのに声や物音だけが聞こえたり、前を向いたときだけ足音が近づいてきたり。
じっとりした恐怖の伏線は聴覚から攻めてきます。

バケモノの音や声を聞くと行動を予測できることもあるため、やはり攻略面でも重要です。

ところで、開発陣やスタッフさんが定期的に背後で先行プレイを見守ってくれるのですが、ヘッドホン越しに聞こえる足音がゲーム内なのかリアルなのかわからず、何度かヘッドホンを取って確認していました。
それくらいリアルです。

謎解きはサクサク進める適度な難易度

ストーリーにも直結してくる謎解きはそこまで難しくなく、サクサク進められた印象。
フィールド探索中にヒントを得られることもあるため、集中を切らしてはいけません。

ただし、意味を理解できても解法を間違えて気持ちよく進まないことがありました。
筆者の推理力不足に頭を抱えつつ、さらに難易度が高い「五里霧中」にもいつか挑戦してみたいところです。

「SILENT HILL f」は9月25日(木)発売!

1960年代の日本を舞台にしたサイレントヒルシリーズ完全新作「SILENT HILL f」は2025年9月25日(木)にPlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games、Microsoft Storeで発売予定!
“美しいがゆえに、おぞましい。”をテーマにした新しいサイコロジカルホラーが始まります。

なお、ゲームのプレイに際し「SILENT HILL f」公式サイトなどでは・・・

このゲームには、性差別や児童虐待、いじめ、薬物による幻覚、拷問、強い暴力表現が含まれています。
本作は1960年代を舞台としているため、当時の世相や慣習に基づいた表現となっており、制作会社や個人の価値観を反映したものではありません。
ゲーム中に不快感を感じた場合は、いつでもプレイを中断し、休憩を取るか周りの人に相談してください。

– 「SILENT HILL f」公式サイト

・・・という注意喚起が行われています。

タイトル概要 :

名称 :
SILENT HILL f

メーカー :
KONAMI

プラットフォーム :
PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games、Microsoft Store(Windows)

発売日 :
2025年9月25日(木)

価格 :
スタンダードエディション: 8,580円(税込) ※パッケージ版はPlayStation 5のみ
デラックスエディション: 9,790円(税込) ※ダウンロード版のみ

ジャンル :
サイコロジカルホラー

CERO :
Z(18歳以上対象)

おまけ

アフターパーティーの様子 – Saiga NAK

「SILENT HILL f」Tokyo Media Premiereの最後にはeスポーツCAFe&BARの「STROPSe」でアフターパーティーが行われました。








– Saiga NAK

オリジナルケーキなど超豪華なアフターパーティーの品々に舌鼓。

お土産 – Saiga NAK

さらにお土産までいただきました。

お土産 – Saiga NAK

風呂敷を開くと現れたのは時代を感じる救急箱。

お土産 – Saiga NAK

中にはTシャツやチャーム、ステッカー、ピンバッジ、アクリルスタンドが入った超豪華仕様!

お土産 – Saiga NAK

さらにさらに、風呂敷には戎ヶ丘の全体マップが!
これを見ながらプレイすればもう道に迷うことは無い!!

©Konami Digital Entertainment

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