『新江の島水族館』トリーターが教える、水遊びがもっと楽しくなるマメ知識

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もうすぐ夏休み。

海や川などのお出かけが増える前に、水の生き物、魚たちへの理解を深め、もしものケガを防ぐために知っておきたいことを学ぶ、ケアリーヴpresents『親子で学ぼう!おさかなと人間の“ケガ”セミナー』が先日、神奈川県『新江の島水族館』にて開催されました。

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参加者約60名の親子による沢山の質問が飛び交う、終始大盛況のこのイベントでは、えのすいトリーター杉村氏とニチバン担当者の倉智氏によるトークセッションが行われました。

学びが沢山詰まった内容の中から、これからの季節に必ずや役立つマメ知識を、今回はご紹介します。

水族館に行くのが“もっと”楽しくなるマメ知識

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外は暑いから、日焼けしたくないから、海や川遊びは予定なし!
でも涼しく過ごせる水族館には行きたい!というインドア派は、特に知っておきたい水族館にまつわる、面白話。
えのすいトリーター杉村さんが沢山してくださいました。

水族館にいる魚たちは、一体どこからやってくるのか。
なんと、トリーター自らが釣りに行ったり、漁師さんと一緒に釣りに行ったりしてやってきた魚もいるそうです。
時には、漁師さんからお魚を分けてもらったり、他の水族館と交換したりもするそうですよ。

そんな風にしてやってきた魚は、水族館に来てすぐ水族館の水槽に入れるわけではありません。
バックヤードにある水槽が、まずは行先。ここで病気やケガの確認をして、エサを食べさせてから、皆さんが観覧する水槽に入るそうです。

とここで、魚のケガにまつわる話。
魚も捕獲されたときの網との摩擦や、他の魚との接触など、様々な理由でケガをします。魚も痛みを感じるそうです。ケガをした魚には、粉状の薬を傷口にハケで塗布して治療をします。
粉状の薬は水中でもしっかりくっついてくれているので、傷口の回復をしっかりしてくれるのだそうですよ。
ちなみにお魚の身体は、熱にとってもデリケート。
直に素手で触られると、まるで火傷をしてしまいそうなくらい、熱く感じるそうです。そのためゴム手袋をして触ります。

そう聞くと、川で魚と触れ合うときにも、ゴム手袋をしなきゃと思わされますよね。

水遊びが“もっと”楽しくなるマメ知識

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水遊びを思いっきり楽しむべく、気にしておきたい最近増えている、危険な海の生き物。通称電気クラゲと言われる『カツオノエボシ』、小さくても猛毒な『ヒョウモンダコ』、『アンドンクラゲ』があります。
特に風が強い日が続いている時期は、要注意。水遊びをする日にちょうど当たったら、いつも以上に注意する必要があります。

他にも、海辺や川沿いでうっかり触りやすいカニ、うっかり踏んでしまいがちなウニやカキにも注意が必要。
ケガ予防として、ビーチサンダルではなく、マリンシューズをぜひ履いてください。

ちょっとしたケガに見舞われた時のために、持っておきたいのがケアリーヴ。
親世代では当たり前だった“ケガにはツバをつけておけ”は昔の常識。キズを早く治す成分がはたらきやすい絆創膏なので、浅いキズの時の安心のために、バッグに忍ばせておくのがおすすめです。

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旅行は気持ちが浮足立つからこそ、水辺は特に大人もしっかり気を付けて楽しみましょう!

【取材協力】
※ ニチバン株式会社

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