ポール・ウェラー、最新AL『ファインド・エル・ドラド』で名曲たちに新たな命を吹き込む
ポール・ウェラーによる深くパーソナルな最新作『ファインド・エル・ドラド』が、2025年7月25日に発売される。
このアルバムは、様々な音楽を聴いてきた彼が、心を打たれた楽曲たちを再訪し、新鮮な解釈と敬意を込めてその楽曲に新しい命を吹き込んだ、ポール・ウェラーというアーティストを構成する本質に迫るアルバムだ。
「ここに収録されている曲は、長い間私の中で鳴り続けてきた曲たちだ」とポールは述べ、「時の経過と共に、その楽曲に新たな表情を見出すようになった。そして今、それを世に伝える時が来たと感じたんだ」と語っている。
この新作から、現在「ローディー・ローラ」と「ピンボール」の2曲が公開されている。「ローディー・ローラ」のオリジナル・バージョンはフランスの無名グループ、The Guerrillasによるもので、アフリカ音楽を世界に広めたカメルーンのジャズ・サックス奏者、マヌ・ディバンゴが参加していた1曲だ。「ピンボール」は、おそらくアルバムの中で最も馴染み深い曲の1つであり、英国の俳優/ミュージシャン、ブライアン・プロザーローが1974年に発表した1973年のとある週末の出来事を描いた日記的な作品だ。ポールのバージョンでは、当時の空気を捉えたかのような侘しさを感じさせるボーカルと、前作『66』にも参加しているジャッコ・ピークの美しいサックスをフィーチャーしている。
60年を超える人生のなかで、ポールは様々なジャンルの何千にも亘る楽曲を己の内に取り込んできた。そして彼が取りつかれたように聴きこんだレコードは自身のソングライティングを成長させる糧となっていった。ポール・ウェラーというアーティストを形成する音楽を垣間見せてくれる今作には、ハンナ・ピールやデクラン・オルーク、ロバート・プラントやノエル・ギャラガーといった錚々たる面々もコラボレイターとして参加している。
ポールのブラック・バーン・スタジオとクンダリーニ・スタジオでレコーディングされた今作のアレンジとプロデュースを手掛けるのは、ポール作品ではすっかりお馴染みの存在となったオーシャン・カラー・シーンのスティーヴ・クラドック。彼はまたチャールズ・リーズと共にアルバムのエンジニアリングとミックスも担当している。
なお、今作のブックレットには彼がカバーした楽曲の詳細をつづった英文ライナーノーツが掲載されており、世界同時発売となる日本盤には、その完全翻訳に加え、書き下ろし解説を掲載した別冊ブックレットが同梱されている。
◎リリース情報
アルバム『ファインド・エル・ドラド』
2025/7/25 RELEASE
WPCR-18761 2,970円(tax incl.)
https://wmj.lnk.to/pw_fedPu
Photo: Dean Chalkley
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