【必然グルメ】ナイルレストランでムルギーランチを食べる ~伝説から神話へ~

おいしいんだよ。混ぜると。だから、混ぜるのは必然なので、最初から混ぜてくれるんだよ。店員さんが混ぜてくれる。優しいんだよ。つまり混ぜてくれる優しさが必然なんだよね。優しさと同時に必然。それがナイルレストランのムルギーランチ。

ナイルレストランのムルギーランチは必然

店内に入って着席すると、店員さんが「ムルギーランチ?」と聞いてくるよ。着席した時点でムルギーランチは必然。例外はあれどムルギーランチが必然。必然だから、ランチタイムじゃあなくてもムルギーランチは食べられる。つまり時間の特異点。モーニングをディナーに食べる感じハンパない。

<ムルギーランチ / ナイルレストランによる解説>

「1949年創業以来、変わらぬ味を守り続けているナイル定番のカレー「ムルギーランチ」。国産鶏もも肉をスパイスで数時間煮込んだカレーと、鮮やかなイエローライス。そして温野菜の甘味がカレーのコクと辛さに輪郭を加えてくれます。全部まぜてからお召し上がりください」

店員さんが鶏もも肉を崩すんだよ

ムルギーランチがテーブルにやってくる。鶏もも肉は形状を保っているけど、今から店員さんが崩すよ。徹底的に崩すよ。自分で崩してもいいけど、店員さんが崩したほうが美しく崩せるよ。骨からしっかり身を削って無駄がない崩しっぷりを披露するよ。

普通のカレーライスのように食べ進めるムルギーランチが好きだよ

店員さが鶏もも肉を崩してくれたら、あとは自分で混ぜて食べるよ。皿にはライスだけでなくマッシュポテトも盛られているけど、全体的に混ぜ混ぜして食べる。お店も「全部まぜてからお召し上がりください」と言っている。

でも、でもでも、混ぜるの、断る! 全体的に混ぜ混ぜして食べても絶品なのだけど、筆者は、あまり混ぜず、普通のカレーライスのように食べ進めるムルギーランチが好きだよ。カレー+ライス、カレー+マッシュポテト、カレー+鶏もも肉、カレーが優秀だから、それぞれの食材との組み合わせがおいしいんだよね。

混ぜても絶品なのだけど……

混ぜると、美味しいけど、ずっと同じ味になっちゃうから、そうしたくない。そうしてもいいけど、そうしない気分。そうしないことをそうしたい。そうしたくなったらそうするけど、今回は、そうしないことをそうする。

でも、たまに、そうすることをそうすることもあると思う。すべては気分。どちらにしても、うまいよ。

ムルギーランチのカレーの特徴

ムルギーランチは、スパイス感はあるのだけど、辛くない。「バーモントカレーの辛口が辛い」という人には辛いかもしれないけど、スパイス料理のお店の料理としては辛くないほうだと思う。

だからずっと、まったりとした旨味と、トロリとして食感が続くよ。ライスともマッタリ、マッシュポテトともマッタリ、どれと共に食べてもマッタリ、それがムルギーランチのカレーの特徴。……だと思っているよ。ごちそうさまでした。必然的にうまい。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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