【静岡県浜松市】住宅会社が「天竜ヒノキ」の魅力を広めるため、はままつフラワーパークにベンチを寄贈
アイジーコンサルティングは、6月1日(日)、地元観光施設のはままつフラワーパークへ来場者用ベンチ10台を寄贈する。公共の場にて天竜ヒノキを活用し、地域産材への興味・関心の輪をさらに広げていく。
「天竜ヒノキ材手づくりベンチ寄贈式」には、同施設の理事長である塚本こなみ氏をはじめ、製作に協力した地域の人々も参加予定だ。
アイジースタイルハウスが天竜ヒノキのベンチを寄贈
アイジーコンサルティングの建築事業部であるアイジースタイルハウスは、2021年からはままつフラワーパークに対しベンチの寄贈をしている。
アイジーコンサルティングは創業1899年、木造建築物のメンテナンスをルーツとしている地元企業だ。アイジースタイルハウスは同社が手がける建築不動産部門であり、地域産材である天竜材をふんだんに採用した木造住宅を特徴としている。現在、浜松・豊橋・名古屋を中心に注文住宅を年間約50棟ほど建築している。
国内の森林育成において、樹齢100年を超える大径木は利用価値が低いとされて過剰な森林在庫を抱えている。同社はこの問題解決のために「JAPAN WOOD PROJECT」を発足し、林業、住宅産業、木材販売業などの各業界を横断するプロジェクトを構築した。
木材を取り囲む地域のサプライチェーンで住宅躯体への部材利用と、端材を仕上げ材として再活用する仕組みを計画的に進めており、この活動によりグッドデザイン賞受賞、浜松市CSR優秀賞を4年連続受賞など多数の評価をもらっている。
はままつフラワーパークの理事長の講和から寄贈を企画
「JAPAN WOOD PROJECT」の理念は、はままつフラワーパークの理事長である塚本こなみ氏の考えと共通する点が多く、2020年には同社で講話を依頼した。
塚本こなみ氏は、静岡県磐田市出身で浜松市在住。日本女性樹木医第一号 一級造園施工管理技士で、浜松市花みどり振興財団理事長でもある。
1996年に樹齢130年の4本の大藤をあしかがフラワーパークに移植したことで一躍有名になり、現在も全国各地で樹木の世話に携わる。
講話の際、同施設で来場者が休息するためのベンチが足りていない、という話に。地域にとって重要な財産でもあるフラワーパークの不便解消に少しでも役立てるのであれば、との想いから手づくりベンチの寄贈を企画し、今回で4回目の寄贈式を迎える。
寄贈式では寄贈に至るまでの趣旨や記念撮影を実施
「天竜ヒノキ材手づくりベンチ寄贈式」のプログラム内容は、塚本氏挨拶、寄贈に至るまでの趣旨説明、贈呈者の代表挨拶、手づくりベンチ寄贈、記念撮影など。
車で来場する場合は、東名高速道路「浜松西」インターチェンジより約15分。インターチェンジを降りたら最初の交差点を右折する。
バスで来場する場合は、浜松駅北口のバスターミナル1番乗り場より「かんざんじ温泉行き」に乗り、「フラワーパーク」バス停下車すぐ。所要時間は約40分で、5月22日(木)時点の料金は570円だ。詳しい運行時刻は 遠州鉄道 舘山寺営業所へ。
製作者の名前を刻むことで地元への愛着を育む
同社では、本来は高品質であるにもかかわらず余剰材として焼却処分されている木材を、家具や化粧材として再活用するプロジェクトを実施してきた。
寄贈するベンチはこのプロジェクトの一環であり、天竜ヒノキ材という高級樹種の木材を用いて、同社スタッフと地域の人々で一緒に手づくりで製作したものだ。ベンチには製作者の名前も刻まれており、寄贈を通して地元への愛着がより一層増すと考えている。
はままつフラワーパークへ訪れる際は、天竜ヒノキを活用したベンチにも注目してみて。
■天竜ヒノキ材手づくりベンチ寄贈式概要
開催日時:6月1日(日)10:00
会場名:はままつフラワーパーク
住所:静岡県浜松市西区舘山寺町195番地
詳細:https://www.e-igc.jp/whatsnew/48405
JAPAN WOOD PROJECT詳細:https://www.e-igc.jp/sustainability/jwp
(佐藤 ひより)
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