ゲームを楽しみながら社会問題を学び支援できる、高校生が考案した街づくりアプリが優勝!

株式会社マイナビは、全国の高校生を対象にした国内最大級のビジネスコンテスト「第11回 マイナビキャリア甲子園」の決勝大会を、3月15日(土)、16日(日)に、大手町三井ホール/大手町三井カンファレンスにて開催した。

「マイナビキャリア甲子園」は、企業が出題するテーマに対して、高校生がチームを組んで課題解決に挑むビジネスコンテスト型探究学習プログラム。2014年にコンテストを開始して以来、年々参加者数は増加。第11回を迎える今年は昨年の参加数を上回り、過去最高の全国3,136チーム・11,595名の高校生が参加した。

今年のコンテストの大テーマは「Be Adventurers」。「新しいアイデアやビジネスモデルを探究する中で、これからの時代を生き抜くための自分自身の道標を発見してほしい」という思いが込められている。この大テーマをもとに各企業が出題したテーマの中から、高校生チームが1つテーマを選択し、テーマに基づくアイデアをプレゼンする。今年は、「Discovery 部門」、「Innovation部門」の2部門に分け、それぞれ優勝・準優勝・特別賞〈トリリオンゲーム賞〉が表彰された。

取材に伺った3月16日(日)には、「Innovation部門」のコンテストが実施された。決勝まで勝ち進んだ5チームが、それぞれの企業から与えられたテーマに基づきビジネスモデルを考案。どのチームも高校生とは思えないほどの本格的なビジネスモデルを提案し、熱量のあるプレゼンを行っていた。

全5チームがプレゼンを終えた後、結果発表と表彰が行われた。特別賞〈トリリオンゲーム賞〉はセコム代表の男子2人組の「HIGH TIDE」が受賞。「HIGH TIDE」は「セコムグループの力を使って、5年後のあなたの日常にポジティブインパクトを起こす”遊び心”ある新サービスとは」というお題のビジネスモデルを発表した。

各チームの順位は、審査員の評価と視聴者投票による得点の合計得点で決定した。準優勝は合計205点を獲得した、ファミリーマート代表の女子4人組の「ファニーズ」が受賞。「ファニーズ」は、「デジタル化が進んだ10年後を定義し、地域社会や文化と共創し社会問題を解決する、ファミリーマートの新規事業を提案せよ」というお題によるビジネスモデルの発表を行った。

そして、「Innovation部門」の頂点となる優勝は、合計207点で準優勝と2点差という僅差で、ロッテ代表の男子3人組「ロッテで繋がろって」に決定した。チーム名を読み上げられ優勝が告げられると、両手を挙げてステージ前方へと進み、メンバー同士で抱き合い喜びを味わっていた。

「ロッテで繋がろって」は、「今後の社会構造の変化を捉え、『チョコレート』をキーワードにした、世の中を幸せに変革させるわくわくするようなサービスを創出せよ」というお題からビジネスモデルを提案しプレゼンを行った。

「ロッテで繋がろって」は、ロッテのチョコレート製品をテーマにした街づくり発展アプリ「Chocolatia」を提案。チョコレートの原料であるカカオの収穫量減少などの社会問題に着目。資源の収集と管理、社会問題をゲームを通して学ぶことができ、消費者に知られていない一次産業の現状をプレイヤーが楽しみながら知ることができる仕組みを提案し発表した。

優勝した感想を聞かれた「ロッテで繋がろって」の原田さんは「ロッテの方々と話し合いをしたからこそ、このアイデアを進めることができました。これからもチョコレートやカカオ生産者のことを意識しながら生活していけたら」と語っていた。

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