【伝説?リアル?】珍しい海の生き物5選。一度は見てみたい“神秘の生命体”
海の中には、私たちが普段目にすることのない神秘的な生き物が数多く存在します。
その姿はまるで空想の世界から抜け出してきたかのようで、「本当にこんな生き物がいるの?」と疑ってしまうほど。
今回は、そんな“伝説のようでリアル”な海の生き物たちを5種類ご紹介します。
それぞれの特徴や生息地、観察できる場所もあわせて解説しますので、夏の旅行やダイビング計画の参考にもどうぞ。
① リュウグウノツカイ(竜宮の使い)

まるで神話から飛び出してきたような長く銀色の体を持つリュウグウノツカイ。
全長は最大で10メートル近年の計測で【 最大全長は14 m級(触腕含む)】。を超えることもあり、深海魚の中でも特に神秘的な存在として知られています。
名前の由来は、見た目が“竜宮城からの使者”のようだからとされています。
深海に生息するため普段は目にすることはほとんどありませんが、海岸に打ち上げられることがあり、ニュースになることも。
日本では静岡県や富山湾などで過去に発見例があります。地震の前兆として現れるという迷信もあり、昔から人々の注目を集めてきました。
② ダイオウイカ(大王烏賊)

世界最大級の無脊椎動物として知られるダイオウイカ。
体長は10メートルを超え、巨大な触腕と鋭いくちばしを持っています。
深海に生息しており、かつてはその存在自体が“幻の生物”とされていました。
しかし、2006年には日本の研究チームが生きたダイオウイカの撮影に成功し、その姿が明らかになりました。
以降も何度か記録されており、特に日本海や太平洋側での発見例が多いです。
その迫力と存在感から、「海のモンスター」とも呼ばれることがあります。
③ メンダコ(面蛸)

深海に住むユニークなタコの仲間。
体が丸っこく、ヒレのような耳をパタパタと動かして泳ぐ姿がとても可愛らしく、人気急上昇中の生き物です。
大きさはおよそ20cm 【駿河湾産の最大個体は 約30 cm】前後とコンパクト。
名前の通り、顔のような模様があり、見た目のインパクトは抜群。
日本では駿河湾や相模湾などで発見例があり、水族館でも展示されることがありますが、水圧・温度管理の難しさにより飼育は困難とされています。
SNSなどでも動画がバズりやすく、“深海のアイドル”的存在となっています。
④ シーラカンス

“生きた化石”として有名なシーラカンス。恐竜時代から姿をほとんど変えずに生き延びてきたと言われています。
長らく絶滅したと考えられていましたが、1938年に南アフリカで再発見され、世界中を驚かせました。
インドネシアやアフリカ沖の深海に生息しており、日本国内では和歌山県の串本海中公園や国立科学博物館などで標本を目にすることができます。
魚でありながら関節のように動くヒレを持ち、泳ぐ姿はまるで四肢で歩いているかのようです。
その特異な特徴から、進化の謎を解く重要な手がかりとされています。
⑤ オオグソクムシ

ダンゴムシを巨大化させたような見た目のオオグソクムシ。
体長は最大で国内記録は約50 cm(鳥羽水族館で量定、2018年)。ほどになり、深海に生息しています。暗い海底で死骸を食べる“スカベンジャー”として知られています。
その見た目のインパクトと、どこか憎めない無表情から、近年ではキャラクター化されるほどの人気に。
三重県の鳥羽水族館や、静岡県の沼津港深海水族館などで実際に生きている個体を見ることができます。
見た目は少しグロテスクでも、「かわいい」と評されることも多く、グッズやぬいぐるみも多数展開されています。
おわりに
今回紹介した5つの海の生き物たちは、どれも神秘的で魅力あふれる存在です。
中には「伝説かと思っていたけど本当にいるんだ」と驚かれるような種類もあったのではないでしょうか。
海の中にはまだまだ私たちの知らない世界が広がっています。
これらの生き物に触れることで、自然の奥深さや生命の神秘に気づくきっかけになるかもしれません。
ぜひ、あなたも“海の不思議”を探す旅に出てみてください。

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。