自分で価値を生む副業:小さなサイトが資産になる
最近では「副業OK」の会社も増えてきました。
私の知人の中にも、配達、動画編集、コンサルティングなど、多種多様な副業に挑戦している人がいます。
そんな中、じわじわ注目されているのが「ウェブサイトを育てて売る」という副業スタイル。
自分で小さなサイトを立ち上げ、コツコツと育て、やがて売却する──これを繰り返す人も増えてきました。
買収から始める人も多かったのですが、今は「自分で価値を生み出す」方向に関心が移っています。
この記事では、副業として「サイトを育てて売る」という選択肢について、実例やメリット・注意点を交えながらご紹介します。
サイトを育てて売る──副業としての新たな形
私自身も、かつてウェブサイトを立ち上げていました。
ブログ形式で情報発信を続け、月20万円ほどの広告収入が出始めたあたりで、サイト売却を初めて意識しました。
売却先は、介護施設を運営している企業。
新任された社長にブログ経験があり、大きく利益が出たとのことで買ってもらえたのです。
また、当社が運営しているサイトマでは、なんと10回以上も売却された方もいます。売却益だけで1000万円はあったと思います。
これはあくまで一例ですが、「小さく始めて、ある程度育ったら売る」というスタイルは、無理なく副業に取り組みたい方にとって非常に現実的な選択肢です。
副業としてサイトを育てて売るメリット
「なぜ売る前提で育てるのか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
以下に、そのメリットをまとめました。
① 小さな成功を繰り返せる
最初から大規模なメディアを作る必要はありません。
ニッチなテーマでミニサイトを育て、ある程度のPVや収益が出れば、売却対象になります。
② 初期コストが安く済む
サイトを自作するなら、ドメイン代やサーバー代くらいで始められます。
外注を使う場合も、記事数を絞れば数万円に収まることも。
③ 自分のペースで進められる
納期や顧客対応に追われることなく、自分のペースでコツコツ積み上げられます。
平日夜や週末など、時間が限られている会社員にとっては大きな利点です。
④ 売却という出口がある
「稼げなかったらどうしよう」という不安も、ある程度育てば売却という選択肢があります。
月1万円の収益でも、売却価格は20〜40万円ほどになることもあります。
⑤ 実績になる
サイト育成〜売却の経験は、今後の仕事やキャリアにも応用可能です。
SEOやライティング、分析スキルが身につき、将来的に本業や他の副業にも応用可能です。
注意すべきデメリット・リスク
良いことばかりではありません。始める前に、以下の点には注意が必要です。
① 成果が出るまで時間がかかる
検索エンジンから評価されるまでには、数ヶ月〜半年ほどかかるのが普通です。
「すぐに稼ぎたい」と思って始めると、途中で挫折する可能性もあります。
② テーマ選びが重要
需要のないテーマや競合が強すぎる分野だと、いくら記事を書いてもアクセスが集まりません。
市場調査やSEOの基礎知識は最低限必要です。
③ 売却先を探す必要がある
自分で育てたサイトを売るためには、信頼できるプラットフォームや買い手を見つける必要があります。
交渉や契約面でも、最低限のビジネスリテラシーが求められます。
まとめ:サイトを“育てて売る”は、堅実な副業モデル
ウェブサイトを育てて売却する副業は、低リスク・低コストで始められ、かつスキルも資産も残る点で非常に魅力的です。
もちろん、始めたばかりの頃は不安もあるかもしれません。
しかし、実際にサイトを作ってみることで、「価値をつくる力」そのものが身につきます。
副業として何を始めようか迷っている方へ──
ぜひ、「サイトを育てて売ってみる」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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