【京都府京都市】地域の多文化交流を盛り上げる!「第13回 東九条春まつり」4月26日開催
京都で生まれ育ったライター・紫原が地元の気になる情報をお届け。今回ご紹介するのは、4月26日(土)に京都市南区の京都市地域・多文化交流ネットワークセンターで開催される「第13回 東九条春まつり」だ。
多文化が共生できる地域を目指して
京都市の南部に位置する南区は、かつて平安京の玄関口として重要な役割を果たしてきた歴史を持つ。区内には、平安京遷都とともに建立された東寺が現代に至るまでその姿を伝え、とりわけ五重塔は京都のランドマークとしても有名。また、鴨川や桂川など河川の多い南区では近郊農業が発達したことから、良質な京野菜の供給地でもある。
そんな南区の東九条において多文化共生社会を目指す活動拠点となっているのが、京都市地域・多文化交流ネットワークサロンだ。2011年より、社会福祉法人カトリック京都司教区カリタス会 地域福祉センター希望の家が京都市の委託を受けて管理運営している。
実は南区東九条は、京都市の中でも在日韓国・朝鮮人が多く住む地域だという。
このような東九条の歴史的特性を活かすべく、京都市地域・多文化交流ネットワークサロンでは“地域交流”と“多文化交流”を促進するための事業を展開。多文化共生に関する情報提供やボランティアの養成、日本語教室の開催などを行っている。
さらに、地域交流や多文化共生を目的とする団体の登録を受け付け、団体間の連携・交流を支援。登録団体はサロン内の施設を利用したり、ホームページや広報誌などを通じて活動内容を発信したりできる。
交流の輪を広げる「東九条春まつり」
「東九条春まつり」は今年で13回目。国籍に限らず年齢や障がいといった多様な背景を持つ人々が交流を深められるように、地域に密着しながらも国際色豊かな企画が用意されている。
ステージでは、さまざまなグループがパフォーマンスを披露する。
例えば朝鮮半島の伝統打楽器を使った演奏や朝鮮舞踊を実際に目にすることで、韓国・朝鮮の文化をより身近に感じられるだろう。
また、地元の凌風小中学校吹奏楽部や京都市立芸術大学のサクソフォンカルテットによる演奏もお聞き逃しなく。
出店ではフランクフルトや、
焼きそば、焼き芋、綿菓子など日本のお祭りではお馴染みのフードが並ぶ。
一方で、韓国料理やフィリピン料理、
タイカレーなど世界各国の料理を味わえるのも嬉しい。おいしい食事が、異なる文化への興味を高めるきっかけになりそうだ。
その他、体験型コーナーも実施。
児童向けの工作コーナーやスタンプラリー、健康チェック、資源ごみ回収など誰でも参加しやすい内容となっている。
なお、4月14日(月)から祭り当日の26日(土)までは展示ブースを設置。ここではネットワークサロンの登録団体や高齢者施設、凌風学区の子どもたちの作品が展示される。
4月20日(日)の休館日を除いて各日9時から17時まで観覧できるので、気軽に立ち寄ってみては。
イベント概要
「第13回 東九条春まつり」の開催日時は、4月26日(土)の11時から15時まで。オープニングプログラムは10時45分から開始予定。
会場の京都市地域・多文化交流ネットワークセンターには専用の駐車場がないため、公共交通機関か近隣のコインパーキングを利用しよう。電車なら、JR・市営地下鉄「京都駅」八条口、市営地下鉄「九条駅」、京阪電鉄「東福寺駅」の各駅より徒歩15分ほどでアクセスできる。
当日は雨天決行だが、諸事情により内容が変更もしくは中止になる場合、京都市地域・多文化交流ネットワークセンターの公式サイトにて発表するとのこと。
ちなみにごみ削減の取り組みとして出店ではリユース食器を使用しており、エコバッグ持参も呼び掛けているので、ぜひ協力してほしい。
たくさんの人々がこの祭りに参加し、楽しむことで、東九条地域の多文化交流もますます盛り上がるのではないだろうか。
■第13回 東九条春まつり
会場:京都市地域・多文化交流ネットワークセンター
住所:京都府京都市南区東九条東岩本町31
イベント詳細ページ:https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000338952.html

紫原もこ
生まれも育ちも京都のWebライター。とはいえ京都についてはまだまだ勉強中。趣味は観劇、美術館・神社仏閣巡り。
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