【2025年最新版】いま振り返る“過去の大予言”5選。実際どうなった?答え合わせ
「地震が来る」「○○が滅亡する」──私たちの記憶の中には、なぜか“予言”が刻まれています。
SNSやテレビ、雑誌で騒がれたあの頃の空気…。
2025年の今だからこそ、冷静に“その後”を見つめ直してみませんか?
この記事では、かつて日本中をざわつかせた予言5つを厳選し、「本当に起きたのか?」「何が違っていたのか?」を徹底検証します。
①【2011年予言】東日本大震災と“イルミナティカード”

1995年に発売されたアメリカのカードゲーム「イルミナティカード」には、後の9.11テロやパンデミックを予言したようなイラストが多数存在します。
その中でも、東京タワーのような建物が崩壊するカードが「東日本大震災を予言していた」として話題に。
実際どうなった?
カードが発売されたのは震災の16年前。
確かに不気味な一致はあるものの、「具体的な日付や震源地」などの記載はなく、偶然の一致と見る専門家も多いのが事実です。
②【1999年の恐怖の大王】ノストラダムスの大予言

「1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる」──この1行に世界中が震えました。
終末論や人類滅亡説が蔓延し、当時の子どもたちも不安を抱えていたほど。
実際どうなった?
1999年、恐怖の大王は降ってきませんでした。
解釈の幅が広すぎたことや、翻訳のニュアンスが曖昧だったことが誤解を招いたようです。
むしろ、2000年問題(Y2K)の方が現実的な不安でしたね。
③【2012年マヤ暦】人類滅亡説

マヤ文明の暦が2012年12月21日で終わっていることから、「人類滅亡説」が大きな話題に。
NASAの公式サイトには不安を解消するページまで登場しました。
実際どうなった?
世界は滅びませんでした。
マヤ暦の「終わり」は一つの時代の区切りを意味するだけで、破滅ではなかったというのが定説です。
結果的には、“予言”というより“カレンダーの切り替え”でした。
④【2020年パンデミック予言】ビル・ゲイツとシンプソンズ

2015年、ビル・ゲイツ氏が「次の脅威はミサイルではなく感染症だ」と語ったTED講演。
そして米アニメ『シンプソンズ』でも「中国からのウイルス流出」が予言されたとされ、後に新型コロナと重なる点が話題に。
実際どうなった?
新型コロナの流行は現実のものとなり、「予言的中」とも言われました。
ただし、科学者や専門家による“予測”は以前からなされており、“予言”というよりは「論理的な予見」に近いものでした。
⑤【2024年皆既日食】アメリカ分断の予言

「皆既日食がX型に交差する地域で、何か大きな異変が起こる」とSNSで話題になったこの予言。
特にアメリカ国内では“終末のサイン”とまで言われました。
実際どうなった?
2024年4月の皆既日食は無事終了。
一部で気象災害や社会的混乱があったものの、大きな事件とはつながっておらず、予言は大げさだったと結論づけられています。
一般的に、日食は自然現象であり、それ自体が地球の環境に大きな影響を与えることはありません。
まとめ:予言は「信じる」のではなく「考える」きっかけに
今回紹介した5つの予言の多くは、曖昧な表現や過度な解釈によって「当たったように見えた」ものでした。
しかし、予言の中には“未来への警鐘”や“思考のヒント”が含まれていることもあります。
大切なのは、恐れることではなく、「なぜこうした話が生まれたのか」「自分はどう受け止めるか」を考える視点です。
次に現れる“新たな予言”に惑わされないためにも、私たちは過去の“答え合わせ”をしておく必要があるのかもしれません。

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