パスタのファミレス「ポポラマーマ」でなぜかうどんを売ってたから食べてみた →こんなのアリかよ!?

首都圏のほか北海道、関西、九州あたりに展開している「ポポラマーマ」というパスタチェーンがあるんですが、これがなかなかいいお店。種類が豊富でメニューを眺めているだけでもワクワクするし、しかもパスタは生パスタを使用!
シンプルに、麺がちゃんとウマいから、何を食べても満足度が高いのです。



なんかメニューにうどんがあるのだが……
だけどポポラマーマって、ちょっと気になることがあるんですよね。公式サイトには載っていなかったので、もしかしたら店舗限定なのかもしれないんですけど……

なんかパスタ屋なのにうどんを売ってるんですよねぇ……。
といっても、きつねうどんやざるうどんなどの王道うどんはありません。「東京クリームうどん」と銘打ち、クリームソースのうどんに特化したラインナップとなっていました。
……ですが、その価格は軒並み1,000円オーバー。ポポラマーマのパスタなら多くが1,000円以下で食べられるというのに、専門外のメニューをそれより高い値段で食べるかぁ……と思うと、なかなか手が出せないんですよ。気にはなるんだけどな。
ちゃんとウマいんだろうな? 注文してみた!
そんな感じで気になる気になると言い続けて何年が経ったでしょうか。その間、失礼ながらうどんメニューが消えてなくならないんですよね。
ちょっとした思いつきで始まったメニューだったり、結局人気が出なかったりしたら普通すぐに終売となってしまうもの。だけど「東京クリームうどん」は何年もポポラマーマで販売され続けていたのです。
これはもしかしたら固定ファンが多い隠れ人気メニューなのかもしれない……! よーし、注文すっぞ!!
十勝産モッツァレラとカマンベールのトマトクリームうどん

そして最初に注文してみたのは「十勝産モッツァレラとカマンベールのトマトクリームうどん」(税込1,130円)。普段スープパスタに使われてそうな食器に入って運ばれてきました。

初回なので並盛で注文してみましたが、量はそんなに多くなさそう。1玉分なのでしょう。大盛はプラス150円(税込)で注文できたんですが、並盛の時点で1,000円オーバーだったんで怖気づきました……。

具材はシンプルにモッツァレラチーズと刻みトマトがメイン。そこに刻みネギが振りかけられていて、スープはかなり濃厚そうです……!

うどんとトマトクリームソースの相性は……うわわわわっ!
よっしゃ、それじゃ食べるぞ! パスタ屋だけど箸を使って、うどんをひとすくい。そしてひとすすり。ズズズズズゥーーッ!

うおお。食べてみるとこれがもうびっくり。当たり前だけど、びっくりするくらい、うどん!
特殊なうどんの麺を使っているというわけではなく、普通に喉越しツルツルでコシのあるうどん。冷凍の讃岐うどんなんかに近い食感です。
だけどこれがしっかり美味しくてびっくりしちゃった。濃厚なクリームスープとの相性がめちゃくちゃいいんですよ!

ドロッと濃厚なトマトクリームスープは味もまた濃いめで、トマトの旨味もたっぷり。チーズのコクもバッチリ。しかも若干塩も効いたパンチのある味付け。これがうどんにめちゃくちゃどっぷりと絡みつくわけです。

濃いめのスープに引っ張られて半ば強制的に生まれるうどんとスープの一体感。食べていてまったく違和感がありません。
しかもスープは和風ではなくパスタによくあるテイスト。その影響か、うどんを食べているのに少しずつ超極太の生パスタを食べているような感覚に陥ってくるのです。これはなんかすごいぞ……!
うどんだから表現できた独特の美味しさ!

きっとこのテイストで麺を生パスタに置き換えてもここまでの一体感は出なかったはず。なんならうどんも本格的すぎるうどんだったら合わなかったかもしれない。
うどん単体で見れば普通の冷凍讃岐うどんっぽいけど、だからこそ生まれた奇跡的なハーモニー。スープを味わうのにベストな選択肢。もちろんバッチリ美味しかったし、なかなかほかでは味わえない麺料理になっているんじゃないでしょうか。
まだまだパスタもうどんも奥が深いですな。ポポラマーマの東京クリームうどん、ご賞味あれ!
(執筆者: ノジーマ)

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