カラフルフォトリンピック「ダイバーシティ写真コンテスト」の高校生カメラマンを募集

前回大会金賞(新渡戸文化高等学校近藤櫻仁さん)

カラフルフォトリンピックは、「第2回カラフルフォトリンピック(ダイバーシティ写真コンテスト)」において、高校生カメラマンを募集中だ。

撮影で多様性に触れる「カラフルフォトリンピック」

カラフルフォトリンピックは、高校生が障がいのある子どもたちをモデルとして撮影する、ダイバーシティ写真コンテスト「カラフルフォトリンピック」を主催している。

同コンテストは、写真を通じて「ふれあい」や「多様性」を感じ、互いの個性を認め合うきっかけを生み出すことを目的に、2024年にスタートした。

今年は第2回大会の開催に向けて、現在、撮影会に参加できる高校生カメラマンを募集中だ。

前回大会金賞(藤沢翔陵高等学校舩木レイさん)

障害のある子どもたちとの出会いを通じ、写真を超えた「心のふれあい」が生まれる写真コンテストが、カラフルフォトリンピックだ。前回大会の受賞者の作文には、こんな言葉があった。

「私たちカメラマンが特別なことをしなくても、彼らは既に一人一人が個性を包み隠さず、めいっぱい目の前のことを楽しんでいました。そんな彼らを見ていると、自然と肩の荷が軽くなって、楽しんで撮影することが出来たのを覚えています。」

「彼らが手を取り合って楽しんでいる姿は、純粋で温かく、そこには心を引きつける力強さがありました。(中略)太陽の光が木に当たって、木漏れ日になっていた所を撮った時や、校庭に差し掛かる太陽の光の瞬間などを撮れた時の喜びが今でも印象に残っています。」

こうした作文から伝わってくるのは、写真を撮ることだけが目的ではなく、「障害の有無に関わらず、心でつながる」貴重な体験。そしてそれこそが、このコンテストの真髄だ。

前回大会銅賞(常磐大学高等学校茅根鈴颯さん)

撮影日は8月19日(火)10:30〜15:00で雨天決行、台風等の場合は8月21日(木)に延期。撮影場所は和洋学園国分キャンパス。JR市川駅から京成バスまたはタクシーで約15分の場所にある。京成国府台駅、北総線矢切駅からバスも利用可。

対象はフリースクール・通信・高専・インターナショナルスクールなど含む高校生で、機材は2,000万画素以上のカメラ推奨。無料レンタルもあり。参加定員は先着30名で、参加費無料。

スケジュールはカメラマン申込が7月31日(木)までで、撮影会が8月19日(火)まで、写真＋作文提出は9月20日(土)まで。受賞作品発表は11月14日(金)で展示会は11月20日(木)〜12月8日(月)。授賞式は12月6日(土)11:00～。

撮影の際のルールは1つ。それは、障害児のありのままの魅力を写すこと。ポーズやカメラ目線といった作られたものではなく、彼ら・彼女らの存在自体に目を向けて撮ろう。

中には感覚過敏を持っている子どももいる。知らない人や知らない場所、カメラのフラッシュを怖がる子どももいる。下ばかり向いて、全然目線を合わせてくれない子どももいるだろう。しかし、それが彼ら・彼女らの「ありのまま」なのだ。

避けてほしい声掛けは「笑って」「こっち向いて」「ポーズとって」で、おすすめする声掛けは「〇〇ちゃん、かわいい！」「〇〇くん、いいね！」。

撮影日当日、何が起こるかは誰にもわからない。しかし、何が起きても楽しめるような余裕が社会にあれば、この子たちらしさを存分に発揮しながら生きていけるだろう。

応募方法は記事下部のカメラマン募集要項ページを確認の上、フォームよりエントリー。公式LINEへ参加し事前説明動画を見て、撮影会当日を創り上げよう。

以下は、カラフルフォトリンピックのコメント。

「このプロジェクトは、単なる「撮影」ではなく、そこから生まれる「気づき」「学び」「心の交流」を大切にしています。みなさん(高校生カメラマン)の感性で、彼らと向き合い、その“ありのまま”の姿を写真に写し出してください。

「障害がある」と聞くと、不安を感じるかもしれません。けれど前回の高校生たちは、子どもたちの笑顔や好奇心に真っ直ぐ向き合うことで、自分自身の殻を破り、小さな世界から広がる大きな共感を得ていました。

そんな経験は、あなたにとっても、子どもたちにとっても、かけがえのないものになるはずです。」

第2回カラフルフォトリンピックに興味がある高校生は、カメラマンに応募しよう。

■和洋学園国分キャンパス(撮影場所)
住所：千葉県市川市国分4-20-1

(佐藤ひより)

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