【東京都中央区】「庄村健・庄村久喜作陶展」にて陶芸作家や作品を生成AIの多言語対応で紹介

*写真の作品は、庄村久喜氏の「磁の鉢」。絹を纏い真珠が輝くような光沢感が唯一無二の美しさです。
Wsenseは、3月26日(水)〜31日(月)に東京・日本橋三越本店 美術特選画廊で開催される「庄村健・庄村久喜 作陶展」で、伝統芸術と生成AI技術のコラボレーションを実施。AI技術による多言語対応バーチャルヒューマンで、陶芸家の「独自な創作理念と深い情熱の物語」を紹介する。
多言語で作家の制作意図や作品解説などを配信
Wsenseは、世界と日本を繋ぐ架け橋をミッションに、伝統と革新、風土や個性を理解し、それらが展開するステージをブランディングしている。2024年には、神奈川県・箱根にあるポーラ美術館のミュージアムショップにて、フランス人間国宝作家の作品を展示販売。2024年12月からは、陶芸家・奥川俊右ェ門氏の富士山をモチーフにした淡麗な陶磁作品の展示販売を展開中だ。同社が開発した「ARTsense with AI」の最先端生成AI技術による多言語対応で、作家の制作意図、各作品解説などを配信している。
来場者は、各自のスマートフォンで動画内の作家の姿と声を介して、創作の理念や背景にあるストーリーなどに触れることができる。言語は、日本語、英語、中国語、フランス語などから選択が可能。日本語が母語でない来場者でも、各自の慣れ親しんだ言語で解説を聞くことが可能だ。そして、映像と音声は作家本人なので、より効果的な臨場感が期待できる。
一方、作家にとっても、自らで作品への想いを数カ国語で語りかける、これまでにないパフォーマンスによって、真意を伝えることが叶う仕組みとなっている。
生成AI技術を使用した伝統と革新のコラボ
「庄村健・庄村久喜 作陶展」では、佐賀県有田町にて1884年(明治17年)に創業した「晩香窯」の5代目当主・庄村健氏と6代目・庄村久喜氏親子による伝統的な陶芸美の数々が並び、AI技術による多言語対応バーチャルヒューマンで、陶芸家の「独自な創作理念と深い情熱の物語」を紹介する。
庄村親子展は今回が2回目。5代目・健氏の作品は、青や赤で幻想的な艶と肌感をもった世界を表現。作品は英国の大英博物館でも収蔵されている。
6代目・久喜氏も個人陶芸作家として活躍しており、シルクパールのような繊細で可憐な光沢を放つ独自技法による白磁が特徴。国内外で高い評価を受け、2022年の陶美展では大賞受賞。今回は新しい作風の白磁も初公開する。「磁の鉢」は、絹を纏い真珠が輝くような光沢感が唯一無二の美しさだ。このほか、今年は8月に広島、10月に福岡で展覧会の開催予定している。
庄村久喜氏の白磁 紹介動画にて、作家本人の音声/多言語による作家からのメッセージを聞くことができるので、チェックしてみよう。
ポーラ美術館でも多言語で紹介
2024年12月にポーラ美術館にて紹介した奥川俊右ェ門氏は、大物ろくろの国の無形文化財であった名人・初代奥川忠右エ門氏の最後の弟子。俊右ェ門の青白磁花紋大皿は、英国の大英博物館でも収蔵されており、2023年 ポーラ伝統文化地域賞を受賞している。

写真の「青白磁逆さ富士花瓶」は、独創的に”逆さ富士”を描き出した珠玉の逸品(幅:27.5cm,高さ:19.5cm)
奥川俊右ェ門氏の紹介動画でも、映像から「青白磁逆さ富士花瓶」などに込められた作家の人生哲学と情感を、直に感じ取ることができる。
AIで拓く創作の新境地で芸術家を補完
Wsenseでは、未来の芸術創作は、感情を持たないAIがすべてを生成するのではなく、AIが芸術家や工芸家の創造活動を補完することで、創意とインスピレーションの無限の伝達を実現できると確信している。
芸術家・創作者が、自身の創作理念、人生経験、情感、そして独自の芸術的視点などを、自由に世界に発信できれば、作品の核心をもっと伝えられるはず。今後も、最新で最先端のAIを絶えずキャッチしながら、芸術家の創作の新境地を開く表現を、迅速に形にする手助けをしていく。
「庄村健・庄村久喜 作陶展」を訪れて、最新のAI技術による「独自な創作理念と深い情熱の物語」を体験してみては。
庄村健・庄村久喜公式HP:https://www.bankougama.com
庄村久喜氏の白磁 紹介動画・日本語:https://youtu.be/Lk1NGsu7h_4
Wsense公式サイト:https://wsense.co.jp/
(山本えり)
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