スクショの商標登録についてGMOがコメント発表 / 当社が商標権を行使する意図は一切ございません→ ネット民「しかし」

GMOメディア株式会社が「スクショ」というワードを商標として保有している件が、インターネット上で物議を醸している。多くの人たちが「スクショという言葉を自由に使えなくなるのか」と不安に思っているようだ。

GMOメディア株式会社「日常的使用に商標権行使しない」

この件に関してGMOメディア株式会社がコメントを発表。「事業保全および将来的な活用の可能性を踏まえて取得・管理している商標」「スクショという言葉を日常的に使用することに対し当社が商標権を行使する意図は一切ございません」とし、世間に弁明している。

<GMOメディア株式会社によるコメント / スクショの商標登録について>

「このたびは、当社が保有する「スクショ」の商標に関して、多くのご意見・ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。「スクショ」は、当社における事業保全および将来的な活用の可能性を踏まえて取得・管理している商標です。一方で、「スクショ」という言葉を日常的に使用すること(例:SNS投稿・創作活動など)に対し、当社が商標権を行使する意図は一切ございません。商標権は、商品やサービスの出所を示す目的での「商標的な使用」に対してのみ効力が及ぶものであり、一般的な言葉としての利用や、個人による表現・創作活動を制限するものではありません。当社としましては、今後もユーザーの皆さまやクリエイターの皆さまが安心して活動できる環境を大切にしながら、知的財産の適切な運用に努めてまいります」

スクショというワードを営利・商用利用できないのでは?

さらにGMOメディア株式会社は「一般的な言葉としての利用や個人による表現・創作活動を制限するものではありません」とも語っている。しかし、世間の人たちは別のポイントに不安をもったようだ。スクショというワードを営利・商用利用できないのでは? という点だ。

スクショ使用料を支払うことになる可能性

たとえばだが、商品名、キャッチコピー、商品解説、説明書(マニュアル)、商業漫画作品などにスクショというワードが使えるのだろうか? 毎回、GMOメディア株式会社の許諾を得たり、使用料を支払うことになるのだろうか。

筆者の感想でしかないが、スクショというワードは、インターネットのいにしえの時代から存在するものだけに、火、水、風、土と同レベルの言葉として使われているともいえる。それゆえ、スクショという言葉が「奪われた」と感じる人がいるのも仕方ないことかもしれない。

世間からの誤解を解くためにも……

いろいろと批判を受けている状況だが、GMOメディア株式会社ほどの優良企業が、営利・商用利用のためにスクショを独占したとは思えないのも事実。善良な意図でスクショの商標を保有しているならば、世間からの誤解を解くためにも、保有意図と、より詳しい「スクショ使用時の条件」を発表したほうがよいかもしれない。


※記事画像はGMOメディア株式会社公式サイトより引用

(執筆者: クドウ秘境メシ)

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. スクショの商標登録についてGMOがコメント発表 / 当社が商標権を行使する意図は一切ございません→ ネット民「しかし」
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

--> -->
-->