【深ヨミ】櫻坂46『Make or Break』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査

 2025年7月2日公開のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2025年6月23日~6月29日)で540,768枚を売り上げて首位を獲得した櫻坂46の『Make or Break』。

 櫻坂46の12thシングルである本作は、初回仕様限定盤 TYPE-A・B・C・D、そして通常盤の5形態で6月25日にリリース。本作には、三期生・的野美青が初センターを務める表題曲のほか、今年4月に加入した新メンバー四期生による初の楽曲「死んだふり」や、BACKSメンバーによる「港区パセリ」などの楽曲が収録されている。各初回仕様限定盤には3月20日に開催された【Sakurazaka46 Buddies感謝祭 2025】の様子やビハインド映像を収めた内容の異なるBlu-rayが付属する。

 ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『Make or Break』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/151229/2)は『Make or Break』と2025年2月リリースの11thシングル『UDAGAWA GENERATION』、2024年10月リリースの10thシングル『I want tomorrow to come』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、昨年(2024年)に発売された全てのシングルの販売比率も“全シングル”としてグラフに追加している。

 グラフを見てみると、『Make or Break』は前作『UDAGAWA GENERATION』前前作『I want tomorrow to come』と非常に近い販売比率を記録していることがまず目に入る。どの作品も共通して関東が50%以上を占めていて、徐々に微減しているものの直近3作はどれも60%近い比率をキープしている。また、他の地方においても前作との差は±1%以内となっており、全国的に安定した人気を保持していることが窺える。

 また、全シングルと比較すると関東の数値が全体より高い比率を記録している反面、その他の地域においては全体を下回るという傾向は過去作から継続しているが、近畿、中部、九州などの比率増加に伴い、徐々に全体平均に近づいていることも見てとれる。

 『Make or Break』が前作『UDAGAWA GENERATION』を上回る初週売上で初登場首位を記録するなど、勢いを見せている櫻坂46。4月からスタートした全国ツアー【5th TOUR 2025 “Addiction”】も折り返しを迎える中で、本作が2周目以降にどのようなチャートアクションを見せていくのか、引き続き注視していきたい。

関連記事リンク(外部サイト)

【ビルボード】櫻坂46『Make or Break』54万枚でシングル1位、LE SSERAFIM/IMP. がトップ3入り
櫻坂46、結成4周年記念スタジアムライブをBlu-ray&DVD化
櫻坂46、大人なムードが漂うBACKSメンバー楽曲「港区パセリ」MV公開

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【深ヨミ】櫻坂46『Make or Break』の初週地域別販売動向を過去作と比較調査

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。