ジョシュ・フリーズ、フー・ファイターズを突然解雇されたことをSNSで明かす

 現地時間2025年5月16日、フー・ファイターズのドラマーのジョシュ・フリーズが、自身のソーシャル・メディアを通じて、バンドから突然解雇されたことを明かした。フリーズは、約2年間にわたってバンドのドラマーを務めていた。

 フリーズは投稿の中で、「月曜の夜、フー・ファイターズから電話があり、“ドラマーと別の方向に進むことにした”と伝えられた。理由の説明はなかった」と悲しみを表現する絵文字とともに報告。続けて「とはいえ、この2年間、彼らと過ごした時間はオン・ステージでもオフ・ステージでも楽しいものだった。バンドにとって最善だと彼らが思うことを、私は支持する」とコメントした。また、「プロとして40年間ドラマーをやってきたが、バンドを解雇されたのは初めてだ」と述べ、「怒っているわけではないが、少し驚いていて、落ち込んでもいる」と心境を語った。

 一方で、フリーズは投稿の締めくくりで前向きな姿勢も示しており、「自分は元々フリーランスで、いろいろなバンドを行き来してきたから大丈夫だ」と続け、「私の“ジョシュがフー・ファイターズをクビになった理由トップ10”リストをお楽しみに」と冗談めかして綴った。

 フリーズは、2022年に急逝したテイラー・ホーキンスの後任として同年にフー・ファイターズに加入した。それ以前には、ザッパ・ファミリー、ザ・ヴァンダルズ、ディーヴォ、ガンズ・アンド・ローゼズ、スティング、ナイン・インチ・ネイルズ、ウィーザーなど、名だたるアーティストのライブやレコーディングに参加してきた。

 スタジオ・ミュージシャンとしても豊富なキャリアを持ち、オフスプリング、ロストプロフェッツ、ザ・リプレイスメンツなどとの仕事に加え、アヴリル・ラヴィーン『レット・ゴー』、ケリー・クラークソン『サンクフル』、グッド・シャーロット『ヤング・アンド・ザ・ホープレス』、ケイティ・ペリー『ティーンエイジ・ドリーム』、ラナ・デル・レイ『ノーマン・ファッキング・ロックウェル!』といったヒット・アルバムでもドラムを担当している。

 一方、フー・ファイターズは、2025年初の公演として、10月に開催されるF1の【シンガポール・グランプリ】へのライブ出演を発表したばかりだ。なお、先月開催された【コーチェラ】では、フロントマンのデイヴ・グロールがロサンゼルス・フィルハーモニックと共演していた。

 フー・ファイターズの広報担当者は、この件に関する米ビルボードのコメント要請に応じていない。

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