映画『鬼ベラシ』STU48中村舞&信濃宙花インタビュー 「わたしたちが鬼になる瞬間のシーンはびっくりすると思います!」

鬼伝説の町「鬼北町」を舞台にした長編映画『鬼ベラシ』が、全国公開になります。人間と鬼の混血“鬼女”が、国が放った根絶の施策に抗い、壮絶なサバイバルを繰り広げるエンターテイメント作品です。

STU48の中村舞、信濃宙花、ガールズユニットのiScreamのYUNA、HINATA、現在注目の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』のシュウジ・イトウ役の土屋神葉など、注目のアーティストたちが集結している本作。中村舞さん、信濃宙花さんにお話を聞きました。

●おふたりが今回出演された映画『鬼ベラシ』は、サバイバル・ムービーになっているそうですね。

中村:人間と鬼の混血である、鬼の女と書いて“鬼女(きじょ)”と読むのですが、その鬼女を演じるわたしたちが生き残りを賭け、愛媛県北宇和郡鬼北町を舞台に、バトル・ロワイアルを繰り広げる物語になっています。

信濃:めちゃめちゃバトルしてきました!

中村:鬼と言えばの棍棒を持って。えいっえいっと(笑)。

信濃:STU48のメンバーみんな、ナタや棍棒を持っています(笑)。

中村:その中でも裏切りや友情、人間の心情も描かれている物語です。

●出演が決まった時はいかがでしたか?

中村:映画は初めてだったのと演技経験も多くはなかったので、お話をいただて、自分にできるかなと不安になりました。でも、愛媛県北宇和郡鬼北町が舞台で、わたしも愛媛出身で以前よく遊びに言っていた土地だったので、そこを舞台にした映画に出演できるのはとてもうれしかったです。

信濃:すぐに家族に報告したんですけど、演技に挑戦してみたい気持ちがもともとあったので、映画に出演できることも演技ができることももちろん、とてもうれしかったです。舞台の経験はあるのですが、映像での演技経験がなかったので、初めての映像作品での出演がこの映画になるから、すごいドキドキ不安でしたが、STU48からは舞ちゃん、後輩の久留島優果ちゃん、新井梨杏ちゃんの4人が出演ということで、心強いところもあって、本読みの時から何よりもうれしかったです!

●どういう性格のキャラクターを演じられましたか?

中村:過去にいろいろな辛い背景を持っていて、自分の中に重い芯のようなものがあり、周囲と団結して頑張ろうとするリーダータイプの役です。

信濃:真央(マオ)という女の子の役なのですが、ちょっと抜けているおばかさんみたいなところがあって、ラストに向けてアホな言葉を連発します(笑)。みんなは作戦とか理解しているけれど、わたしだけはてなみたいな。ひとりだけ理解していない、ところどころポンコツな感じなんです。

●バトル・ロワイアルという世界観の影響もあると思いますが、この物語からおふたりが感じ取ったものは何でしょうか?

信濃:鬼になり自暴自棄になっても自分が一度決めたこと、自分のもともとの気持ちは曲げずに進んでいきたいなと思いました。自分の役柄がそうだったから、ですね。パニックになっても一度冷静になり、最後まであきらめずに進んでいくことは、アイドルというものにも通じるんです。挫折してもすぐあきらめるのではなく、続けていくことが大事なので。

中村:わたしもくじけそうになったことは、数え切れないほどありました。でももともとの夢があるので、それを叶えるためには、そこでそう簡単にはあきらめない気持ちと、仲間の存在の大切さを学びました。グループで活動しているから、より仲間の大切さを改めて実感しました。

●“鬼女(きじょ)”としてバトルをするので、もしかしたらファンの方たちにとっては、初めて見るおふたりの表情が多いのではないですか?

中村:そう思います(笑)。

信濃:半分以上? 9割以上(笑)! 笑顔のシーンあったかな?

中村:劇中で人間から鬼になる瞬間があるのですが、そのシーンが独特で、監督からは自由でよいとみんな言われていました。なので、みんなおのおの自由に叫んだりして鬼になる瞬間を撮ったのですが、ファンの方が観たらびっくりすると思います。観たことないと思う。

●それはすごそうですね。

中村:感情が左右されると鬼化するので、怒ったり乱されると鬼になるんです。鬼になると力が強くなったりするので、そこにも注目してほしいです。

●今回の『鬼ベラシ』、改めて演技に挑戦した感想はいかがですか?

中村:わたしの役は前半ではセリフを口に出して話さないけれど、思っていることがたくさんあり、それを表情に出さないといけなかったんです。セリフなしの表情だけの芝居もたくさん撮ったので、難しく感じました。

信濃:演技をしてみたかったので、もっとやりたいと思いました。難しいところもたくさんあったのですが、普通に生きていたら鬼になることはないから、そういう経験ができるのも俳優という仕事ならではだと思うので、とても楽しかったです!

●最後にうかがいますが、どういう人におすすめしたいですか?

中村:バトル・ロワイアルが好きな人にささると思いました!

信濃:ささると思います!

中村:ドキドキ、ハラハラ感がすごいです! 誰が生き残るのか、最後まで予想して観てほしいです。

信濃:台本でびっくりして、演じていてまた違う視点を知り、もう1回びっくりしました。2回びっくりしたんですよ。

中村:予想外だよね! あとはアイドルがたくさん出ていて、かわいい女の子がたくさん出て来るので、その子たちがあんな鬼になるなんて(笑)! 真剣に挑んでいるので、その姿をぜひ観てほしいなと思います。

■公式サイト:https://www.oniberashi.com/ [リンク]

■ストーリー

人間と鬼の混血“鬼女”の根絶に国が放った施策。
それは鬼のツノ狩りだった…

鬼伝説の町・鬼北町で広げられる妖怪バトルエンターテイメントに
STU48の中村舞、信濃宙花やガールズユニットのiScreamのYUNA、HINATA、現在注目の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』でシュウジ・イトウ役の土屋神葉など注目のアーティストたちが集結。

(C) 2025『鬼ベラシ』製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

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