B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 2025年上半期

“B級フード研究家”としても活動している、ライターのノジーマこと野島慎一郎です。
普段からカップ麺を食べる機会が多いので、2024年までは個人的に美味しいと感じたカップ麺の月間ベスト5を発表していました。
月ごとの発表はお休みさせていただいているんですけど、今年からは半年に一度、上半期と下半期のベスト5を紹介していきたいと思います。
それでは今回は2025年上半期のベスト5を発表します。皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです!
第5位:日清食品 ブリーフ団監修 イカ墨トリプルガーリックまぜそば

5位は江頭2:50さんのYouTube「エガちゃんねる」の企画で誕生したカップ麺「ブリーフ団監修 イカ墨トリプルガーリックまぜそば」を選びました。
こちらは2月発売ですぐに完売してしまいましたが、ちょうど最近も再販されたばかり。同時発売の「江頭2:50監修 激辛豚骨ラーメン」も美味しかったけど、個人的にはこちらのほうが好みでした。

イカ墨のまぜそばなので、見た目は見事に真っ黒。かやくにイカとかキャベツが入っているのにまったく判別できなくなっています。しかもトリプルガーリックだっていうし、味も強烈そうだな〜なんて思っちゃうんですけど、これが以外にも繊細な味。ニンニクマシマシというか“イタリアンのガーリック”っていう感じにまとまっていて、ものすごく美味しい!

しかも麺はノンフライ麺を採用しているので食感はもっちり。カップ焼きそばやカップまぜそばはフライ麺が主流なので、いつもとは全然違う食感を楽しめるのも最高なのです。
エガちゃんねるとファミマのコラボカップ麺が発売! 2種類食べてみた →正直な感想https://t.co/TJMXQIG2Qo— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) February 7, 2025
第4位:ニュータッチ 食煅 もみじ 芳醇なコク醤油味

4位は埼玉県を拠点に展開しているスーパー「ヤオコー」で限定販売しているカップ麺「食煅(じきたん)もみじ 芳醇なコク醤油味」(ニュータッチ)を選びました。
ニュータッチといえば凄麺シリーズが大人気。ヤオコーはニュータッチとコラボしてたびたび埼玉の名店のカップ麺を出しているのですが、もはや凄麺シリーズの亜種と言っても問題なし。毎度見事なクオリティに仕上がっているのです。

今作もすさまじい完成度で、もう見た目からして本当に美味しそうだし、実際にめちゃくちゃウマい。王道でありながら別格感のあるスープは鶏の旨味豊かで厚みがあり、まさに芳醇なコク醤油の名に偽りなし!

しかも麺は繊細で、スープもしっかり乗ってきます。あまりにも本物のラーメンに寄りすぎている仕上がりなので、思わず刻みネギや冷凍ほうれん草などを足して食べちゃいました。伝説級のウマさ!
第3位:寿がきや 花椒とラー油香る旨辛麻辣湯麺

3位は寿がきやから発売されている「花椒とラー油香る旨辛麻辣湯麺」を選出しました。こちらは4月頃にセブンイレブンで購入。検索してもほとんど情報が出てこないので、おそらく一部のセブンイレブン限定発売だったのではないかと思います。

こちらは名前からして辛さも痺れも強烈そうな雰囲気がしますが、いざ食べてみると花椒とラー油を誇張しすぎず、醤油の旨味にフォーカスしたスープがお見事。まさに“旨辛”という仕上がりでした。

このスープが寿がきや独特のモチモチ平打麺によく絡む。お店で食べるような生麺とはまたちょっと違うんだけど、麺が本当にウマいのです。
しかも具は細かい具材で統一。ミンチ肉、ネギ、チンゲン菜が平打ち麺にたっぷり絡むので食感も楽しいのです。特にチンゲン菜のシャキシャキ食感は相当いいアクセントになっていました。
第2位:ニュータッチ 凄麺 茨城スタミナラーメン

2位はニュータッチの凄麺シリーズの新作。「凄麺 茨城スタミナラーメン」を選びました。これまたとんでもないクオリティだったんですけど、ニュータッチのヤマダイ株式会社は茨城の会社。茨城愛がたっぷりと注ぎ込まれているので、いつも以上によくできているというのも納得でした。

スタミナラーメンというとニンニクやピリ辛を想像する方が多いかと思いますが、いざ食べてみるとそれらの要素よりも豚や野菜の旨味がたっぷり。かやくには肉が一切入っていないのに、肉の旨味を感じられるというのがすごい。これがもう、めちゃくちゃウマい!

しかもそのスープはほんのりととろみがついているので、もちもちの太麺にどっぷりと絡んでくるのです。スープと麺の一体感がもうぶっ飛んでますね。細かい部分まで計算され、こだわり尽くしたのを感じる素晴らしいカップ麺でした!
第1位:明星 喜多方ラーメン坂内 コク醤油ワンタン麺

2025年上半期の1位は明星から発売された「喜多方ラーメン坂内 コク醤油ワンタン麺」を選びました。言わずと知れた喜多方ラーメンのチェーン店ですが、これがもうカップ麺として完成されすぎていてヤバかったですね。ただただ圧倒される仕上がりとなっていました。

生麺と遜色ないレベルのノンフライ麺や、店のラーメン並に精度の高いスープを使っているカップ麺も増えてきましたが、このカップ麺の凄さはすべてのパーツが完璧にウマすぎるところ。
幅広のノンフライ麺も、澄んでいるのにコク深い醤油スープも最高なんですけど、でっかくて柔らかい焼き豚が2枚も入り、ふわふわで大粒なワンタンが4個入り。それらのすべてが主役級の存在感を放っているのです。

特にワンタンは餡まで美味しい。大絶品。最近のカップ麺はワンタンもだいぶレベルが上がってきていますが、スープや麺との相性もあって特に美味しく感じられました。これはチェーン店だからと侮るなかれ。過去最高レベルのカップ麺といっても過言ではありません!
お願いだから騙されたと思って食べてみて!「喜多方ラーメン坂内」のカップ麺がすごすぎるから!!!https://t.co/wqivU7MBeD— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) February 20, 2025
総評
このほかにも美味しかったものはたくさんありましたが、以上が2025年上半期に食べて美味しかったカップ麺のベスト5になります。
半年ごとに区切っているので、残念ながらすでに終売になってしまっている商品も含まれています。ですが、5位に選んだ「ブリーフ団監修 イカ墨トリプルガーリックまぜそば」のように、人気があった商品は期間をおいて再販されることが多いです。
気になった商品があればぜひ覚えておいていただき、再販を楽しみにしていただければと思います!
https://youtu.be/XA1U9UTwbJE [リンク]
動画でも解説しています!
(執筆者: ノジーマ)

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