【福岡県柳川市】泊まれる国指定名勝「御花」に「妖怪ルーム」が登場。怪談話を聞きながらの妖怪舟も

2025/06/23 13:45 ストレートプレス

かつて柳川藩主だった立花家の屋敷を、今も立花家の末裔が守り続けている料亭旅館「御花」。日本で唯一の泊まれる国指定名勝「御花」に、7月15日(火)から夏限定の客室「妖怪ルーム」プランと川下り「妖怪舟」が登場する。八女市にある創業200年以上の提灯店「伊藤権次郎商店」とコラボレーションした、特別な夏の夜を楽しむ企画だ。

妖怪提灯と一夜を過ごす「妖怪ルーム」

夏の夜、妖怪提灯が不気味に灯る部屋で一夜を過ごす「妖怪ルーム」プラン。期間は、7月15日(火)〜8月31日(日)だ。伊藤権次郎商店の妖怪提灯は、全ての工程が手作業で作られた工芸性が高いもの。大小様々な提灯には、今にも動き出しそうな妖怪たちが描かれている。

立花家に伝来した妖怪絵巻の一コマが描かれた「渋うちわ」を1本プレゼント

妖怪が描かれた掛け軸や、床間の怪しげな花など、部屋のしつらえも妖怪仕様。

妖怪ルームには、“日本の妖怪”をテーマにした書籍が並ぶ

また、書店「文喫福岡天神」が“日本の妖怪”をテーマにセレクトした書籍も並ぶ。「妖怪ルーム」は1日1室限定。妖怪提灯は、別の妖怪になる可能性があるとのこと。

水郷の街で楽しむ「妖怪舟」

妖怪提灯で彩られた不気味な舟を貸切で楽しめる「妖怪舟」。船頭さんの語る怪談話を聞きながら、暗闇と水音に包まれて、“妖怪の世界”を旅してみては。

妖怪舟は、妖怪ドリンク付。冷たいドリンクで背筋もひんやり

期間は7月15日(火)〜8月31日(日)。料金は1舟30,000円で、19時30分～20時10分の40分間、貸切で楽しめる。予約は公式サイトで、宿泊予約のオプションで選択すればOK。通常プランのオプションとしても予約ができる。

妖怪提灯で彩られた不気味な舟でゆらりゆらりと川下り

雨天時は舟は出ないが、客室に妖怪舟の妖怪提灯と妖怪本が設置され、妖怪デザートとあわせて楽しめる。また妖怪グッズのプレゼントも。

「奇怪夜行」開催期間中は、乗合船のみ。乗合船は、料金は1名4,500円(最大10名まで)。時間は「妖怪舟」と同刻だが、妖怪ドリンクは付いていない。

「奇怪夜行」今年も開催決定！

「奇怪夜行」は、伊藤権次郎商店の妖怪提灯と立花家に伝わる妖怪の絵巻物から着想。この展覧会のために作られた提灯や未発表の作品なども特別に展示するアートイベントだ。期間は8月15日(金)～17日(日)、22日(金)～24日(日)の計6日間。18時～21時に開催される。最終入場は20時30分まで。2025年の展示テーマは、7月ごろに発表されるとのことだ。